今ある仕事がAIに奪われる、という話はよく聞きます。実際にどの程度の仕事がAIに代替されるのか、はその時になってみないとわからない部分もありますが、これから社会は大きく変化していくのは確か。
いい学校を出ていい会社に入れば安心という、これまでのロールモデルが通用しないこれからの時代に対応する人間を育成するための高校が開校するとのことで、記者会見に行ってきました。
実生活で役立つスキルを磨く教育プログラム
「教育は、変わらなければならない。変えなければならない。」をコンセプトにした『ルークス高等学院』は、教育事業に携わる斎木陽平さんが校長を務めます。
他の学校と大きく違うのは、授業スタイルと授業内容。従来の学校では生徒の習熟度に関係なく、一般科目は一斉授業で行われてきましたが『ルークス高等学院』では一人一人に合った学習計画を立てたうえで学んでいきます。
一般科目が効率よく学習できるシステムにすることで、授業時間がコンパクトに。そこで生まれた時間にビジネス、テクノロジー、クリエイティブ、リベラルアーツの4種類の特別科目の授業に当て、実社会で使えるスキルを磨くとのこと。特別科目は社会で活躍する専門家から直接学べるのが大きなポイント。そしてこのリベラルアーツのカリキュラムを俳優の伊勢谷友介さんが監修しているのです。
伊勢谷さんの経験が生きたリベラルアーツのカリキュラム
伊勢谷さんが監修するリベラルアーツの授業では、様々な事象や構造を横断的に理解するための大局的な視点を持つことを目的にしています。そもそも、なぜ伊勢谷さんが『ルークス高等学院』の発起人になり、授業の監修をすることになったのか。それは自身の経験によるところが大きいとのこと。
「25歳で映画監督になり、夢を叶えたように思いました。でも夢を叶えたあとのことは、学校で教えてもらっていないことに気づきました」
そこから何を積み上げていくべきか、自分を客観視するようにしたところ、自分の周りのことから国や地域、引いては地球に対して何ができるのか、どんどん視点が広がっていったそう。この利他精神を持つことが社会のためになり、それは自分にも返ってくることに気づきます。
そこで伊勢谷さんはこれまで人間がもたらした環境や社会への影響を見つめ直し、新たなビジネスを通して未来の生活を提案する『リバースプロジェクト』を立ち上げ、新たな人類の在り方を模索しています。授業では主体的な選択や判断ができる自分になるため、『リバースプロジェクト』が地方で携わっているソーシャルプロジェクトに参加し、リアルな社会問題と向き合いながら学ぶなどし、哲学を持った人間になることを目指します。また伊勢谷さんも、年に数度講師として登場する予定があるとのこと。
さらに日本、ミャンマー、インド、モンゴルの4カ国への海外留学やTOEFLテストに対応した英語学習プログラムにも取り組むなど、グローバルに活躍できるスキルも育むそう。
高校卒業資格もとれるので、気になる人はサイトをチェックしてみてください。
『ルークス高等学院』の公式サイトはこちら!
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津島千佳 Tica Tsushima
ライター
1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。