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暮らし発見

「○○だから」に阻まれず、大人こそ挑戦を♡

  • エミッコ

2022.12.06

  • 45

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前編はコチラ▼

卒業のご挨拶と、100人隊の3年間で学んだこと総括。

すみません、再びエミッコです。

ラストクリップが二本立てってそれは厳密に言うと、前編は「ラスト」じゃなくね?みたいな不安を抱えつつ、前後編ともに「LEE100人隊のラストクリップ」タグをつけました。
編集部の皆さまが明朝「ラストクリップ」タグのついた記事の本数をカウントして「!?」となられたとしたら、それは私のせいです。最後までほんとうにすみません。

で、じゃ、急いで続き、いきますね!

 

2年目後半①:
「直して着る」で、もっと心地よく。

この頃ハマりはじめたのが、「自分にフィットするように直して着る」ということ。

サイズやデザインに違和感のあるものたちを思い切って直してみたところ、

「ぴったりマイサイズだと、こんなに心地良いのか!」
「自分が使いやすいように直すと、こんなに活躍するのか!」

ということに気付いたんです。

着丈やウエストが合っているとお洋服も自分も美しく見えるし、ボトムの裾が汚れることもないし、いっぱい食べてもウエストが弾けそうにならないし(100人隊きっての大食いを自覚しております)、とにかく全てが心地良い。

↑ 着丈が合わないまま、ロールアップして無理やりズルズルで穿いていたパンツも、

 

↑ 自分の体型に合う着丈にするだけでめっちゃスッキリ!

サイズを直す以外にも、

↑知人に譲ってもらった、私にはあまり似合わないキャメル色をしていたニット。でもとても質の良いものなのでどうしても着たくて 、黒染めに出してみたところ───漆黒になっただけで、使用頻度が急増!冬の大活躍アイテムとなりました。

こんな風に直すことで、クローゼットに眠らせてしまっていた「気に入っているのに、自分にはなんか違和感があって活躍出来なかったアイテム」たちが生き返り、一軍へと返り咲いてくれるのがとても楽しくて!

「気に入って買ったけど、しっくりこなかった(泣」という経験って、誰もがお持ちではないでしょうか。
どうしたって直せないものは、気に入ってくれる人に譲るのもアリ♡だと思っています。
でも、せっかく気に入って買ったものだから、もし直せる箇所ならば「 自分にフィットするかたちに変える」というのも、スーパー・アリ!というか、個人的には超オススメです。

 

2年目後半②:
「ボーダーとチェックは ”無地”」「淡い色は全部 ”白”」

とんでもないお店&人と運命的な出会いをした、去年の夏の私。

それが、以前ブログで「SATCのキャリーのクローゼットみたいなお店!」とお話しした、VIORETという大人女子のための古着屋さんです。

↑ の写真をご覧の通り、色や柄に溢れ、ファッションの自由さ・楽しさを「これでもかー!!!」というくらい体現されているVIORETさん。
中でも当時の私にとって激震過ぎたのが、

・「ボーダーとチェックは ”無地” ですから!柄物合わせても大丈夫です。」

・「淡い色はピンクでも紫でも黄色でも、全部 ”白” だと思ってもらったら良いんで。」

というこの金言ふたつでした。

 

ちょっと最初は意味が分からな過ぎて「へ・・・!?なんじゃそりゃ!?」と思いつつも 言われるがままに柄や色を組み合わせてみると、

↑ あれ?柄×柄+色なのに、意外と変じゃない・・・!?と目からウロコが落ちたり、

 

えっ、淡い紫を「白」だと思い込めば、こんな素敵な色合わせが完成するの!? と開いた口が塞がらなくなったり。

この衝撃&発見を経て、「ベーシックカラー × 無地しか着ない人」だった1年半前と、本格的に別人になり始めたのでした。
そして私だけでなく、ブログを読んでくれた友人知人からも「ボーダーTに柄のスカート合わせてみたら、めっちゃ良かったわ!意外とイケた!」なんていう声をたくさん貰って、同世代みんなでファッションの新しい扉を開けられた♡ ということもまた、とっても嬉しかったのでした。

 

3年目:
自分的お買い物ルールが確立されてくる。

さてさて、ついに100人隊ラストイヤー・3年目に突入いたします。

この2年で「安くて買いやすいから、ついつい」というお買い物をやめたことにより、「買うかどうかの判断基準」の自分的ルールが確立されてきたことに気付きます。(と言っても、いまだに失敗もします!笑 でも、かなり減りました。)

 

そのひとつは「10年後も着られるかどうか。

↑50歳を過ぎた自分も変わらず好きでいられるであろうもの・美しく見える色を選ぶこと(このマーレットのドレスは、私にとって顔映りの良い色で、かつ、子供の頃から大好きなエメラルドグリーン。)、

 

↑10年着てもへこたれない、良いクオリティのものを選ぶこと(写真は、既に8年くらい愛用しているESTNATIONの定番Tシャツ。まだまだ現役だし、52歳の私にもきっと似合うだろうと確信しています。)、

 

↑流行に全く左右されない、ソリッドな魅力のあるもの(写真は1950〜60年代くらいの、ヴィンテージのスウェットたち)、

などなど、様々な角度から見た「10年後も着られる服」。
迷った時にまず「10年後はどうだろう?」と考える癖をつけたことで、たとえ衝動買いの即決だったとしても後悔のないお買い物になり、「50歳の私は、コレをどんな風にコーディネートするんだろうな〜」なんて考えると またそのお洋服への愛着も増すのでした。

 

そしてもうひとつの自分的ルールは、「”着回しが効くかどうか” にとらわれ過ぎないこと。

着回しが効かない = 合わせにくい、着る頻度が低い、コスパが悪い。

と、着回せないお洋服にネガティブなイメージを持っていた私。
今思うと、着回しにとらわれていたことも、必要以上にベーシックカラー&無地のクローゼットにこだわっていた一因だったのかもしれません。

でも。よくよく考えると 私という人間は

なんぼ着回しが効いて便利でも、そのモノに対して「心底、これが好き!」という思い入れがなかったら、結局着なくなってしまうタイプだった。

と気付いたことで、着回し呪縛から解き放たれてゆきました。(大袈裟

 

↑着回し力よりも ただただその素敵さに吸い寄せられたこのドレス。最初はファーベストを羽織るくらいしか出来なかったけれど、

 

↑裾をカットオフした古着スウェットを重ねたり、

 

↑ミリタリーのベストを重ねるのも面白いなと発見したり。

他にも「コレとも合うな」「アレもいけるやん!」と ちょこちょこ発見し、今では様々な着方を楽しめています。

結局、「この服を着たい!と思う気持ち」は「着回しが効くかどうか」に勝ってしまうので―――愛用する中で「コレと合わせてみたらどうやろ?」と 新たな着こなしを思いついたり、新しいお洋服を買う際にも「あっ、あのドレスとも合いそう♡」なんて思いながら選ぶから 絶対バリエーションは増えていく。

ってことは・・・最初から着回せへんかったとしても、別にええがな!

という結論に至ったのでありました。

 

そんなこんな、ふたつの「自分的ルール」。
これが確立されくるとともに、クローゼットの中に「あぁ・・、この服、微妙やな・・・」と思うものがなくなりました。
しっかり自信を持って選べた好きなものばかりなので、そういう意味ではどれも一張羅。公園に着ていくスウェットすらも一張羅なので着ていて気分が上がるし、そうして「自信を持って選んだ服を、いつも着ていられる」ということが今度は 自分自身への自信にも繋がっています。

 



結論:
ネガティブな「○○だから」に阻まれず、アラフォーこそ挑戦を!

そんなこんなで、ファッションに関してかなりの変化・成長をさせてもらった100人隊での3年間。

それらは全て、「良いものを、長く」を素敵に実践されている100人隊の先輩方の背中があったから。背中で語ってくれたカッコイイ先輩たちに、心から感謝です。

そして、そんな変化を経験した中で「色々言うてきたけど、結局・・・これだけはどうしてもお伝えしたい!」と思ったのは―――

「大人だから」「ママだから」「オシャレに自信がないから」「きっと似合わないから」・・・etc. たくさんのネガティブな『だから』に阻まれず、それよりむしろ「人生後半戦だから」「そろそろツラの皮も厚くなってきたから」ってことで

 

アラフォーからこそ、挑戦した方が良いがな!!

 

───これに尽きる。

 

100人隊入隊当初の私は、まさに「似合わないから」「もう良いトシだから」「自信がないから」「太ってるから」と色・柄を敬遠し、「母だから」「お金持ちじゃないから」プチプラ服を買うべきだと思っていました。

でも結果的には、

「似合わないから」→ いざ挑戦してみたら、自分にも似合う色・柄があることを知った
「もう良いトシだから」→ 色・柄を着ることで年齢を感じなくなった
「自信がないから」→ 挑戦したことで ”新しい自分” を知り、自信を持てるようになった
「太ってるから」→ 自信を持てるようになったら、太っていることも顔がデカいことも「それが私の個性やな。」と認められるようになった

そして、

「母だから」→ 母だからこそ 「良いものを長く」ということが自分にも地球にも優しい素晴らしい選択だと、子供に示すべきだった
「お金持ちじゃないから」→ お金持ちじゃないからこそ 「安物買いの銭失い」はやめた方が良かった

 

───と。

あれ?全部真逆だったわ・・・な結論となりました。笑

 

こんな風に、私自身がキョーレツな「ネガティブな『だから』」の経験者だからこそ、同じような思い・迷いがある方には、どうかどうか「挑戦」に挑戦していただきたい!(なんやそれ。)

どうか「自分には無理!」と決めつけず 、

「良いなと思うけど、着たことのない服」を試着しに行ったり(最初から買うつもりで行く必要はないと思っています。袖を通して鏡を見るだけでも、新しい世界を覗けるから♡)

憧れのお店に足を踏み入れて、プロフェッショナルなスタッフさんから見た「似合うもの」を提案してもらってみたり、

なんとなく気後れしてチャレンジ出来なかったヘアスタイルやメイクにトライするのも良いし、

こんな時期なので、いつも頑張ってる自分へのクリスマスプレゼントやでー!棺桶まで持っていくでー!ってことで、本当に長く使えるなにか手に入れるのも良いし、

・・・etc.

なんでも良いので、ぜひ、「ネガティブな『だから』」に阻まれて出来ずにいたことに、挑戦してみていただきたい!と心から思います。

もちろん失敗することもあるかもしれませんが、失敗したらした分だけ自分のことがわかるし、ファッションで失敗しても命を取られることはありませんもの。ぜひ、「失敗に挑戦する」ぐらいの気持ちで!

 

そんなこんなで、3年間ありがとうございました。

というわけで 盛大に自分語りをさせていただきました、ラストブログ。
最後だからというわけで、ご容赦いただけましたら幸いです。

もし100人隊に参加していなかったら───

きっと今でも「ネガティブ『だから』」に阻まれていて、

オシャレは好きだけど自分のことは好きになれないままで、

「安くてそこそこ使えそうなもの」をちょこちょこ買って、数年で断捨離とかアップデートとかテイの良い言い訳とともにゴミ袋に詰めるのが当たり前。と思ったままで、

そんな、自分のことも お洋服のことも 地球のことも大切に出来ない日々を送っていたかもしれません。

そう思うと本当に、100人隊に出会えたこと、素敵な先輩方に出会えたこと、「ていねいな暮らし」をモットーとするLEEに出会えたことに、心の底から腹の底から感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてもちろん、100人隊を通して出来た素敵すぎる友人たちや、いつも長文乱文を読んでくださった読者の皆さまへも!本当に、ほんとうに、ほんとうううううううううに、ありがとうございました。

コメントのやり取りが得意でなく またプライベートでは様々な問題を抱えながらの3年間だったため、いただいたコメントにご返信が出来ないことも多く とても心苦しい気持ちでしたが・・・でも、コメントをいただくたび「あぁ、こんな長文を読んで共感してくださる方がいるんだ!」と心底嬉しく思っておりました。
何度言っても足りないくらい、本当に本当に!ありがとうございました。

(長文乱文しか書けないくせに)こうしてファッションについてあれこれ考えて語ることは大好きなので、今後は違う場所で、この3年では書ききれなかったことを まだまだ綴ってゆきたいと思っていて。
そんなことをやってみよう!と思えるようになったのも、100人隊という発信の機会をいただいたからこそ。ああもう本当に、感謝しかありません。

そして最後になりましたが、いつも読者の方々と100人隊メンバーとLEEのことを思いやり、朝早くから夜遅くまで私達を見守り、助け、導き続けてくださった編集部の皆さま。皆さまのお陰で100人隊として活動することが出来、そのおかげでこれだけ変化・成長することが出来ました。残念ながら直接お伝えすることは叶いませんでしたが、心より感謝申し上げます。

 

さてさて!それでは!

皆さま、3年間本当にありがとうございました!
まだどこかでお会いできますように♡

 

で、

で、

なんでもいいから、挑戦!でっせ!(しつこいねん。)

 

 

「お洋服のお直し・カスタムのスゝメ▼

手持ちのお洋服をちょこっと変えて、モヤモヤ解消!より心地良く、より愛せるように。

WEBオーダーが出来るリメイクスタジオ、「RE;CIRCLE STUDIO」がスゴい。

お洋服を「ちょこっと変える」の実例。固定概念に囚われず、自分的最高な着丈に!

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「ボーダーとチェックは無地」「淡い色は全部白」の目からウロコ体験▼

SEX AND THE CITYのキャリーのクローゼットみたいなお店に出逢いました。

 

「買い」かどうかの判断基準▼

”買い”かどうかの判断基準、私の場合①──「10年ルール」

”買い”かどうかの判断基準、私の場合②──「着回し」の考え方

エミッコ

41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina

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