暮らし発見

豆知識。着物を大切に長く着るコツ

  • 015 ユリ

2024.06.21

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前回に続き、今回もちょっとした着物のお話をしたいと思います。

ちなみに、前回のクリップはこちら↓

こんなときどうする?

譲り受けた着物を着たいけど・・・

例えば、着物をお持ちで親子2、3代で着てるよ~なんて方もいらっしゃると思います。

わが家は、祖母が母に嫁入り道具として着物を作ってあげたこともあって、私は振袖も訪問着も母のお下がりを着ました。

キャッチの写真はお宮参りで娘が着た祝着。こちらも、私が子供の頃着て、姪も着て、そして娘が着て。着物は大切に保管すれば代々着ることができるし、こうやって世代を通して受け継いでいくのは素敵なことだなと思っています。でも、着物の保存の仕方って難しいと思うんです。

気が付いたらシミだらけに

お宮参りは着物♪と張り切っていましたが、いざ棚から出すとシミが・・・
母が言うには、久しぶりに出したとか。

写真で見ると分からないですが、表に小さなポツポツとしたシミと袖部分に大きなシミができていました。

こちらは裏地です。うわわ。。。こうやって見てもはっきり分かるぐらいにシミが大量発生しています。しかも、着物を棚から引っ張りだしたのがお宮参りの約2週間前。母も私も、もうちょっと早めに出してチェックしようよと言いたいところですが、2人とものんびり屋でして。。。育児で大変だったし・・・ね。

帯にもシミがちらほら。

で、慌てて呉服屋さんに電話して、応急処置的に着物の表だけでもシミ抜きできないか聞いて駆け込み、なんとかお宮参りまでに間に合いました。

呉服屋さんからは、帯の方は、着付けの時にシミを目立たなくするような結び方をお願いすればいいんじゃないかとアドバイスをいただき、とりあえずは難を逃れたつもりでした。

と思っていたけど、どうにもならなかった

準備万全のつもりでしたが、いざ着付けてもらう時に「帯のシミが前の部分にどうしても出てしまいますけどいいですか?撮影の際は加工して消すようにします」と言われてしまいました。

形としてはどうしても結ぶ段階で、柄を表にするとこんなふうにシミの部分が出てしまうそうで。

本来はこんな雰囲気になるはずでしたが、急遽もう1つ持っていた帯に変更になりました。

こちらの帯は親戚にいただいたもので、1度も使っていなかったみたいなので、この機会に出番が回ってきてよかったのかなと。合わせる帯で雰囲気がだいぶ変わります!

長持ちさせる保存方法

こんなふうに、特に正絹着物は動物性なので、気を付けて保存していても虫が食ったりシミになってしまうものだそうです。

なので、着た後まずは、日陰で半日~一晩干して汗を飛ばします。そして、できるだけクリーニングに出した方がよいそうです。あと、湿気を溜め込まないように定期的に風通しをすることがオススメです。棚に入れて保管するのは気を付けることが多いので、もしかすると、頻繁に着ることが1番の湿気対策になるのかもしれませんね。

親子2代で着た着物

このまま処分?or仕立て直す?

お宮参りが終わって、あまりのシミの多さ(特に裏地)に面食らってしまい、処分を考えていましたが、呉服屋さんからは、これから七五三やお式などで着る機会もあるだろうから、仕立て直すこともアリだとすすめられました。もちろん裏地のみ張り替えもできます。

ちなみに、お値段は

・仕立て直し→約7~8万円
・裏地のみ→約4万円
・今回のシミ抜き(大きなもの1箇所とその周辺)→8,000円ぐらい

これぐらいかかります。もちろん、色んな着物をレンタルで楽しむという手もありますよね!今はお安く借りられるところもたくさんあるけれど、正絹のものを借りたいなら最低3万円はするので、2回借りたとしても最低6万円以上。それなら、今の着物を大事にして裏地だけでも張り替えたほうがいいのか・・・う~ん、悩みどころです。

まだまだあるよ!

わが家の着物コレクション

今回、実家に眠っている着物を整理しようということになり、棚からあれこれ引っ張り出してみました。

こちらは着物の女王、大島紬。これも母が祖母に作ってもらったとか。柄が古風で渋いけど、長襦袢の赤がアクセントになってオシャレです。大島紬が高価なことは知っていましたが、せっかく作ってもらったのに1度も着ていないらしいです。あ~、もったいない。

男性モノも出てきました。こちらは、父方の祖父が着物を集めるのが趣味だったらしく、父に作ったものだそうです。これも1度も着ていないまま棚に眠っていました。

夫婦着物で街歩き

母に「せっかく京都に住んでいるから、夫婦で着て街歩きでもしたら?」と言われました。京都は観光客をはじめ、普段から着物を着ている方を街で見かけることも多いので、いつか実現できたらいいなぁと思います。

015 ユリ

015 - ユリ

会社員 / 京都府 / LEE100人隊

41歳/夫・娘(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/京都や奈良をお出かけしたり、おいしいものやファッション、インテリアが大好きです。最近は、副業として少しずつですが、華道をしていた経験を活かして、おうちで生けるフラワーアレンジを教えはじめました。アラフォーになっても仕事、家庭、趣味をバランスよく楽しんで過ごすことを心がけています。LEE100人隊2年目は、もっとたくさんクリップをあげていきたいと思います。

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