冷めてもしっとり!「トマト肉みそ」、やさしい味わい「ゆで汁を使った中華がゆ」レシピ/長谷川あかりさん
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長谷川あかり
2024.02.10
“うま味”を最大限に生かして
長谷川あかりさんの
少ない調味料でできる毎日のひき肉レシピ
「冷蔵庫にはいつもひき肉。わが家の食卓は、ひき肉なしでは回らない!」と話す長谷川さん。理由は何より、じわっと広がるそのうま味。ひき肉愛あふれたレシピで、きっとあなたもひき肉のとりこ!
トマト肉みそ
調理時間20分
「鶏ひき肉とトマトのうま味重ね。冷めてもしっとりしているのは、片栗粉をなじませているから。焼いた厚揚げやゆで野菜、麺に添えてもおいしいですよ」(長谷川あかりさん)
材料・作りやすい分量
- A)
- 鶏ももひき肉、鶏むねひき肉……各200g
- 長ねぎ(青い部分)……1本分
- 水……1.5L
- 塩……ひとつまみ
- トマトのざく切り……大1個分(200g)
- しょうがのみじん切り……30g
- B)
- みそ……大さじ3
- みりん……大さじ2
- 片栗粉……大さじ1
- 塩……適量
- 米油……小さじ2
作り方
- 鍋にAを入れ、菜箸で軽くひき肉をほぐし、強めの中火にかける。沸く直前で弱火にし、ひき肉を10分ゆでる。ザルに上げ、ひき肉とゆで汁を分ける。ねぎは取り除く。
- ひき肉に片栗粉と水大さじ2を混ぜてなじませる。
- フライパンに米油としょうがを入れ、弱火にかける。しょうがの香りが立ったらトマトと塩小さじ1/3を加えて、トマトの形がなくなるまで煮詰めるように炒める。
- ②を加えてトマトとなじませ、Bと塩少々を加えて強めの中火で2分ほどしっかり炒め煮して水分を飛ばす。
※冷蔵庫で4日間保存可。
ゆで汁を使った中華がゆ
調理時間45分
「ひき肉のだしをたっぷり吸ったおかゆは、じんわりやさしいのに、ちゃんと食べごたえがあるんです」(長谷川あかりさん)
材料・2人分
- 米(洗わずに)……50g
- ひき肉のゆで汁……4カップ
- 塩……小さじ1/3
- ごま油……小さじ1 1/2
作り方
- 鍋にごま油を中火で熱し、米を加えて炒める。透き通って少し白っぽくなってきたら、ゆで汁を加える。煮立ったらフタをし、弱火で40分煮込む。塩で味を調える。
ひき肉ってうま味が濃いから、調味料をいろいろ使わなくても満足感ある味わいになるんです。粒が小さいひき肉は味なじみがよく、そのまま使えば、加熱時間も短くて済むのもいいところです。小分け冷凍もしやすいし、まさに、日常の料理には欠かせない存在ではないでしょうか。そのうま味を生かして、私はひき肉でだしをとることも多いです。粒それぞれから、じわっとうま味が広がるので、少量でも驚く味わい深さになるんですよ。
人気料理家による
レシピ集
Staff Credit
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/西森 萌 取材・原文/福山雅美 撮影協力/UTUWA
こちらは2024年LEE3月号(2/7発売)「別冊付録 365日役立つ! 感動のひき肉BOOK」に掲載の記事です。