ホワイトソースいらずで本格グラタン!
冬のおもてなしは「ドフィノワ」で決まり
じゃがいもと乳製品のおいしさがぎゅっと詰まったグラタン「ドフィノワ」は、フランス南東部の郷土料理。合わせる料理を選ばず、子どもから大人まで大好きな味わい。テーブルの上もぐっと華やぎます。
煮なくても作れます
焼くだけのドフィノワ
調理時間35分
さらに「手間を省きたい」という人は、こちらもどうぞ。じゃがいもを薄く並べて焼くことで生まれるさっくりとした食感と、生クリームとチーズのコクでお酒のおつまみとしてもおすすめです。
材料・2~3人分
- じゃがいも(メイクイーン)……2~3個(約400g)
- にんにく……少々
- A)
- 生クリーム(乳脂肪分35%)……1カップ
- 白ワイン……大さじ1
- 塩……小さじ1/2
- ナツメグ……少々
- ピザ用チーズ……60g
- バター(有塩)……10g
- 黒こしょう……少々
作り方
- 耐熱容器ににんにくの切り口をこすりつけ、バター少々(分量外)を薄く塗る。オーブンは180℃に予熱しておく。
- じゃがいもは皮をむき、2㎜厚さに切る(水にさらさない)。煮る時間を省く分、じゃがいもは薄切りで火を入れやすくする。面倒ならスライサーを使ってOK。
- ①の耐熱容器に②を少しずつ重ねながら並べる。Aを注ぎ、表面にピザ用チーズを散らし、バターをちぎって5~6カ所にのせる。じゃがいもは少しずつずらしながら、らせん状に薄く並べて。牛乳を使わず、生クリームのみを注ぐ。
- 180℃のオーブンに入れ、表面に焼き目がつくまで20分ほど焼く。オーブンから取り出し、黒こしょうを振る。
Staff Credit
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/田中のり子
こちらは2024年LEE12月号(11/7発売)「冬のおもてなしは「ドフィノワ」で決まり」に掲載の記事です。
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。