(※工場の製造ラインは撮影NGでした。撮影OKエリアのみ撮影しております。)
Factory Tour!! glico pia Chiba
大人気!!江崎グリコ アイスの製造工程を見学&体感!
グリコピアCHIBA
或る荒天の日曜日、千葉県野田市にある、江崎グリコの工場見学施設「グリコピアCHIBA」に、末っ娘(小2)と2人で行って来ました!2017年7月に出来た見学施設で、グリコのアイスクリーム「パピコ」や「セブンティーン」を製造する工場です。映像や製造ラインの見学、体験型コンテンツを通してアイスクリームに関する知識やグリコの社史を学ぶことができます。完全予約制で、HPから予約するシステム。土日祝日も見学を実施しているのが有り難いですよね…!!予約受付開始日に関してはHPにて随時告知されます。大人も子どもも無料。小学生以下のみでの見学は不可、所要時間は約70分です。見学案内時間は9:30~/10:30~/12:30~/13:30~/14:30~ と、1日あたり5回。
工場のある広い敷地内には、見学者用駐車場があります!予約時に自家用車何台で来館するかを登録しておきます。
TB nahoちゃんが過去に行かれています。(nahoちゃんの記事はこちらです↓)
後段にて詳しく述べますが、撮影OKな1階エントランスのフロアにはたくさんのフォトスポットが!ゆえに、少し早く着いても飽きずに待つことが出来ます。
以下、グリコピアCHIBAでの工場見学内容について紹介させてください。
【Part.1】Theatre Room
アイスクリームの歴史と江崎グリコの社史を学ぶ
シアタールーム
フルアテンドの見学ツアーのスタートです。まずは見学ツアー前のお手洗い。お手洗いのサインプレートもゴールインポーズなんです♩
こちらがシアタールームの入口。
シアターでは創業者の「江崎利一物語」から始まります。江崎利一氏が残した七訓、創意工夫、積極果敢、不屈邁進、質実剛健、勤倹力行、協同一致、奉仕一貫の中でも、とりわけグリコが「創意工夫」を重ねて来た販売方法や商品開発の歴史や「創」の中に込められた意味や企業理念について学びました。牡蠣の煮汁からグリコーゲンを取り出す研究をしていた江崎利一氏は、これをキャラメルに加た栄養菓子を作ることを思いついたそうです。栄養菓子グリコの誕生です!
グリコのキャラメルは、誕生当初からハート型。健康を思いやる真心を表わし、角のない口当たりを良くしようとハート型に。ハート型の成型ローラーを自社開発したのだそうです…!
トレードマークのゴールインマークは駆けっこをしている元気な子ども達の様子を表わしているのだとか。グリコには1927年から(!)玩具が付いています。「食べる・遊ぶは子どもの二大天職」という考えのもと、子どもの知識と創造力を育み、親子のコミュニケーションのきっかけになるように…という想いが込められているそうです。
こちらはシアタールームと同じ1階のフロアにある「江崎記念館特別展 おもちゃの歴史」。グリコでは付属のおもちゃをけっして「オマケ」とは呼ばないそうです。子どもの世界を真剣に見つめ、遊びから広がる豊かな世界を願った創業者・江崎利一氏の想いと創意工夫から生まれたおもちゃは、これまでに約30,000種類、約55億個にのぼるとのこと…!1922年から始まる「おもちゃの歴史」は当時の世相を反映しています。
最近はアナログとデジタルを融合させた遊んで学べるおもちゃで子ども達の興味を惹き付けています!
グリコの歴史を学んだ後は、アイスクリーム工場らしく、アイスクリームの人類史をシアターで学びます。そこから日本人とアイスクリーム(横浜発祥「あいすくりん」)との出会い、グリコアイスの始まりまで。グリコアイスの始まりは1963年発売の「グリココーン」。現在の「ジャイアントコーン」です。そこから1974年にはパピコ、1978年にはパナップ、1986年にはアイスの実、1985年にはセブンティーンアイスが発売に。同時にアイスの製造工程についてザックリ映像で学びます。
次はいよいよ製造ライン見学です!
【Part.2】
巨大冷凍庫体験も!
クリーンルーム体験&パピコ・セブンティーン製造ライン
まずは【01】クリーンルーム。工員さん達は着替え・履き替え・粘着クリーナー・手洗い・消毒・エアシャワー・手袋着用・手洗い・消毒・靴洗浄…という全部で10の厳密な工程を経て作業にあたられているんですね。見学者向けにエアシャワー体験がありました。
【02】材料と原料エリア。手前の大きなエージングタンクで砂糖、果汁、牛乳、バターおよび容器などを、業界初!の3温度帯(常温/チルド/冷凍)の立体自動倉庫を導入して保管しているそうです。容器や砂糖は常温で、果汁や牛乳はチルド(3℃)、チーズやバターは冷凍(-25℃)…という具合にそれぞれの材料に適した環境で衛生的に高品質を保持出来るのだとか。
次に【03】混合エリア。フレーバータンクの中にたとえばパピコなら珈琲エキスなど、セブンティーンアイスならブドウ果汁が入っています。また、業界初の真空状態にしておける油脂タンクを導入することで、油脂が空気に触れて酸化しないのだとか。【04】均質化・殺菌エリアでは、アイスクリームミックスの脂肪の粒をホモゲナイザーで小さく整えて均質化させ、口当たりをなめらかに。また、84℃以上18秒間殺菌します。
【05】エージングタンクでは、アイスクリームミックスを4℃で12時間~24時間寝かせてゆっくりと熟成させます。このエージングタンク一つひとつがとても大きくて迫力満点でした。10tタイプはパピコ72,500袋分に相当する量が入るそうです。このタンクが全部で23基!!この工場では最新鋭のエージングタンクが導入されており、出口付近にアイスが堪まりにくいハイブリッドな仕組みが搭載されているそう。タンク内の様子をフォグスクリーンを通して映像で見ることが出来ました。フォグスクリーンを通り抜けるとパピコの甘い香りがフワッと漂います…!(どういう仕組みなんだろう…)
次に【06】フリージングの工程に移ります。エージングタンクで4℃まで下げたアイスクリームミックスを空気と混ぜ合わせながらふんわりなめらか食感に冷やして行きます。【07】充填エリアでは、1分間に400本のスピードでパピコの容器にアイスクリームミックスを充填。まず空の容器を膨らませる→アイスを充填→タッピングで空気を抜き→余分なアイスを吸い上げて→容器の口を洗浄→容器の口を加熱→冷却シールで密封…という流れで、肉眼で充填の様子を見ることが出来るのはもちろん、定点カメラを自在に動かしたりズームして大きなスクリーンで充填の様子を見ることが出来ます。
次に【08】スパイラル急凍。急速に均一に冷凍するために国内最大級の冷凍トンネルを35分かけて-3℃から-10℃まで通り抜けしっかりと凍らせます。以前はこの急凍に120㎡の広さが必要でしたが、今は高さを利用した螺旋状の効率的な冷凍庫で約半分の52㎡のコンパクトなスペースで急凍が可能になったそうです。この後、パピコの流れ星映像が流れるエレベーターに乗った後は、なんと私達もスパイラル急凍の世界を体験出来ました!-5℃から-10℃、最後は-7℃の冷凍体験。ひんやりとして寒かったですが通り抜け自体は本当に一瞬のことでした!
次に【09】検査【10】包装・梱包。1分間133袋の速さでパピコを袋に入れて行きます。X線検査で異物が入っていないか・重量など…、機械と人間の眼の両方で厳重にチェックが入ります。見学者通路から一番遠いエリアには、「アイスの実」製造ラインが…!しかし「アイスの実」は重大な企業秘密のため、見学者通路から見えにくい配置になっているそうです♩梱包エリアは、なんと常温!アイスが溶け始める前に梱包が終わってしまうからだそうです。
次に【11】保管・出荷エリア。箱詰めされたパピコは、-25℃で保管されます。配送時にもしっかり温度管理され、アイスをしまう倉庫の枠と、アイスを運ぶトラックの後ろの扉の大きさを隙間なくピッタリ合わせて設計することで、害虫の侵入やアイスの溶けを防いでいるとのこと。ここで、トラックの扉を開けると…アイスクリーム売り場が目の前に登場します!!ここからお楽しみのパピコ試食タイムが設けられます!
【Part.3】
お楽しみの
パピコ試食タイム♡
ツアーガイドさんが「今日のメニューは3種類、チョココーヒー/ホワイトサワー濃い味/大人のショコラです!」と。3種類のうちどれか1種類好きなフレーバーを選べるんです!娘は普段から大好きなホワイトサワー、私は大人のショコラにしました♡ 試食タイムは10分設けてもらえますが、食べ終わらなければ小さなビニールの手提げ袋をいただけて、1階で続きを食べられる配慮をしてくださいました。
パピコの顔はめパネルがあり、パシャリ。試食中、ツアーガイドさんが、グループごとに見回りしてくださったり、「お写真撮りますよ」とか「何か質問はありますか?」と丁寧に声がけしてくださいました。
製造ライン見学はこれにて終了。次に「グリコキッチン」にてグリコならでは!のアイスクリーム作り体験です!
【Part.4】glico kitchen
アイスクリーム作り体験!
グリコキッチン
有料プログラム(2人で1,500円)のアイスクリーム作り体験を申込みしました。こちらは事前予約制ではなく、行った当日にその場で申込みするシステム。
塩を入れた氷の入ったボウルの上で、砂糖や牛乳、生クリームの入ったボウルを冷やします。冷えて固まったら混ぜて…、を繰り返して、完成!
グリコのアイスクリーム作り体験ならでは!なトッピングがいろいろと♡ ポッキーやビスコ、セブンティーンアイスに使用されているチョコクランチも特別にトッピングに使用出来るんです♩
コーンも、セブンティーンアイスに使用されているものと同じなんです!!作りたてのミルクアイスは絶品でした…!!コーンもトッピングのチョコクランチのお蔭でミルクアイスが一層美味しく感じました。
これにて、アイスクリーム作り体験は終了。次は各所に用意されたフォトスポットについてです。
【Part.5】Many photo spots!!
フォトスポットがいっぱい
工場見学記念に◎
ポッキーの箱の中に入って撮ってもらえるフォトスポット。スタッフさんが撮ってくださいました。
パピコの製造工場ならではの、こんなフォトスポットも。
【Part.6】
お楽しみのおみやげ
いただいたのは
工場からのお土産は。アイスクリーム作り体験の時の三角巾と、トッピングに付けていただいたポッキー2種類・ビスコ(発酵バター)。そして、アンケートに回答するとビスコ(いちご)が頂けました!
【Part.7】in museum shop…
ついつい買い込み!
ミュージアムショップでの購入品いろいろ
さて。ミュージアムショップでもかなりいろいろ買い込みました。
購入したのはこちら!!
「かるじゃが」、子ども達も私も最近すごくハマッたのですが、ある時から見かけなくなってしまって…。ミュージアムショップで見つけた時は歓喜でした♩ アイスクリーム作り体験の時に出していただいたホタテ醤油味のポッキーがとても美味しかったのでこちらでも購入。他の体験者の方々も皆さんこぞってホタテ醤油味を買われていました♩
「これもグリコの商品だったんだ…!」と新たな発見も!
アソビグリコやポップキャンも♡
ただ見学するだけじゃなく、さまざまな体験型コンテンツ満載のプログラム、大人も子どもも大満喫しました…!!昨日から夏休み中の予約受付も始まっています。今回は末っ娘しか参加出来なかったのですが、やはり長男(中2)・次男(小5)も「行きたかった…!」と言うので来月は私+子ども達3人で改めて見学予定です(夫は安定のお留守番)。公式HPにて見学日程など発信されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね◎
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TB - はな
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
41歳/夫・息子(13歳・10歳)・娘(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/大雑把な山羊座のO型。好きなものは器、アメリカンヴィンテージ、宝塚歌劇、マンガ、ミナペルホネン、オールドマンズテーラー、GU、ユニクロなど。インテリア・ファッションなどLEEで勉強中。両実家とも遠方で3人の子育てに日々奮闘。ドタバタと過ぎて行く日々の中でも「今」を大切に、小さな幸せを拾い集めながら成長して行きたいです。
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