今年のお誕生日プレゼント、一部は日本語の本にしました。
ドイツにいた頃、同じ学校に通うお友達家族何組かと「共有本棚」という名前で本の交換を行なっていました。
ちょうどコロナ禍で補習校の図書室が閉鎖になり、日本語の本を少しでも多く読めるようにと、あるママが発案してくださったのですが、
家にある本棚の写真を共有し、その中から読みたい本をリクエストしてお借りする、というものです。
その時にお借りし、読み聞かせて親子で好きだった本を、今なら自分で読んでくれるかなと、今回息子へプレゼントしました。
①火のくつと風のサンダル
ドイツ人作家、ウルズラ ウェルフェルの作品です。
主人公は7歳の男の子、チム。
自分に自信の持てないチムへ、父親は手作りの靴と、「火のくつ」という名前をプレゼントし、旅行へと誘います。
1961年刊行なので、文章など少し古く感じる部分もありますが、お父さんが旅の途中でチムへ話して聞かせるお話が面白く、じんわりあたたかい気持ちになれる1冊です。
文字は比較的大きめ、主人公と同じ小学校低学年から中学年のお子さんに良いと思います。
同じウルズラ ウェルフェルの「灰色の畑と緑の畑」も、深く考えさせられる内容と聞き、読んでみたいなと思っています。
②ジンゴ・ジャンゴの冒険旅行
こちらはアメリカが舞台の作品。
孤児院で暮らす主人公のジンゴが、クジラの歯に掘られた宝の地図を手に、謎の紳士と一緒に冒険旅行へ出ます。
読み始めると止まらない、一緒に旅をしているような感覚になれるハラハラドキドキの冒険物語。
レビューで「ディズニーが映画化すれば良いのに!」と書いている方がいて、まさにその通りと思いました。
ボストンからメキシコまで、アメリカ大陸横断の旅のお話なので、地図を頭に描きながら楽しんでくれるといいなと思っています。
こちらは少し文字が小さく、小学校高学年のお子さんにおすすめです。
③モモ
ドイツ人作家、ミヒャエル・エンデの名作。
こちらはまだドイツにいる頃に日本から送ってもらった本で、まだ難しいかな?と思っていたのですが、息子は「面白い!」と数日で読み切り、以後何度も読み返しています。
昨年、デュッセルドルフへ旅行した際にも持参し、ホテルのレストランに忘れてしまったことがあったのですが、「ミヒャエル・エンデの本です!」と説明した所、ロビーで預かっていただいていることが分かり、無事に手元に戻ってきました。
ドイツ人作家の本で良かった!と。
真っ赤な箱に入った愛蔵版も美しく、この先もずっと息子が愛読するのなら、買っても良いかなと思っています。
作者の故郷であるドイツ南部の街、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン。
とても綺麗な街でした。
④ハリー・ポッター シリーズ
今一番ハマっているシリーズ。
こちらは日本の両親からのクリスマスプレゼント。
やはり英語版よりも日本語の方が読みやすかったようで、一瞬で読み終えてしまいました。
読破後は、「J•Kローリングさんすごい!どうしたらこんなに面白いお話が書けるんだろう!」と興奮気味。
ちなみに英語の方は一向に進んでいません。
帯には昨年7月に赤坂で開幕した舞台のあらすじが書かれているのですが、とても面白そう!
長編舞台だと聞きますが、いつか息子と見に行ってみたいです。
番外編①:10歳までに読みたい世界名作/日本名作シリーズ
ここからは番外編ですが、我が家で愛読していた名作シリーズです。
「10歳までに読みたい〜」は、3年半前にドイツへ行くことになった際、日本語の本を何冊か持って行きたいと思い、本屋さんで選んだシリーズです。
挿絵がオールカラーで子供受けしそうなタッチだったこと、また巻頭にカラーの解説も付いていて読みやすいかなと思い、選びました。
ドイツへ行った後も少しずつ日本から送ってもらい読んでいました。
息子のお気に入りは「若草物語」と「ナルニア国物語」です。
文字が大きくて漢字にも全てフリガナがふってあるので、文字が読めるようになれば小学校へ入る前のお子さんでも読めると思います。
番外編②:ポプラ世界名作童話シリーズ
こちらも日本から送ってもらって読んでいたシリーズです。
文字も大きさ、読みやすさは「10歳までに読みたい〜」とほぼ同じくらい。
ハードカバーなので少し重いことと、挿絵を新進の画家・イラストレーターの方が担当されているのが特徴でしょうか。
息子のお気に入りはダントツで「長くつしたのピッピ」。
ピッピのはちゃめちゃな行動が子供には面白いようです。
海外生活なので入手できる日本語の本には限りがあるのですが、息子は本が大好きなので、少しでも多くの本に触れさせてあげたいなと思っています。
皆さんのおすすめの本があれば、ぜひ教えてください。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー