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花粉、ダニ・・・アレルギーから家族を守る!

【アレルギー対策】玄関、壁、衣類…掃除&洗濯のコツを藤原千秋さんが伝授!

2020.01.28

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花粉、ダニ、カビ・・・住まいのアレルゲン(アレルギーの原因物質)対策に必要なのは、普段のちょっとした心がけ!いつもの掃除・洗濯を見直すだけで、アレルゲン対策になるんです!

アレルギーの予防・緩和に役立つハウツーを教えてくれるのは、おなじみ、住生活ジャーナリストの藤原千秋さん。

今回は「玄関」「壁」「窓辺・水まわり」「衣類」「電化製品」の掃除・洗濯の仕方をお届けします。

玄関のアレルゲン対策
花粉を部屋に入れない

玄関のアレルゲン対策01
たたきに落ちた花粉は掃除機で吸引

「たたきには、靴についたり空気の流れと一緒に入ってきた花粉がたくさん落ちています。ほうきで掃くと舞い上げてしまうので、掃除機で吸い込むのが得策。
たたきから吸い込み口を1 ㎝ほど浮かせて、じかにたたきにつかないようにして」(藤原千秋さん)

玄関のアレルゲン対策02
空気清浄機や玄関マットで水ぎわ作戦

「玄関の外には、よく店舗の入口にあるような、目の詰まったマットを設置。靴裏の花粉をここでしっかり落としましょう。
玄関の中には空気清浄機を一台置くと、入ってくる花粉の量を効果的に減らせます。玄関の外で髪や肩の花粉を払い落とすのも忘れずに」(藤原千秋さん)



壁(クロス)のアレルゲン対策
付着した汚れをふき洗いでオフ!

ビニール製クロスは、花粉などのアレルゲンや汚れがつきやすい場所。1シーズンに一回でいいので、しっかりこすりぶき!

壁(クロス)のアレルゲン対策
油分&たんぱく質を含む汚れはセスキ水やエタノールでふき洗い

「リビングなどの換気扇の吸気口まわりのクロスは、すすなどで汚れたり花粉がついたりするので、セスキ水や消毒用エタノールでふき洗い。
下のほうの壁は、ペットの分泌物が揮発して付着していることも多いので、同様にふき洗いして」(藤原千秋さん)

窓辺・水まわりのアレルゲン対策
カビの発生源を元から断つ!

暖かく適度な湿度のある室内は、外気との差で結露が発生しやすい。結露で生じた水分は放置せず、すぐにふき取るのがポイント。

窓辺・水まわりのアレルゲン対策
エタノールでふいてカビを根本から退治

「結露しやすい窓辺や、洗面所などの水まわりは、水分を残さず常に乾燥した状態をキープすることが重要。
生えてしまったカビは、放置すると増える一方。速やかに消毒用エタノールでふき取ります。中性洗剤や水ぶきはカビが増えるので×」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめ

窓の結露対策に!水気を強力に吸い取る
強力なバキューム力で、水を垂らさずしっかり吸引。結露対策のほか、窓掃除、風呂場のカビ防止などいろいろ使える。窓用バキュームクリーナーWV 1 プラス オープン価格/ケルヒャー

コードレスで小回りがきく!

衣類のアレルゲン対策
皮脂汚れを残さない!

皮脂や汗の汚れが残る衣類は、ダニリスクが上昇!シーズンオフでしまい込む前のケアが大事です。

衣類のアレルゲン対策01
ダニよけ効果のある洗剤などでダニを寄せつけない

「毎日の洗濯はもちろんですが、特に注意したいのは衣替えでしまい込む衣類。皮脂などの汚れが衣類に残っているとダニを誘引しやすくなるので、しまい込む前の洗濯が重要。
ダニよけ効果のある洗剤や柔軟剤を上手に活用して」(藤原千秋さん)

× NG! 残り湯はダニを引き寄せやすい
「人間の皮脂には、ダニを誘引するニオイが含まれているといわれます。洗濯に残り湯を使うのはエコですが、残り湯には皮脂が混ざっているので、特にすすぎでは使わないほうがベター」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめ

柔軟剤もダニよけで安心!
香りでごまかさず、気になるニオイをしっかり消臭・防臭する柔軟剤に、ダニよけ成分をプラス。生きているダニを寄せつけない。レノア本格消臭 ダニよけプラス 540㎖ オープン価格/P&G
※屋内塵性ダニを寄せつけにくくします。すべてのダニ・素材に効果があるわけではありません。柔軟剤は、超薄手を除く綿素材に対してダニを寄せつけにくくします。詳細はariel.jpをご覧ください。

ダニよけ洗剤との合わせ技もgood

衣類のアレルゲン対策02
衣替えの前に引き出しの中を出して消毒ぶき!

「引き出しや衣装ケースの中には、角質のかけらなどダニのエサになるものがたまりがち。衣類を入れ換える際には一度中をカラにして、掃除機で吸い取ってから消毒用エタノールでふいて。
いただいたお古などを入れておいた引き出しも要注意!」(藤原千秋さん)

電化製品のアレルゲン対策
アレルゲンを含むほこりを除去!

家電製品の静電気は、部屋の中に舞うほこりを吸い寄せます。目に入りにくい部分だけに、定期的にチェックを!

電化製品のアレルゲン対策
掃除機か化繊モップで舞い上げないように除去!

「テレビなどの裏は、ほこりがたまりやすい場所。ほこりの中にはダニの死骸やフン、花粉が混ざっていることが多いので、しっかりオフしましょう。
掃除機で吸い取るか、ほこりを吸着しやすい化繊モップでふき取るのが正解です」(藤原千秋さん)

× NG! ハタキはほこりを舞い上げて逆効果!
「家電や家具の上のほこり落としにハタキを使ってしまうと、アレルゲンを含むほこりを舞い上げてしまうだけ。吸い込むとアレルギーが悪化します。静かに吸うかふき取るようにして」(藤原千秋さん)

藤原千秋さんのおすすめ

細かいほこりもキャッチして逃さない!
サッとなでるだけでほこりを舞い上げずにからめとる。毛足が長く、小さな隙間や狭い場所のほこりも一気に取れる。クイックルハンディ ブラック オープン価格/花王

出しっぱなしでもサマになる黒が◎

撮影/齊藤晴香 イラストレーション/松元まり子 取材・原文/遊佐信子
※商品の価格は本体価格(税抜き:2020年1/7発売LEE2月号現在)で表示しています。詳しくはLEE2月号をご覧下さい。

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