(※撮影許可を快く頂いております。ありがとうございます…!)
Factory Tour!!
鈴廣かまぼこ「かまぼこソムリエ」スタッフさんによる無料ガイドツアー!!
「鈴廣かまぼこの里」ガイドツアーに親子で参加して来ました!
夏休み突入目前の、小学校が午前授業のみだった或る日。江戸時代の慶応元年(1865年)よりその歴史は150年余り。小田原にてかまぼこ作り一筋の老舗、「鈴廣」のお店が軒を連ねる「鈴廣かまぼこの里」の無料ガイドツアーに次男(小5)・末っ娘・私…の3人で参加して来ました。平日限定で、かまぼこソムリエのスタッフさんによる、フルアテンドの見学ツアー!!所要時間は約30分。1日に9:30~/10:30~/11:30~/13:00~/14:00~/15:00~…の5回開催されています。公式HP上での事前予約制ですが、空いている日などは当日でも「お申し込み受付中」のことも!
集合場所は、「鈴なり市場」内の総合案内前で、開始10分前にガイドフォンを拝借し操作説明などを受けます。
ガイドフォンを首から提げて、いざ!フルアテンドの見学ツアーへ!
以下、ガイドツアーで巡った施設などを時系列に紹介させてください。
【Part.1】
「かまぼこの里」の見どころをギュッと紹介!
箱根駅伝の中継所地点・小田原/鈴廣の登録文化財など
小田原と言えばここ、と言われるほど、鈴廣の運営する施設が一つの大きな「里」となっている「鈴廣かまぼこの里」。まずは国の重要文化財に登録された建物や、箱根駅伝の中継地点として、箱根駅伝と密接に関わって来た歴史について学びます。↓こちらは1日3組限定の割烹「大清水」。200年以上前の明治中期に建てられたもので、富山八尾から移築した合掌造りの古民家です。
「そばと板わさ 美藏」。書院造りの母屋と合掌造りの離れ、内部が総漆塗りの土倉があり、国の登録文化財に指定されているそうです。土倉は秋田県旧平鹿郡大森町から移築したものなのだとか。
↓こちらのマークは鈴廣の商標の「やまきゅうぼし」。やま=箱根山、きゅう=久、ほし=星をそれぞれ指し、“箱根山に幾久しく輝く星”を意味しているそうです。「鈴廣」は食品会社の屋号。初代村田屋権右衛門が小田原宮の前にて網元として魚商を営んだのが始まりとされています。その後戸籍法により村田屋権右衛門が鈴木姓を名乗り、6代目の鈴木廣吉が蒲鉾製造を本業にしたタイミングで屋号を「鈴廣」に改めたとのこと。
なぜ、かまぼこ作りに小田原を選んだのか…。その理由についても説明が。それは小田原の「水」。鈴廣が使用しているのは、長い年月をかけて自然に濾過された富士・箱根・丹沢連山からの清冽な伏流水で、カルシウムやマグネシウムイオンを程良く含みながら鉄分がほとんど含まれていない、かまぼこ作りに最良の条件が揃った水なのだそうです。「そんな訳で鈴廣はこの土地から動けないのです!」とのこと。この水を守るために専属の「水守(みずもり)」さんが居て、見廻りや水質チェックを日々実施しているそうです。
【Part.2】
1F
伝統と技のフロア/体験教室
次に「鈴廣かまぼこ博物館」の館内へ。まずは1階「伝統と技」のフロアへ!ガラス越しに本物の職人さんがかまぼこ作りをしている様子を見ることが出来ます!魚を贅沢にたくさん使って作る昔ながらの製法で作られている鈴廣のかまぼこは1本あたり約7匹(!)使われているそうです。
熟練の技が不可欠なかまぼこ作り、その技の認証には「水産練り製品加工技能士」という国家資格が必要で、1級と2級があります。鈴廣の小田原本店には8名の1級技能士が居るそうです!
かまぼこ作りは、ただお魚を捌いて板付けして蒸すだけに非ず!一匹一匹、魚には個体差があるため、水分量や皮下脂肪、採肉一つにしても職人技が効いて来ます。
ツアーガイドさんが指示棒を適宜使いながら分かりやすくテキパキと説明してくださいます。
小学生の子ども達でも飽きないように、合間合間でクイズが出題され、正解すると景品が頂けました!
かまぼこ作りに欠かせない、もう一つの大切な素材…、それは「塩」!海水から作られた数十種類のミネラルたっぷりの天然塩「かまぼこ屋さんがつくった“潮のハーモニー”」を使っているそうです。
【Part.3】
2F
かまぼこ板絵美術館
「鈴廣かまぼこ博物館」2階へ。2階は、かまぼこ板を使った板絵を集めた美術館です。
こちらは水森亜土さんの板絵!
ひょっこりひょうたん島の久里洋二さんの板絵作品も飾られていました!
【Part.4】
3F
食と科学のフロア/キッチンラボ
板絵美術館の次は、3階の「食と科学」フロアへ。キッチンラボも併設しています。かまぼこの原料魚「グチ」は別名「イシモチ」とも呼ばれ、塩と投入することで化学反応を起こしタンパク質に粘りが出て来る様子、それがかまぼこの弾力「あし」や「こし」と呼ばれるものになって行くプロセスを科学的に紐解いて行くフロアです。
タンパク質の網目構造について、模型を使っての説明が。
↓すり鉢でゴリゴリする体験も!
たんぱく質が体内に消化されて行く様子、「たんぱく質の旅」を映像で学ぶコーナーです。
かまぼこの弾力の元になるたんぱく質や、白さの秘密について詳しくパネルで説明されています。
かまぼこ以外の食品の、網目構造についての紹介も!
3階「食と科学」フロアの案内が終わると、ツアーは自由解散となります!
Souvenir♡
クイズに答えて、いただいたものは
ところどころクイズが出題され、正解するといただけたのは、イメージキャラクター「グッちゃん」シールや、かまぼこ消しゴムです!ツアー参加者全員が答えられるように配慮されていました。
「鈴廣かまぼこの里」では、この「かまぼこの里ガイドツアー」以外にもさまざまな体験プログラムが用意されています!「かまぼこ・ちくわ手づくり体験教室」、「ちくわ手づくり体験教室」、「あげかま手づくり体験教室」、「かまぼこの科学実験教室2024」など…。各種体験プログラムは事前にWEB予約するシステムです。
上記体験プログラム以外にも、「かまぼこの里」は里全体が一大テーマパーク!!なんと、車掌さんやカフェ店員、かまぼこソムリエ、カメラマン、探偵、パティシエ、”すいーつ職人“、お弁当屋さん、お絵かき先生、こども店長などの「こどもおしごと体験」として職業体験が出来るだけじゃなく、お仕事した後は、独自通貨「かまぼこ給」でのお給金がもらえて、「かまぼこ給」を使ってジェラートを食べたり文房具を買ったりするマネー育まで出来ちゃうのです…!!鈴廣かまぼこの公式HPでは、最新イベント情報が随時発信されています。夏休みならではのトミカ・プラレールとのコラボ企画も!気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎
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主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・11歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロ、無印良品など。ファッション・インテリア・お料理などLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。コロナ禍を抜けてからは工場見学や社会科見学、博物館や科学館、美術館巡りにハマっています。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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