大人気シリーズ第4弾！
料理家たちの「料理がしんどい日」何作る？
料理を仕事にする稲田さんに「しんどい」の悩みを相談したら、「頑張りすぎなくてOKです。休んで！」ときっぱり。でも時に、逃れられないこともある……というわけで、そんなときでも何とか作れる、とっておきを教わりました！
あれこれ引くほど、ラクでおいしい！
しんどい日には「ミニマルレシピ」
食材も手間もどんどん引き算。その先にあるのは、“ラク”はもちろん、想像のはるか上をいく“おいしさ”です！（稲田俊輔さん）
「にんにく＆オリーブオイル」を引いてミニマルに！
ブロッコリーの「だけスパ」
調理時間20分
「バター香る、クタクタに煮たブロッコリーの甘さ。味つけは塩のみで、スパゲッティも塩気を強めにゆで上げます。好みで生ハムを添えても」（稲田俊輔さん）
材料・1人分
- ブロッコリー……150g
- スパゲッティ……100g
- 塩……1.5g（小さじ1/4）
- バター……15g
- 粉チーズ、黒こしょう（好みで）……各適量
作り方
- ブロッコリーは小房に分ける。太い茎は、周りのかたい部分をむき、幅1㎝弱程度の輪切りにする。葉や細い茎は適当に切る。
- フライパンに①と塩、バター、水1/2カップを入れ、フタをして中火にかける。
- 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩分1.2％になる量の塩（分量外）を加える。スパゲッティを袋の表示どおりにゆでる。
- ②のブロッコリーがくたくたに煮えたら、へらでつぶしてソース状にし、③のスパゲッティのゆで汁を少量加える。
- ③がゆで上がったらザルに上げ、④のフライパンに加え、和える。器に盛り、好みでチーズや黒こしょうをかける。
葉も茎もすべて使い切ります！
特に葉は、栄養豊富なケールのようなもの。④で加えるゆで汁の量は、「食べ終えたとき、汁気が器に残らない状態」をイメージして
Staff Credit
撮影／竹之内祐幸 スタイリスト／朴 玲愛 取材・原文／福山雅美
こちらは2024年LEE8・9月合併号（7/5発売）「料理家たちの「料理がしんどい日」何作る？」に掲載の記事です。
稲田俊輔 SHUNSUKE INADA
南インド料理専門店「エリックサウス」総料理長
スパイスカレー界を牽引する、南インド料理専門店「エリックサウス」総料理長。新著に『現代調理道具概論』（講談社）、『料理人という仕事』（筑摩書房）。
