みんなが頼るのは理由があるんです
名品も新定番も! 「ハピうま大賞2019」
毎日のごはん作りをおいしくラクにしてくれる“ハピうま”な調味料や食品を読者投票で選ぶこの特集は、今年で10年目を迎えました。 恒例のランキング発表に加え、この企画がスタートしてから今まで、ヒット食品が食卓をどう変えてきたのかも含め、全6回の連載で振り返ります!
一回目「ごはんがすすむ部門」はこちら
二回目「野菜をおいしく食べる部門」はこちら
三回目「麺つゆ・鍋つゆ部門」はこちら
四回目「とっても時短!部門」はこちら
第五回目は、日本全国から逸品が集合「ご当地部門」をご紹介します!
料理家&食通エディターがリアルに愛用している地方発の調味料や食品をリサーチ。食のプロが絶賛する逸品を、いち早くチェックして!
料理家&食通エディター10名が推薦!
料理家 黄川田としえさん・料理家 近藤幸子さん・料理家 角田真秀さん・料理家 ワタナベマキさん・フードスタイリスト サイトウレナさん・エディター 相馬由子さん・エディター 田中のり子さん・エディター 福山雅美さん・エディター 藤井志織さん・ハピうまニュース担当編集 M美
東京都 田中のり子さん推薦
あたらしい日常料理 ふじわら「おいしい唐辛子」
料理家の藤原奈緒さんが手がける、にんにくや花椒などで香りをつけたオイルを唐辛子に漬けた調味料。和洋中エスニックと何にでも合う。
「ピリッとスパイシーで食がすすむ大人の味。炒め物や和え物のアクセントに、お鍋の薬味にと万能に使えます」
神奈川県 藤井志織さん、ワタナベマキさん推薦
NORMA「鵠沼魚醬」
片瀬漁港であがった新鮮なイワシを1年以上じっくり熟成することで、臭みのない香ばしい魚醤に仕上がっている。
「炒め物や和え物など、いつもの料理に使うだけでコクUP」(藤井さん)
「外国産の魚醤よりうま味が強く感じられてお気に入り」(ワタナベさん)
北海道 編集M美推薦
茅乃舎「«北海道限定》豚丼のたれ」
豚丼が手軽に作れるたれ。香り高い燻製醤油と丸大豆醤油に、りんごの爽やかな風味をプラス。
「北海道の親戚にお土産でもらい使って感激! 炒めた豚肉に加えて少し煮るだけできれいな照りとコクが。安いお肉もたちまちランクアップします」
山形県 ワタナベマキさん推薦
山一醤油「あけがらし」
江戸時代より同醸造だけでつくられてきた秘伝の「あけがらし」。原料は米麹や麻の実、からし、唐辛子など。まろやかな辛さと麻の実のプチプチ食感がクセになる。
「お肉と和えたり野菜炒めに加えたり。調味料としてだけでなくそのまま食べることも」
秋田県 近藤幸子さん推薦
羽場こうじ店「㐂助(きすけ)みそ」
大正7年創業の米麹専門店がつくるみそは、大豆1に対して米麹3の割合で配合。一般的なみそに比べて、たっぷりと米麹を使用することで、芳醇な香味を堪能することができる。
「まろやかな甘めのみそで、料理に加えるだけで一気に味に深みが出ます」
静岡県 黄川田としえさん、藤井志織さん推薦
やいづ善八「深み鰹白だし」
焼津産かつお節からひいただしを使用。
「シンプルな味つけで、だしの風味がしっかり感じられます。麺料理やソース作りにもよく使っています」(黄川田さん)
「料理の味をバシッと決めてくれます。オイルで割ってドレッシングにすることも」(藤井さん)
奈良県 サイトウレナさん推薦
柿の専門 いしい「柿酢」
奈良・吉野産の柿と酵母だけでつくられた純柿酢は、まろやかでフルーティな酸味が特徴。揚げ物にかけたり、ドレッシングにちょい足ししたりと、いろいろな楽しみ方が。
「サラダや酢の物などの料理に、またビネガードリンクとして飲むのもお気に入り」
滋賀県 角田真秀さん推薦
百菜劇場「おかず味噌 ねぎ」
滋賀県産のお米と大豆からできた米麹味噌に、ねぎがたっぷり入ったおかず味噌。ねぎの食感と風味は、ごはんのおともにぴったり。
「農家さんみずからつくった味噌がベースなので、安心できるおいしさ。ネットからも購入でき、プチ手土産に喜ばれます」
和歌山県 福山雅美さん推薦
神蔵屋 紀州しみず「ぶどう山椒」
ぶどうの房のように実る、和歌山県発祥のぶどう山椒は大粒で肉厚なのが特徴。ただ辛いだけでなく風味が抜群によく、食材のうまさをひきたてる。
「スーッと鼻を抜ける爽快な香りがたまりません。塩で焼いた鶏肉にかけるだけで一気に味がひきしまります」
広島県 相馬由子さん推薦
よしの味噌「広島れもん鍋のもと」
香り高い広島県産レモン×塩麹の鍋の素。爽やかなレモンと優し甘さの塩麹がマッチ。希釈タイプで、パスタや唐揚げの下味などアレンジの幅も広い。
「AKOMEYAにて発見。さっぱりしたレモンの風味がお肉や魚によく合い、暑い季節でも美味!」
香川県 田中のり子さん推薦
いりこのやまくに「パリパリ焙煎いりこ」
希少な瀬戸内海産の銀付いりこの頭や内臓、汚れを手作業で取り除くことで雑味のない上質な味わいに。だし用のほか、そのままサラダやピザのトッピングなどにも。
「だしをとった後も具材としていただけます。おやつ代わりにそのまま食べることも」
徳島県 ワタナベマキさん推薦
光食品「ヒカリトマトケチャップ」
真っ赤に完熟した有機トマトをたっぷりと使用したケチャップ。トマトが持つ自然の甘味を生かした、甘口仕上げ。添加物不使用なのもうれしい。瓶詰めのほか、チューブタイプ(500g¥530)も展開。
「甘口なのでピザソースとしてもよく使います」
長崎県 角田真秀さん推薦
壱岐の蔵酒造「しっとり ゆずしお」
壱岐の海水を平釜で炊き出して生まれた塩と、国産のゆず果汁を合わせた逸品。焼き肉やお刺し身、お鍋など幅広く使える。
「瓶を開けた瞬間、感動するほどゆずのよい香りが。カットしたかぶや大根と一緒にもむだけで、おいしい浅漬けが完成します」
熊本県 藤井志織さん推薦
麻こころ茶屋「香りラー油」
圧縮法で絞った良質なごま油を主原料に、複数のオーガニックスパイスやナッツが加わった、辛さよりも豊かな香りを楽しむラー油。
「マイルドな辛さで、子どもも食べられるので重宝しています。中華料理以外にも使いやすく、大容量なのもうれしい」
明日は、ハピうま大賞2019のBEST3、金賞・銀賞・銅賞を発表します。お楽しみに!
撮影/三村健二 取材・文/古川晶子、相馬由子(ディライトフル)
LEE10月号『名品も新定番も! ハピうま大賞2019』から
詳しくは2019年9/6発売LEE10月号に掲載しています。
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