こんにちは! 059ツナです。
少し間が空きましたが、今回は「シリーズ・発達凸凹にまつわること」。11回目は特別支援学級利用の経験から感じたこと、特に先生との相性問題について書きたいと思います。
ここに書くのはあくまでも息子を通しての経験、そこから私個人が感じたことです。ほんの一例として参考程度に捉えていただければ幸いです!
◎支援学級の関連の過去記事はこちらです↓
#8 特別支援学級のこと、あれこれ。
#9 特別支援学級を使ってみて。~私が感じた最大のメリット
#10 特別支援学級の落とし穴。~知っておきたいそのリスク
最重要?先生との相性問題。
さまざまな立場の方が目にするLEE web。そこで書くのは難しく、おそらく賛否両論の内容かと思います。
不快に感じられる方はそっとページを離れていただければ幸いです。
それでもこのテーマだけは書いておきたい!支援学級の利用に関して、私がいちばん悩んだのが先生との相性問題だったからです。
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特別支援学級に関しては特に、周りとの相性が重要。#10で書いたように、私個人としてはそう考えています。
相手が先生であっても然り。少人数制だからこそ、子どもが心地よく過ごせるかは先生との相性にかかっているように感じます。
といっても「相性=好きか嫌いか」という意味ではありません。本人の努力ではどうにもならない不得手なことがある等、子どもの特性(凸凹)を理解しそれに寄り添った指導をしていただけるか…という意味です。
支援学級に在籍するんだし、これに関しては何ら不安を抱いていなかったんですよね私。
でも現実は厳しかった。
入学後、ほどなく覚えた違和感
息子が入学して3年、今までに何人もの特別支援学級の先生と関わってきました。
関わる度合いは担任かそうでないかによって異なりますが、2種類のタイプの先生がいるなぁと感じています。
端的に言うと、 特別支援教育に意欲的な先生と、やらされ感のある先生がいるような。
あくまでも私個人の印象です。
もちろん前者の方が大多数です。その分、後者の違和感が目立つというか…。
特性上どうにもならないことなのに頭ごなしに怒鳴るとか、子どもに対する接し方があからさまに疑問を覚えるものなんですよね。
1年生の時の副担任も後者タイプでした。
どう考えても発達凸凹に関する知識を持ち合わせているように思えないし、指導に不安を感じる…。
言動を目の当たりにするたびに「どうしてこの先生が支援学級を担当しているの?任せて大丈夫なの?」とモヤモヤ。不信感がどんどん募りました。
この時期は毎日教室まで迎えに来るよう要請されていて、午後勤務のみのこの先生と関わる機会はほぼ毎日ありました。
知られざる支援学級の先生事情
驚いたことに、同様の悩みを抱える保護者は多いみたい。そして気づきました。
そもそも特別支援学級の先生についての認識が間違っていた!
特別支援学級の先生って、必ずしも発達障害についての専門知識・資格を持っているわけではないんです。完全に私の勉強不足でしたが、知った時は愕然としました。
「特別支援学校」の先生は特別支援学校教諭免許状が必須で専門性も高い一方、普通の小学校でこの免許を持っている方はあまり多くないのだそう。
研修を受けて基礎的な知識は習得されているそうですが、専門性の高さや発達障害への理解については個人によってかなりバラつきがあるようです。
長年通常クラスで指導してきた先生が50代で初めて発達障害について学び、支援学級を受け持つ…なんてケースも多いのだとか。
期待していただけにショック。でもすごく納得がいきました。
だけどもっと気にかかる情報が…!
言い方は悪いですが、あえて言います。
「ハズレ」の先生もいる現実
どうやら学校都合でやむなく支援学級に配属される先生も少なくないとのこと。
平たく言うと、通常学級をまとめる力量がない先生が特別支援学級に回されることも多いらしいんです。
衝撃の事実。
でも冷静に分析すると、前述の副担任はほぼ間違いなくこのパターンなんですよね…。
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すみません、ちょっとだけボヤきます。
息子が不得手なことを他の先生や本人がいる前であげつらったり、とにかく眉をひそめるような言動が多かった!
私が特性上難しい旨を説明しようとしたら、「はいはい、分かりました!じゃあお母さんの言う通りにすればいいんですね!」とろくに話も聞かず逆ギレされたことも…。具体例を挙げたら5~6時間はノンストップで語れます。
さらにこんなエピソードも多々で。
入学後早々に「お母さん、私もうお手上げです~」と笑顔で言われたり、息子が校内で行方不明になった時に「いなくなっちゃいました♪」となぜか楽しげに報告されたりしたことも。親の心情を何だと思ってます?怒
私が抱いた不安感をなんとなく理解いただけるでしょうか。言葉は悪いですが、いろいろな面から見て「ハズレた」と感じました。
医師に聞く、ハズレの先生の特徴
話は少しそれます。
息子が就学して3年、主治医をはじめ教育支援の専門家など、学校のことでは今まであらゆるところに相談しています。
時期によって波はありますが、現在進行形です…。
共通して言われるのは「ハズレの先生には特徴がある」ということ。子どもを頭ごなしに叱る、子どもの気持ちに寄り添わない、子どもや親を否定する…といろいろありますが、これはどれも分かりやすい特徴ですよね。
一見分かりづらく、対処が難しいのは子どもに変化することを求める先生だそう。
実はこれ、親である私が主治医から聞かされていることと共通します。
息子の発達凸凹が判明して以来、「困り事が起こっているなら変わるべきは周りの大人。間違っても子どもの言動を変えようとしないでください」とくり返し注意されています。「子どもを変えようとすると必ずひずみが出る」とも。
特性が判明する前のことですが、これについては私もトラウマレベルの苦い経験があります。。
前述の副担任とは別に、このタイプの先生も経験しています。
意欲的なのも、息子のことをよく考えてくださっていることも分かるんです。でもそれゆえに「このままだと将来困りますよ」と子どもたちに成長という名の変化を求める。例えば、個々の特性(凸凹)を加味せず通常発達の子たちに寄せようとする、とか。
息子は「学力の問題はなく言語能力に関してはむしろ高い方、でも情緒面ではまだ5~6歳レベル」と診断されています。そのため「理解しているのにやる気がない」と判断されがちで、息子をフォローする私は「問題意識の足りない親」扱い…。
医師の言葉を伝えてもご自身のやり方に固執する先生の場合、支援の方向性が親の意向と延々交わらない。結果、子どもの困り事は解消されないどころか悪化する…という状況に陥りかねないわけです。
「将来困るから」と考えて子どもたちを指導してくださっているのはよく分かるし、その思いには心から感謝しています。
でも、その中で二次障害が生じたら?
最悪の場合、将来自体がなくなる可能性もあるんじゃない…?
なんとしてもそれだけは避けたい!
モヤモヤしつつも静観していましたが、主治医や専門家に相談したうえで学校側に掛け合うことにしたんです。
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今回はまた恐ろしく長文に…。ボヤきも混じってるし、お目汚し失礼しました!
学校に掛け合った経験談についてはまた改めて書きたいと思います。引き続きお付き合いいただけたらうれしいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました◎
くり返しますが、親身になってサポート・指導してくださる先生がほとんどです。今回は悩んだ経験のみをピックアップしていますので、その旨ご了承くださいませ。
ここで書くことはすべて息子を通した私の経験、およびそれに基づいた個人的な考えです。内容や言葉選びに違和感を覚える方もいらっしゃるかと思いますが、必要とする方に情報が届けばと考えて書いていますので、併せてご理解いただければ幸いです。
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部・美容部/生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中!服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
この記事へのコメント( 8 )
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ツナ