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FOOD

毎日食べたい“やさしい中華”

シンプル手順で作る定番「チャーハン」レシピ/ウー・ウェンさん

  • ウー・ウェン

2024.06.18

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特別な調味料も道具もいりません!

毎日食べたい“やさしい中華”

「中華はお店が一番」な印象があります。理由は、大火力や鍋振りなどのプロの技が重要そうだから。でもそれは思い込み! 家庭には家庭のやり方で、現地の人が食べている「本当の中華料理」が作れるのです。

中国家庭料理の伝道師

ウー・ウェンさんの食べ続けたい「中華」

ウーウェンさん

「中国の家庭料理に、難しいことはありません。ただ、今までの思い込みを一度忘れて。これが、中国の家庭の本当の味です」(ウー・ウェンさん)

炒め方のコツを押さえれば大丈夫

定番の味はシンプル手順で!

「手順が簡単で少ないほど、料理は作りやすく。ただし、それぞれがおいしさのカギを握っているから、レシピに忠実に作るのが大切!」(ウー・ウェンさん)

ウー・ウェンさん

教えてくれたのは

ウー・ウェンさん

Wu Wen

料理研究家

北京生まれ。1990年に来日。料理上手な母から受け継いだ小麦粉料理が評判となり、料理研究家の道へ。1997年、東京にてクッキングサロンをスタート。中国家庭料理を中心にした体をいたわる知恵に裏付けされた料理と、温かなユーモアあふれる人柄で人気となる。



味つけはコレだけ![塩]
弱火で見事にパラリ。焦らず作れて失敗なし

チャーハン

シンプル手順で作る定番の味「チャーハン」レシピ/ウー・ウェンさん

調理時間8分 ※火にかけている時間の目安です。

材料・2人分

  • 冷やごはん……300g
  • 溶き卵……2個分
  • 長ねぎのみじん切り……10㎝分
  • 粗塩……小さじ1/3
  • 黒こしょう……少々
  • 炒め油(太白ごま油)……大さじ1 1/2
  • ごま油……小さじ1/2

作り方

1

油を熱し、溶き卵を入れる

油を熱し、溶き卵を入れる

フライパンに炒め油を入れ、中火でよく熱する。しっかり熱した油と卵が混ざり合うと、ふんわりとなる

2

卵が半熟状態でねぎを加える

卵が半熟状態でねぎを加える

卵液を菜箸で大きく混ぜる。卵が固まり始めたところで、長ねぎを加える。香りが立つまで炒める

3

ごはんと塩を加える

ごはんと塩を加える

ごはんを加えたら、すぐに塩を振って火を弱めてほぐすように混ぜる。塩を振ることでごはんのでんぷん質がきれるので、粘りが少なくなる

4

弱火でごはんの水分を飛ばす

弱火でごはんの水分を飛ばす

粒をつぶして粘りを出さないよう、へらで切るように炒める。ごはん表面の水分を弱めの火で確実に蒸発させるのが、パラッと仕上げるコツ

5

こしょうとごま油を加える

こしょうとごま油を加える

ごはんの水分が飛んでぱらりとしたら、こしょうを振り、ごま油を加えて香りをつける

おいしく作るコツ

ごはん表面の水分を飛ばすと、チャーハンはパラリと仕上がります。だから、炊きたてごはんより冷やごはんなのです。家庭の火力なら強火ではなく、弱めの火でじっくりが正解。また、粘りの原因であるでんぷん質をきるために、ごはんに塩を振るのも大切。

Staff Credit

撮影/松村隆史 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE7月号(6/7発売)「毎日食べたい“やさしい中華”」に掲載の記事です。

ウー・ウェン

中国・北京生まれ。「ウー・ウェンクッキングサロン」主宰。中国に伝わる家庭の味を、日本の素材で手軽に作れるよう工夫して紹介。少ない素材とシンプルな手順で生まれる奥深い味にファン多数。

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