\家族や友人から大絶賛のレシピ教えて!/
料理上手なあの人の「レジェンド鍋」
すべてが絶品と大好評だった、昨年LEE1・2月合併号の「レジェンド鍋」特集。この冬のおうち鍋は、さらなる高みに到達します!
教えてくれたのは
植松良枝さん
Uematsu Yoshie
料理教室「日々の飯事」主宰。雑誌やWEB、TVへのレシピ提案などでも活躍。最近は世田谷ガーデン倶楽部内のカフェ「moderato on the green」のプロデュースも話題に。
取り皿で味を調整することで、子どもも大好物な鍋に!
北欧風 サケとたっぷり野菜の鍋
調理時間30分
フィンランドの郷土料理「ロヒケイット」からヒントを得たという一品。基本の鍋ベースを作ったら、最後の味つけは取り皿で自分好みの味に。「甘塩サケが手に入らなければ、生のサーモンに塩を振って一晩おいたものでも代用できます」(植松良枝さん)
材料・4人分
- 甘塩サケ……3~4切れ
- じゃがいも……2個
- 玉ねぎ……大1/2個
- セロリ……小1本
- 白菜(中央の白い部分)……適量
- かぶ……2個
- カリフラワー……小1/2個
- しめじ……1/2パック
- ローリエ……2枚
- 白ワイン……1/3カップ
- オリーブオイル……大さじ1
- 塩……小さじ1 1/2~2
- ディル……1パック
- サワークリーム……1パック(90㎖)
作り方
- じゃがいもは大きめのひと口大に切る。玉ねぎは繊維に沿って3㎜幅の薄切り、セロリは斜めに3㎜幅の薄切りにする。ディルは茎とやわらかな葉の部分に分けておく。
- 白菜はひと口大、かぶは8等分のくし形切りに。カリフラワーは小房に分けてから好みの厚さにスライス。しめじは石づきを落としてほぐす。
- 甘塩サケは1切れを3等分に切る。鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、セロリを入れて中火で炒める。しんなりとしたら塩少々(分量外)を振ってフタをし、ごく弱火にする。4〜5分蒸したら、サケとローリエ、ディルの茎を入れ、白ワインを振り入れる。フタをして1〜2分蒸し煮する。
- じゃがいもを入れ、水1.2Lと塩を加えて煮立たせ、10分ほど弱火で煮たら、鍋ベースの完成。②の野菜を入れ、火を通す。器に盛り、ディルの葉とサワークリームを適量加え、オリーブオイル(分量外)を好みで適量回しかけていただく。
シメ
「クリーミーな洋風のスープには、パスタがぴったり。スープパスタのように楽しんで」(植松良枝さん)。パスタは別にゆでておくか、乾麺のまま入れて煮込んでもOK。パスタの長さが鍋に合わなかったら、短く折ること。ショートパスタも合う。
本当に知りたかったレシピ!
料理のプロが作り続けるレジェンド鍋
どちらも自分好みにアレンジ可能。“参加型の鍋”を楽しんで
ワンパターンな“寄せ鍋”が子どもの頃は苦手だったという植松さん。
「その経験から、もっと個性があって、食べる人が自由にアレンジできる鍋を作りたいと考えるように。今回紹介する鍋は、どちらも取り分けてから味を変化させるタイプ。大人から子どもまで、一緒に楽しめますよ」(植松良枝さん)。
おかわりするたび、おいしさ新発見。最後まで飽きずに食べられます。
Staff Credit
撮影/砂原 文 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/山野井春絵
こちらは2025年LEE1・2月合併号(12/6発売)「家族や友人から大絶賛のレシピ教えて! 料理上手なあの人のレジェンド鍋」に掲載の記事です。
植松良枝
料理研究家
野菜をふんだんに使ったレシピで人気。旅好きで、世界各国の料理への造詣も深い。東京・代々木公園の人気ベトナム料理店「ヨヨナム」のメニュー監修も手がけている。著書に、『ホットサラダ』、『ヨヨナムのベトナム料理』(ともに文化出版局)など。