ここ数年、ロボット掃除機やスティッククリーナーも進化している掃除機。ライフスタイルに合った掃除機を組み合わせて持つことで家事の手間が激減することも。あらゆるタイプの掃除機を知り尽くした賢人2人が掃除機のトレンドと本当に使える機種をナビゲート。今回は進化した「ロボット掃除機」を４タイプご紹介します。

ロボット掃除機

自分が手を動かさなくても掃除ができるのはとても画期的。家が広くなくても使いやすい製品も。

日本の家庭にぴったりな床拭きロボット

アイロボット／ブラーバ ジェット

専用パッドを取り付けてぞうきんがけができる床拭きロボット。専用パッドを購入する必要はあるものの、価格は一般的なロボット掃除機に比べるとかなり抑えめで、ボディも超小型。「掃除機のように吸引しない分、運転音が静か。狭い場所でも力を発揮するので、ロボット掃除機を＂うちでは無理かも＂と思っていた人におすすめです」（戸井田さん） ￥32200（編集部調べ）／アイロボット

＼ワンタッチでパッドをポイ／

ボタンを引くだけでパッドが本体から外れて、そのままごみ箱に。汚れたパッドを触らずに処理できます。

教えてくれたのは

家電コーディネーター
戸井田園子さん
大手プレハブメーカーでインテリアコーディネーターを担当。性能・デザイン・価格をトータルに比較し提案。『All About』の家電ガイドも務める。

『家電Watch』編集長
阿部夏子さん
家電の情報サイト『家電Watch』編集長として、さまざまな掃除機を比較・体験。現在自宅には8台の掃除機が。1歳の子を持つママならではの目線も。

 

隙間にも入る小型ボディが最大の武器

日立／ミニマルRV-EX1

直径25cmほどのボディは、ほかのロボット掃除機に比べるとかなり小さめ。家具と家具の間や家具と床の隙間にも入り込むことができます。「ボディは小さめですが能力はハイクラス。素早くキビキビ動きます。日本の住宅にマッチしたサイズです」（戸井田さん）。AIスピーカーにも対応、エラーが起きた場合に、声をかけるだけでその内容と対処法が確認できます。￥95000（編集部調べ）／日立

＼椅子の間のホコリも取る！／

ダイニングテーブルや椅子の脚の周りもぐるりと回って掃除します。この動きの細かさは魅力的！

丁寧な動きが安心できる

パナソニック／ルーロ MC-RS800

「独自の三角形で部屋の隅まできっちりごみを取ります。3種類の障害物センサーを搭載しているので、家具や壁などに激しくぶつかることなくキワまで掃除できるところも含め＂日本の掃除機＂らしさがある製品」（阿部さん）。ラグやじゅうたん程度（約２cm）の段差なら乗り越えていけるのもうれしいところ。安心して家中の掃除をまかせられます。￥148000（編集部調べ）／パナソニック

＼部屋の隅までしっかり掃除／

三角形の角の部分が隅っこにフィット。ごみがたまりやすい場所を学習して効率よく走行する機能も。

着実に賢く使いやすくなってます

アイロボット／ルンバ980

ロボット掃除機の代名詞ともいえるルンバ。「最上位モデルの980はパワフルさに加え、アプリで掃除ルートを確認することができます」（阿部さん）（ルンバ980）￥135000（編集部調べ）／アイロボット

アイロボット／ルンバ890

「980よりもリーズナブルな890も掃除のクオリティは980に劣らず。ローラー部分がゴムでできていて、毛が絡まりづらいのもうれしいところ」（戸井田さん）（ルンバ890）￥75400（編集部調べ）／アイロボット

＼じゅうたんもお手のもの！／

2cm程度の段差は問題なし。ルンバ980は床の素材によって吸引力を変えるので、じゅうたんの中もきれいに。

４タイプの「最新ロボット掃除機」お気に入りのロボット掃除機は見つかりましたか？
次回は、機能充実な最新掃除機３タイプ「キャニスター型」「スティッククリーナー」「ハンディクリーナー」をご紹介します。
詳しい内容はLEE4月号に掲載中です。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね！

撮影／名和真紀子　スタイリスト／大谷優依　取材・原文／古川はる香

※商品の価格は本体価格（税抜き：2018年3/7発売LEE4月号現在）で表示しています。