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家族や友人から大絶賛のレシピ教えて! 料理上手なあの人のレジェンド鍋

フィンランドの郷土料理からヒントを!「北欧風 サケとたっぷり野菜の鍋」レシピ/植松良枝さん

  • 植松良枝

2025.01.03

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\家族や友人から大絶賛のレシピ教えて!/

料理上手なあの人の「レジェンド鍋」

すべてが絶品と大好評だった、昨年LEE1・2月合併号の「レジェンド鍋」特集。この冬のおうち鍋は、さらなる高みに到達します!

植松良枝さん

教えてくれたのは

植松良枝さん

Uematsu Yoshie

料理教室「日々の飯事」主宰。雑誌やWEB、TVへのレシピ提案などでも活躍。最近は世田谷ガーデン倶楽部内のカフェ「moderato on the green」のプロデュースも話題に。

取り皿で味を調整することで、子どもも大好物な鍋に!

北欧風 サケとたっぷり野菜の鍋

フィンランドの郷土料理からヒントを!「北欧風 サケとたっぷり野菜の鍋」レシピ/植松良枝さん

調理時間30分

フィンランドの郷土料理「ロヒケイット」からヒントを得たという一品。基本の鍋ベースを作ったら、最後の味つけは取り皿で自分好みの味に。「甘塩サケが手に入らなければ、生のサーモンに塩を振って一晩おいたものでも代用できます」(植松良枝さん)

材料・4人分

  • 甘塩サケ……3~4切れ
  • じゃがいも……2個
  • 玉ねぎ……大1/2個
  • セロリ……小1本
  • 白菜(中央の白い部分)……適量
  • かぶ……2個
  • カリフラワー……小1/2個
  • しめじ……1/2パック
  • ローリエ……2枚
  • 白ワイン……1/3カップ
  • オリーブオイル……大さじ1
  • 塩……小さじ1 1/2~2
  • ディル……1パック
  • サワークリーム……1パック(90㎖)

作り方

  1. じゃがいもは大きめのひと口大に切る。玉ねぎは繊維に沿って3㎜幅の薄切り、セロリは斜めに3㎜幅の薄切りにする。ディルは茎とやわらかな葉の部分に分けておく。
  2. 白菜はひと口大、かぶは8等分のくし形切りに。カリフラワーは小房に分けてから好みの厚さにスライス。しめじは石づきを落としてほぐす。
  3. 甘塩サケは1切れを3等分に切る。鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、セロリを入れて中火で炒める。しんなりとしたら塩少々(分量外)を振ってフタをし、ごく弱火にする。4〜5分蒸したら、サケとローリエ、ディルの茎を入れ、白ワインを振り入れる。フタをして1〜2分蒸し煮する。
  4. じゃがいもを入れ、水1.2Lと塩を加えて煮立たせ、10分ほど弱火で煮たら、鍋ベースの完成。②の野菜を入れ、火を通す。器に盛り、ディルの葉とサワークリームを適量加え、オリーブオイル(分量外)を好みで適量回しかけていただく。

シメ

「クリーミーな洋風のスープには、パスタがぴったり。スープパスタのように楽しんで」(植松良枝さん)。

「クリーミーな洋風のスープには、パスタがぴったり。スープパスタのように楽しんで」(植松良枝さん)。パスタは別にゆでておくか、乾麺のまま入れて煮込んでもOK。パスタの長さが鍋に合わなかったら、短く折ること。ショートパスタも合う。



本当に知りたかったレシピ!

料理のプロが作り続けるレジェンド鍋

どちらも自分好みにアレンジ可能。“参加型の鍋”を楽しんで

どちらも自分好みにアレンジ可能。“参加型の鍋”を楽しんで

ワンパターンな“寄せ鍋”が子どもの頃は苦手だったという植松さん。

「その経験から、もっと個性があって、食べる人が自由にアレンジできる鍋を作りたいと考えるように。今回紹介する鍋は、どちらも取り分けてから味を変化させるタイプ。大人から子どもまで、一緒に楽しめますよ」(植松良枝さん)。

おかわりするたび、おいしさ新発見。最後まで飽きずに食べられます。

Staff Credit

撮影/砂原 文 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/山野井春絵
こちらは2025年LEE1・2月合併号(12/6発売)「家族や友人から大絶賛のレシピ教えて! 料理上手なあの人のレジェンド鍋」に掲載の記事です。

植松良枝

料理研究家

野菜をふんだんに使ったレシピで人気。旅好きで、世界各国の料理への造詣も深い。東京・代々木公園の人気ベトナム料理店「ヨヨナム」のメニュー監修も手がけている。著書に、『ホットサラダ』、『ヨヨナムのベトナム料理』(ともに文化出版局)など。

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