今年も、家族5人で行って来ました!
琴平神社に夏詣(なつもうで)
新年の「初詣(はつもうで)」が広く知られているように、日本には年の初めに神社仏閣に詣でて無事を祈る風習がありますね。一方で、「夏詣(なつもうで)」という言葉を、皆さまご存知でしょうか?「夏詣」は、1年を半分に区切って迎える節目の参拝。6月30日前後に行われる「夏越(なごし)の大祓」で、半年分の穢れを祓い浄めた後、7月以降に神社仏閣を訪れ、これまでの無事に感謝し、残り半年の平穏を願う行事です。神道では「年越の大祓」と同様に重要視されて来た、厄除けの神事でもあります。
我が家の産土神社・神奈川県川崎市にある琴平神社でもこの時期、「茅の輪(ちのわ)」が設置されています。茅で作られた輪をくぐることで、厄災を祓い、無病息災を願います。(昨年以前に訪れた時の過去記事は以下の通りです↓)
…という訳で、今年は夫の「夏詣、行かへんの?」という言葉を皮切りに、5人全員が揃う貴重な日がたまたまあったので、行って来ました!!私達が訪れた日は大安、ほとんど他の参拝客もいなくて、境内はほぼ貸切状態。

茅の輪は、疫病が流行した際に、ある男が神のお告げにより茅の輪を付けて難を逃れたという伝説に由来しているようです。

Passing through the grass wreath!!
茅の輪くぐり
茅の輪くぐりは、平安時代の和歌 “水無月の 夏越の祓する人は 千歳の命 延ぶといふなり” を唱えながら行うとも言われているようです。また、人形(かたしろ)と呼ばれる紙の人型に自分の穢れを移してお焚き上げや水に流す「人形(ひとがた)納め」も広く行われているとのこと…。琴平神社でも社務所で人形を受けられるようでしたが、今回も前年同様茅の輪のみで。
ちなみに、今年の琴平神社の夏詣期間は6月30日から8月いっぱいまでだそうです。(公式HPには載っていませんが、電話で確認しました。)

まずは手水舎で手や口をすすぎ浄めます。コロナ禍の間に、手水舎のお水が人感センサー式になったんですよね。昔ながらの柄杓もちゃんと置いてあります。

正面から茅の輪に入って、8の字を描くように3回茅の輪をくぐります。ちゃんと茅の輪のくぐり方の説明書きもあって親切…!

After passing through the grass wreath…
儀式殿に参拝
茅の輪くぐりを終えた後は、そのままいつも通り儀式殿に参拝します。お願い事はせず、日頃の感謝だけを捧げて来ました!

社務所では、夏詣おみくじやお守り、御札の他に、『古事記」が学べる『古事記のものがたり』や『美しい日本の神話』などの本も販売されていました!!戦後以降、学校教育の中で学ぶ機会がなくなってしまった、『古事記』の物語…。日本人の教育においてものすごく大切な、核の部分だと思うんですけれどね…。


参拝を終えたところ。


“Goshuin” stamp Natsu-Moude ver.
御朱印 夏詣ver.も!!
期間中は「夏詣 特別御朱印」も頒布されています!!

今年の夏詣の特別御朱印は、茅の輪を大きく描いたデザインで、背景には紫のお花もあしらわれています!おそらく紫式部(ムラサキシキブ)の房花をイメージされているのでしょう…!日本の夏らしい清涼感や風情が感じられる素敵な御朱印です♡

全国の神社仏閣で実施中!
「夏詣」が提唱されて11年目
夏に訪れる神社の清々しさもまた格別です。「夏越の祓え」は「水無月の祓え」とも呼ばれ、京都などではこの時期に「水無月」という和菓子を食べる習慣があるようです。LEE100人隊でも、029 Yukapoさんが京都の名店の「水無月」について記事を書かれていました!(Yukapoさんの記事はこちらです↓)
水無月は白いういろう生地に小豆をのせた三角形のお菓子で、氷をかたどった形と、小豆の赤い色で魔除けを意味するのだそう。
夏越の大祓は本来は旧暦で言うと7月末頃~8月初旬にあたると言われています。今年で夏詣という言葉が提唱されて11年目となり、現在では600を超える社寺が「夏詣」を実施しているとのこと…!お近くの神社仏閣でも、ぜひこの時期ならではの「夏詣」を楽しんでみてください◎
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会社員 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
42歳/夫・息子(14歳・12歳)・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナ ペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロ、無印良品など。ファッション・インテリア・お料理などLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。17年間専業主婦→パートを経てフルタイムで働き始めました。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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