暑い夏がやってきましたね!
私の暮らしの中で、特にこの季節に活躍してくれるアイテム……それは、てぬぐいです。
いつからか、使いやすさとデザインにときめいて少しずつ集めているうちに、その数、30枚ほどになっていました。
スッキリ&ミニマムな暮らしに憧れていながら、明らかに多いとは思うのですが……“それでも、なぜか、欲しくなってしまうもの”って、ありませんか?
私にとっては、それが手ぬぐいなのかもしれません。
一目惚れしたもの、旅の記念に買ったもの、友人にもらったもの……1枚1枚、思い入れがあります。
今回は、(とってもささやかですが)そんなてぬぐいたちが私の日常に溶け込んでいる様子をご紹介したいと思います。
ハンカチ、タオル、布巾代わりに
日本で昔から受け継がれてきたものだけあって、てぬぐいは実用性抜群。
私は最初、ハンカチ代わりに使い始めたのですが、大きい、薄くて軽い、吸水性が高い、すぐに乾く……などなど、いいことばかり。
夏や旅行中は、2~3枚持ち歩くようになりました。
最近出番が多いのは、スイカ柄。ちなみに、今年のお正月頃は、干支にちなんだ柴犬柄のものをよく使っていました。
また、我が家ではキッチンやダイニングで、タオルや布巾の代わりとしても愛用中。
そのほか、テーブルランナーやランチョンマットやおしぼり……1枚で何役もこなしてくれて、本当に頼りになる存在です。
家の中でもあちこちに
実用性だけでなくデザイン性も高いのも、てぬぐいの魅力。
古典的なものからおしゃれなものまで幅も広く、いろいろな世界観が楽しめるんですよね。
我が家では、家の中のあちこちで、カラフルなてぬぐいが目に入ります。
例えば……色も形もバラバラの、細々とした園グッズが入っているカゴには、てぬぐいで目隠し&埃よけ。
寝室の片隅に置いてあるカゴにも、同様に。その手前のティッシュカバーも、てぬぐいで包んで結ぶだけで簡単にできるのでオススメです。
もちろんこれらは、いつでもすぐに洗濯&交換可能。時々別のデザインにしてみると、意外なほど気分も変わります。
ママにとっても強い味方!
私がてぬぐいの底力を実感したのは、育児を始めてからかもしれません。
新米母親にとっては、子どもとの外出はハプニングの連続!
「スタイが濡れた!」「お食事エプロンが汚れた!」「ひざかけを忘れた!」「日差しが気になる!」「息子が噴水に突進して全身ずぶ濡れに!(ありますよね……?)」なんて時。
「あぁ~、持っててよかった!」と、何度てぬぐいに助けられたことでしょう(笑)。
息子のお気に入りNo.1は、大好きな阪急電車のてぬぐいなのですが、赤ちゃんの頃はよくベビーカーに乗って気持ちよさそうに触っていました。
少し大きくなってからは、これを下敷きのようにしてミニカーを並べるなど、遊び道具のように活用。カフェやレストランで、短時間ではあったけれど夢中になってくれていたなぁ……懐かしい!
子どもが汗をかいたり水遊びしたりする機会が増えるこの季節、今年もてぬぐいをバッグに入れてお出かけしたいと思います。
“飾るてぬぐい”デビュー!
そして最近、今更ながら増えた楽しみが、てぬぐいを“飾る”こと。
我が家は引っ越しをしたばかりで、家の中が殺風景。「壁に飾るポスターやファブリックボードが欲しいなぁ」と考えながら、なかなか決められずにいたところ、気軽に掛け替えられるてぬぐいの存在を思い出したのでした。
というわけで、私が新居に来て初めて買ったインテリアアイテムは、タペストリー棒。
これまでは“飾ること”を意識して選んでいなかったため、絵画のようなデザインのてぬぐいはあまり持っていなかったのですが、とりあえず手持ちのものを床の間に。
ちょうどワールドカップの時期だったので、気分が上がりました(笑)。
クリスマスなどのイベントシーズンには、リビングに合うものを飾ってもいいかも、と妄想中。
これからは、飾るためのてぬぐいも欲しくなってしまう予感……!
てぬぐい生活、今後もまだまだ続きそうです。
藤本こずみ Kozumi Fujimoto
ライター
1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。