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FOOD

冬のおもてなしは「ドフィノワ」で決まり

独特のねばり気と食感で、違った味わいに「さといものドフィノワ」レシピ/ワタナベマキさん

  • ワタナベマキ

2024.11.19

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ホワイトソースいらずで本格グラタン!

冬のおもてなしは「ドフィノワ」で決まり

じゃがいもと乳製品のおいしさがぎゅっと詰まったグラタン「ドフィノワ」は、フランス南東部の郷土料理。合わせる料理を選ばず、子どもから大人まで大好きな味わい。テーブルの上もぐっと華やぎます。

ワタナベマキさん

教えてくれたのは

ワタナベマキさん

料理家

季節の素材の味わいを生かした作りやすいレシピが人気。新刊『ワタナベマキのフライパンでサッと蒸し、せいろでほっこり蒸し』(NHK出版)が発売中。

じゃがいもをほかの野菜に替えて。ちょっと味変も

根菜でドフィノワ

本来はじゃがいもで作る料理ドフィノワですが秋冬が旬のホクホクな野菜で作ってもおいしいです。味つけもバリエーションをつけて楽しみましょう。

さといものドフィノワ

独特のねばり気と食感で、違った味わいに「さといものドフィノワ」レシピ/ワタナベマキさん
さといも

調理時間40分

基本のドフィノワのじゃがいもをさといもに替えただけですが独特のねばり気と食感で、まったく違った味わいに。黒こしょう代わりにクミンで、エキゾチックな香りに!

材料・2~3人分

  • さといも……400g
  • にんにく……少々
  • A)
    • 牛乳……1カップ
    • 生クリーム(乳脂肪分35%)……1/2カップ
    • 白ワイン……大さじ1
    • 塩……小さじ2/3
    • ナツメグ……少々
  • ピザ用チーズ……60g
  • バター(有塩)……10g
  • クミンパウダー……少々

作り方

  1. 耐熱容器ににんにくの切り口をこすりつけ、バター少々(分量外)を薄く塗る。オーブンは220℃に予熱しておく。
  2. さといもはよく洗い、蒸気の立ったセイロに入れて7分蒸す(またはラップに包み、600Wの電子レンジで7分加熱する)。熱いうちに皮をむき、粗くつぶす。
  3. フライパンに②、Aを入れて中火にかける。へらで混ぜながらしばらく煮立たせ、全体にとろみがつき、さといもがやわらかくなるまで煮る。
  4. ①の耐熱容器に③を入れ、表面にピザ用チーズを散らし、バターをちぎって5~6カ所にのせる。
  5. 220℃のオーブンに入れ、表面に焼き目がつくまで10~12分ほど焼く。オーブンから取り出し、クミンパウダーを振る。


Staff Credit

撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/田中のり子
こちらは2024年LEE12月号(11/7発売)「冬のおもてなしは「ドフィノワ」で決まり」に掲載の記事です。

ワタナベマキ

料理家

ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。

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