おでかけ部

3/8は町家の日! 着付けワークショップへ

  • 050 ジュリ

2022.03.08

  • 4

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週末に京町屋で行われた着付けのワークショップへ行ってきました!

実はきもの歴早10数年なのですがここ数年は袖を通す機会もなく…そろそろきものが着たいなぁと思っていたところでした。

町家の日

3/8はマーチ(March)とヤ(8)で町家の日!というのをご存じでしょうか?(全国的に制定されているそうです)

そんな「町家の日」前後の期間に京都・姫路・金沢の町家でたくさんのイベントが開催されています。

京都では町家を改装したカフェやレストランなどが人気ですが、その一方で古くからある町家がどんどん取り壊されているという現実もあります。

「町家の日」には町家の中に蓄積されてきた暮らしと建物の知恵や工夫を再認識し、町家の伝統的価値とその素晴らしさを多くの人に広め、町家の保全と再生を図ることを目的とされているそう。

その町家の日のイベントのひとつ「長江家住宅 春のおでかけ着付け半幅帯篇」に同じく京都在住の100人隊メンバーふわふわちゃんと行ってきました!

長江家住宅

外観を撮りそびれたのでパンフレットを

まずはワークショップの場となる「長江家住宅」という町家についてスタッフの方よりお話を伺いました。

長江家住宅は京都市指定有形文化財に指定されているとても大きくて立派な京町家です。現在の建物は明治時代に再建されたもので、元々は呉服問屋さんとして職住一体の場となっていました。

現在は敷地と建物は企業に、所蔵品は立命館大学へと譲渡されています。当日は学生さんもスタッフとしていらっしゃいました。(長江家のインスタアカウントも学生さんが運営されているそう)

場所は四条烏丸、祇園祭で鉾が立ち並ぶエリアにあります。

長江家住宅は一般公開中でも基本的に写真撮影は禁止です。今回このワークショップでは特別に室内の撮影とSNSなどへの投稿を許可して頂きました!なんという貴重な機会!

着付け体験

長江家住宅についての説明を聞いた後、着付けのワークショップが始まりました。

今回私が持参したきものと半幅帯はこちら。

きものは紬(頂きものなのでたぶん、ですが)でパリッとしたはりのある生地。八掛はえんじ色です。

半幅帯はリバーシブル。こちらはポリエステル素材でリーズナブルなものです。

ふわふわちゃんに写真を撮ってもらいました(あ、左の鏡にちょっと映ってる)

着付けワークショップの風景はこんな感じ。ガラス戸の向こうには…立派な「おくどさん」が!建物の写真はまたのちほど~

まずはきものの着付け。補正の方法や長じゅばんの襟の合わせ方から丁寧に教えて頂きました。自分できものを着るのは実に4年ぶり!

まずはひとつめの結び方。半幅帯はさまざまな結び方ができるんです!こちらは帯をちょうちょ結びにしてから帯の端を上からかけています。浴衣にも似合いそう。

前はこんな感じ。半幅帯は帯揚げや帯締めがないので前がちょっと寂しくなるのですが、着付けの先生がこんなアレンジをしてくれました!帯の端をちょっと折っただけで印象が変わりますよね。

こちらはふたつめの結び方(本来はひとつだけ教えて頂く予定でしたが、時間が少し余ったので教えて頂きました)

帯を屏風のように折りたたんで紐をかけています。先生は「パタパタ結び」と呼んでいました。

前はこんな感じ。帯締めは必要ないのですが、持参していたのでつけてみました!お気に入りのステンドグラス帯留めもいっしょに。



「青洋」の生菓子でティータイム

着付けがおわり、一息ついたらティータイムです!和菓子店「青洋」さんの生菓子をいただきました。

春を思わせる色合いにイチゴの餡が美味しい~

老舗和菓子店で修業された女性の職人さんが作られているそう。

そして町家を見学

ティータイムの後は長屋を見学させていただきました。

こちらは奥庭と呼ばれているお庭。丁寧にお手入れされていてまだ寒い時期なのに苔もきれいな色!

きもの姿の記念にスタッフの方に撮って頂きました。

こちらが先ほど少し見えていたおくどさんのある「走り庭」です。この台所部分を「走り」といい、その上部の吹き抜けを「火袋」と呼ぶそうです(パンフレットより)

写真で伝わるかどうかわかりませんが吹き抜けの天井がとても高くて開放感があります。あらわしの梁がダイナミック!あかり取りの窓の効果で思っていたより明るい空間でした。

そして立派なおくどさん!棚には布袋さんがずらりと並んでいます。

長江家の方はここで毎日お料理をしていたんですね。

床の間のお雛様がかわいらしくて撮影。(こちらは長江家の調度品ではなくスタッフさんのものだそう。)

ふわふわちゃんとふたりの姿を撮って頂きました。京都においでやす~的な感じ出てるでしょうか??

おまけ。冬のきもの防寒対策

きものって胴やお腹は帯でしっかり巻かれていますが手元・足元・首回りなどは寒いですよね…

冷え性なので対策はしっかりとしていきたいところ。定番にしている冬のきもの防寒グッズをご紹介します。

足元:厚手の別珍足袋+レギンス(足袋の中に薄手の五本指ソックスをはいてもOK)

手元:ひじの辺りまである長いアームウォーマー。親指の穴が開いているタイプ。たしかアーバンリサーチで見つけ、きものにピッタリだと思って購入したもの。

首元:首元はマフラーなどせずきれいに見せたいのでストールを肩にかけて暖かく。中川政七商店のminoというシリーズのポンチョを愛用しています。ウール&アルパカ素材で薄手でも暖かく洋服にもきものにも合いますよ。

久しぶりの着物、コーディネートを考える時からもうウキウキ・ワクワク・ドキドキでした笑

洋服だとベーシックカラーばかりのワードローブですが、きものだとちょっと色柄ものに挑戦したくなる不思議…

またきもの熱が上がってきそうです!

050 - ジュリ

会社員(建築士) / 京都府 / LEE100人隊

40歳/夫・息子(4歳)/手づくり部・料理部・美容部/大阪出身、京都在住。毎日時間に追われてバタバタですが、ソーイングや編みものが好きでスキマ時間にちょこちょこ作るのが日々の楽しみ。お菓子やパン、保存食作りも好き。最近は小鉄の子どもの影響で鉄道に詳しくなってきて、旅の目的が電車に乗ることになってきました。

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