料理上手なあの人のNo.1レシピ、大公開
何度作っても感動!
\わが家の/
「レジェンド鍋」
手軽に栄養をたっぷりとれる一方で手抜きの印象もあり「また鍋?」と家族に言われかねない鍋を、今年の冬は格上げ! 人気料理家が、家族や友達と食べている、周りでも大好評の鍋レシピを特別公開。「さすが」と「なるほど」な手順と食材の組み合わせから生まれる格別なおいしさは、まさにレジェンド級です。
教えてくれたのは
arikoさん
編集ライター
ファッションを中心とする編集ライターとして活躍する一方で、SNSでアップする、毎日のごはんがおいしそうと話題になり、レシピ本の著書多数。
さまざまな場で披露してきたarikoさんといえば!の一品
ザーサイ入り鶏だんご鍋
「塩漬けザーサイは、通常は塩抜きをしてから使いますが、この鍋では鶏だんごの味つけ役であり、そこから出るスープの味の要ともなるので、そのまま使用。発酵食品ならではのいいだしが出るんです。仕上げのごま油の香りも最高!」(arikoさん)
材料・4人分
- 〈鶏だんご〉
- 鶏ひき肉……600g
- ザーサイ(塩漬け)……1個(100g程度。みじん切りにして大さじ6)
- A)
- 長ねぎのみじん切り……1/2本分
- しょうがのすりおろし……1かけ分
- 卵……1個
- 片栗粉……大さじ1
- 水菜……1袋
- にら……1束
- えのきだけ……1パック
- B)
- 鶏ガラスープの素(顆粒)……大さじ1
- 水……1.5L
- ポン酢しょうゆ、すだち、柚子こしょう、ラー油……それぞれ好みで適量
- ごま油……大さじ1〜2程度
作り方
- 水菜、にら、えのきだけは根元を切り落とし、ざく切りにする。
- 鶏だんごを作る。ザーサイは洗い、水気をふき取って粗みじん切りにする。ボウルに鶏ひき肉を入れ、刻んだザーサイとAを加えて混ぜ合わせる。
- 鍋にBを入れて沸かし、②をスプーンでひと口大ずつすくって落とす。浮き上がってきたら①を加えてさっと煮る。仕上げにごま油を回しかける。好みでポン酢、絞ったすだち、柚子こしょう、ラー油をつけながら食べる。
*ザーサイは、ごま油やしょうゆで味つけされたスライスタイプでなく、塩漬けの丸ごとパックされたものを使う。
シメは
冷凍うどんで手軽に
残ったスープに冷凍うどんをそのまま入れて温めて、小ねぎの小口切りをのせ、こしょうを振る。
編集ライター
arikoさんのレジェンド鍋
母も作っていた実家直伝の鍋。塩漬けザーサイならではのうま味が、スープにも溶け出して
友人たちに「また食べたい!」と言われるだけでなく、訪問先のキッチンに入って作ったことも多々あるという、arikoさんの十八番レシピ。ベースの味わいは淡白に、薬味で味変を楽しむのがポイントです。
「シンプルな鍋でもあるので、具材の色を2色までに絞ると、和食屋さんのような見栄えになって、おもてなしにふさわしい特別感が」(arikoさん)
「おいしいLEEレシピ」に伝説級の鍋レシピ、まだまだあります!
Staff Credit
撮影/須藤敬一 スタイリスト/山口裕子 取材・原文/福山雅美
こちらは2024年LEE1・2月合併号(12/7発売)『何度作っても感動! わが家の「レジェンド鍋」』に掲載の記事です。
ariko ariko
本業は編集ライターながら、おいしいレシピが絶大な人気で料理本も多数出版!SNSに投稿されるごはんが話題。