こんにちは、エミッコです。
わたくし今、ハマっていることがあります。それは―――
手持ちのお洋服のちょっとしたカスタム・お直し
です!←もったいぶって言わんでも、タイトル見たらわかるわい。
手持ちのお洋服、もしくは購入を迷っているお洋服で、「あとほんのちょっと―――ここがこうだったらもっと良いのに!」と、モヤっとされたこと、ありませんでしょうか。
めちゃくちゃ惚れ込んで買ったお洋服でも、いざ実装(?)していく中で「ああ、胸元の開きがもうちょ っ とだけ狭い方がバランスが良いのにな。」とか、「うーん、金具やボタンの色が・・・私のワードローブからちょっと浮いちゃうなぁ。」とか、「ベルトループがあれば・・・!」とか、あとはもっと単純に「あとほんの数センチ○丈(着丈とか、袖丈とか)が違えば、もっとバランス良く着られるのに。」という丈問題とか。
―――ってこれ、全部私が実際に抱えていたモヤモヤです。
↑ オーバーオール溺愛記事でもご紹介した、白のユーロワーク系オーバーオール。
最っ高にお気に入りなのだけれど、吊りカンがプラスティック&黒なので、インにパステルカラーを着るとどうしても吊りカン部分だけ浮いてしまうのが引っ掛かっていて。
こういう小さなモヤモヤ、皆さんはありませんか!?
「この服は疑いようなく可愛いのに、私が着るとなんだか100%じゃない感・・・」と心の奥底にモヤモヤを抱えたまま着ていたり、もしくは、「あかん!この服、私に合ってないわ。またお買い物失敗した~!」とそのちょっとのモヤモヤ=失敗だと決めつけて着なくなったり―――そんなモヤモヤの狭間を行き来することがちょいちょいあった私。
せっかく気に入って好きで自分のクローゼットに迎えたはずなのに、服も私もハッピーじゃない結果に。
でも最近、よう っ やく開眼しました。
納得出来ないなら、「ここがしっくり来ない」と思うポイントがあるなら、
―――納得出来るように、変えてしもたらええやないか。と。
「変えちゃう勇気」をもらえたのも、実は古着から。
アラフォーになって再会した「古着」というジャンル。
色使いや着こなしの幅だったり、「ひとつのものを当たり前に何十年と着る」というマインドだったり―――今の私にとって良い影響しかない!というくらい沢山の”気付き”をくれる存在ですが、今回のこの「納得出来るように、変えてしもたらええ!」というシンプルな答えを教えてくれたものまた、古着でした。
―――というのはそもそも、古着屋さんて皆さん、「手を加える」ということに対してすごく柔軟なんです。
欧米のものがほとんどだし、元々ウィメンズ・メンズどちらだったのかも不明だったりするし、もちろん時代によるサイズ感もあるので、すっごい可愛い!けど、ちょっとデカイ。とか、ちょっと長い。なんてこともちらほら。
なのですが。
もともと販売される前に「これ、元のままだと合わせにくいかな~と思って、うちで○○したんですよ。」という感じでお店側のセンスで手を加えていらっしゃることも多いし、敢えて手を加えず販売されているものの「丈、短い方がお好きだったらバッサリ切っちゃってくださいね。切ってもカッコイイですよ!」「あ。袖口のボタン、ちょっとずらした方がバランス良いかもですね。」―――ってな具合でごくナチュラルに、目の前にいるお客さんに合わせてちょっとしたカスタムを提案する。という接客をして下さるんです。
↑ 超お気に入りの、袖が取っ払われたミリタリージャケット。←私の認識としては「ベスト」ですが。笑
こちらは古着屋さん以前に、元の持ち主さんが第二次大戦中の銃撃戦等々の中で本当に袖が邪魔になって切ってしまったらしいもの。生死をかけたカスタム!
古着では、こんな風に元の持ち主さんがカスタムされているものも多数。そのオンリーワンなところがまた魅力となるのです。
↑ 以前もご紹介したスウェーデン軍のコットンリブサーマル。
これも太ももまであるロング丈ですが、「切っちゃって全然大丈夫ですよ!」と言っていただいて。今はまだ長いまま楽しんでいますが、そろそろ切ろうかな。
古着が好きになってそういうご提案を受けているうちに少しずつ、「あ、そうか。ちょっとここが・・・と思ったら、変えてしまって良いのか!」とアタマが柔らかくなってきたのでした。
(何を隠そう、この40年間ずっと「店頭に並んでいる時の、ブランドが意図したそのデザイン”だけ”が完成形」と信じていた私。買った時のデザインを崩すなんてあり得ない!という固定概念の中で生きておりました。
でもでもよく考えたら、股下が60cm台しかない私がルックブックのモデルさんと同じバランスで着られるわけもなく、デザイナーさんが私の特殊体型を想定してデザインしてくれたわけでもなく。
そして、コーディネートの好みや、その服を「どんな風に着たいか」という着こなしの方法も人それぞれなのだから、「ここがもうちょっとこうだったら・・・」という思いが存在するのは―――あれ?当たり前のことですやんか。)
というわけで。
もちろん!買った時の状態がばっちし自分にハマるのであれば、それがベストです♡
でももしも、「もっとこうだったらバランスが良いのに!コーディネートの幅が広がるのに!」という”モヤっと”が湧いてきた時には(例えそれが「まあ、このままでも着られるけど。」くらいの小さなモヤっとだったとしても )
―――ちょっと、変えちゃう!
変えます。変えてしまいましょう。自分の体型や、好みのスタイリングに合うように!
そうすると、ビックリするほどそのお洋服の出番が増えて、今までバランスがイマイチで出来なかった着こなしも簡単に叶って、もうもうもう愛着が平均6割増し(当社比)。ほんのちょっとのことなのに、本当に生まれ変わるんです。
(後でくどくど話しますが)一旦サワリ程度に「ちょっと変えた」子達をチラ見せ。
去年セールでゲットした宝物的存在、ナイジェルケーボンのサスペンダーパンツ。
本当はごくシンプルに、「長過ぎるフルレングス」→「自分サイズのフルレングス」という丈詰めをしていただくはずが、オリジナルとは異なる丈感に変えちゃったらめっちゃくちゃバランスが良くなった!という、着丈を変えただけで劇的にお気に入り度が増した実例。
オリジナルに拘り過ぎないことで広がる世界があるんだなあ!と感動した1本です。
さっきもちょこっとお話しした白オーバーオール。
プラスティック&ブラックだった吊りカンを→金属&シルバーに変えただけで私のワードローブにぐっと馴染んで、コーディネートの幅が無限大に!
すごくすごくお気に入り、イレーヴのコットンローンロングスカート。
実はこれ、もともと褪せた青黒―――というかほぼネイビーだったのを、お着物を染める技術で漆黒に染め直していただいたんです。
イレーヴを染め直すなんてもったいな過ぎる!あり得ない!と思われる方もいらっしゃるとは思うのですが、私個人としては漆黒に染まったお陰で、より一層お気に入りになり、より納得度の高いコーディネートが出来るようになりました。
―――とまだまだ他にもこれでもか!と言うほど後ほどご紹介させていただきますが、今回は一旦ここらで〆まして、お次は私が出会ってしまった最高のリメイクスタジオの話をば・・・
では!(逃っ
今月のブログ「お洋服のお直し・カスタムのスゝメ」 お品書き
vol.1 手持ちのお洋服をちょこっと変えて、モヤモヤ解消! ◀今ココ。
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1955604/
vol.2 WEBオーダー出来るリメイクスタジオ、「RE;CIRCLE STUDIO」がスゴい。
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1978791/
vol.3 お洋服を「ちょこっと変える」の実例。着丈編
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1978797/
vol.4 お洋服を「ちょこっと変える」の実例。カスタムいろいろ編
https://lee.hpplus.jp/100nintai/1978918/
エミッコ
41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina
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TB あき