2月の初め、
佐賀県唐津にある隆太窯にお邪魔しました。
隆太窯は、中里隆さん、中里太亀さん、中里健太さんの窯です。
もう15年くらいの付き合いになる友人が、中里さんと親戚だった!と知ったのは、彼女と友達になって随分経ってから。
もっと早くに教えてよ!とものすごく驚いたのを覚えていますが、そんなすごいことを自慢げに話すわけでもなく、言ってなかったっけ?とさらりと流した友人はかっこよかったのでした。
小川のせせらぎ、野鳥の声が聞こえる、自然に包まれた山間に窯がありました。
友人のおかげで普段はなかなか足を踏み入れることのできない作業場などにもお邪魔して、お話をお聞きしたり、窯や、作っているところを見せていただいたり。
家具や調度品すべてが美しいギャラリーでたくさんの作品を手に取って見ることができる時間は至福でした。
ぱちぱちと暖炉の火が暖かく燃える音を聞きながら、出していただいたお茶とお菓子のおいしかったこと!(そしてもちろん素晴らしい器で。)
豊かな自然に囲まれた敷地はとても広大で、美しく、日常から切り離されたようなゆったりとした時間を過ごすことができました。
素敵な作品をいくつか購入することもできました。太亀さんの作品、健太さんの作品を少しずつ。
たくさんある作品の中から、これぞ、と思うものを選んだつもりですが、あれも欲しかった、いつかあれも迎えたい、と、帰り道に既に頭の中に素敵な作品がいっぱい浮かんでいました。
中でも、一目見てとても気に入ったのがこちらの健太さんの作品。
コンポート皿のような、脚付きの小ぶりな器です。
姫リンゴなら3,4つ乗るくらいのサイズ感が素敵です。
他にも、平皿や少し深さのある器、飯椀など。
とってもラッキーなことに、一部セールが行われていました。
めったにないことらしく、本当に幸運!
器のことはまだまだ知識が浅いわたし、もっともっと知りたいこと、見たい作品がたくさんあります。
これだけネットで何でも手に入ってしまう時代ですが、作家さんが作られる器など作品は、なかなか手に入らないもの。
個展など行われる機会にギャラリーに出かけて、実際に見て、触って、家に迎える、というプロセスを踏んでようやく手に入れた器は一生ものです。もちろん使ううちに割れたり欠けたりすることもあるでしょうが、それも含めて自分の暮らしの中に取り入れていくのが何より豊かだと思うのです。
今回購入した器たち、毎回使うたびにうれしくてうきうきします。
次回は、料理を盛り付けてご紹介します。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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きなこ