日本では今、紫陽花が綺麗に咲いている頃でしょうか。
一方ドイツではバラが最盛期を迎えています。
何でも少しずつ遅くて、季節外れですみません。
フランクフルトの近くにRosenstadt (バラの街)と呼ばれる場所があり、バラを見にお出かけしてきました。
Eltville am Rhein(エルトヴィレ)
ライン川沿いには魅力的な街がたくさんあり、一番有名なのはワインの街「リューデスハイム」。
フランクフルトからリューデスハイムへ向かう中間あたりにある小さな街が、
バラの街と呼ばれる「エルトヴィレ」です。
その名の通り、街のあちらこちらに綺麗なバラが咲いています。
毎年6月に開かれる薔薇祭りは人気が高く、遠方からも大勢の人がやってくるそうですが、
今年は昨年に続き中止とのこと。残念。
ローズガーデン
この街で最も多くのバラが見られるのが、ライン川沿いのローズガーデンです。
約350種類、2万2000株のバラが植えられているそう。
色とりどりのバラが咲き乱れていて本当に綺麗でした。
花びらの形もそれぞれ全然違って、本当に色々なバラがあるんだなぁと。
この日は曇り空だったのですが、昨年訪れた際はとてもお天気が良く、青い空とバラのコントラストもまた綺麗でした。
お庭に突如置かれていたのは、活版印刷術を発明したヨハネス・グーテンベルク像。
ブログを書きながら知ったのですが、彼が発明した「活版印刷技術」は、「羅針盤」、「火薬」と並んでルネサンスの3大発明と言われているらしいです。
ドイツの偉人を勉強する際にも、ゲーテやアインシュタインと並んで必ず名前が挙がる人物です。
それにしても何でこの色合いなんだろう?
「ワインの聖地」エーバーバッハ修道院
エルトヴィレの郊外には、映画「薔薇の名前」のロケ地にもなった、エーバーバッハ修道院という修道院があります。
現在は醸造所になっていて、12世紀から900年以上にわたってワイン造りを続けているそうです。
この辺りのラインガウ地域は、ドイツのワイン生産地の中でもリースリングの最高峰と言われるようで、
前回訪れた際は併設のショップで白ワインを買って帰りました。
エルトヴィレは小さな街ですが、バラ好きの方、ワイン好きの方、
もし6月にフランクフルトへ来られることがあれば、ぜひ足を伸ばしてみてください。
お庭のバラたち
バラつながりで、お庭のお話も少し。
この時期、お庭のバラも綺麗に咲いて毎日お庭を眺めるのが至福の時間です。
今が一年の中で一番綺麗。
最初にこの家と出あったのもちょうど今頃の季節で、
この美しいお庭に一目惚れし、他の家はほとんど見ずにこのお家に決めました。
お庭は上階に住む大家さんが、心を込めてお世話されています。
バーコーナがあったり、アウトドアのダイニングスペースがあって、よくお客さんを招いてホームパーティーをしたりと、まさに憧れの暮らし。
奥に見えるのブルーとイエローのものは「Strand Korb」(シュトランドコーブ、直訳すると「浜辺のバスケット」)と呼ばれるもので、
ドイツのビーチで見られる屋根付きビーチチェアです。
昨年夏、ドイツの北にあるバルト海へ旅行に行った際にもたくさん見かけました。
ドイツのビーチは夏でも風が強いので、皆このStrand Korbを借りて、ビーチでのんびりします。
ストライプ模様にも様々な色の組み合わせがあって可愛くて、私も1つ日本に持って帰りたいくらいなのですが、
どこに置くの問題が解決せず、入手の目処は立っていません。
お庭付きの家に住めたら是非置きたいのだけどなぁ。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー