長い子どもたちの夏休み。忙しい中、毎日のお昼ごはん作りまで頭が回らない……。そこで頼りたいのが、タイパ=タイムパフォーマンスばっちりの麺。時間がかからず、なのに抜群においしい一皿が、私たちを救ってくれます!
いつものソース味から一歩踏み出す、新たなおいしさがいろいろ! どれも家にある材料で、パパッと作れます。
調理時間15分
みその風味にまろやかバターがからんで
みそバター焼きそば
「おいしく仕上げるなら、麺を香ばしく“別炒め”。麺と野菜を一緒に炒めると、むしろ時間がかかるので、味的にもタイパ的にもこれが正解」(今井 亮さん)
材料・2人分
- 焼きそば麺……2袋
- 豚こま切れ肉……150g
- ピーマン……3個
- もやし……1/2袋(100g)
- 塩……少々
- A)
- 中濃ソース……大さじ1 1/2
- みそ……大さじ1
- しょうゆ、砂糖……各小さじ1
- バター……10g
- サラダ油……大さじ2
作り方
- ピーマンは縦半分に切り、ヘタと種を取り除いて1㎝幅の斜め切りにする。Aを混ぜ合わせておく。
- 焼きそば麺は袋ごと、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱してほぐしておく。
- フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、②を広げて両面に焼き色をつける。ほぐして一度取り出す。
麺はまず、具材と別に焼く。「できるだけいじらないのが、短時間で香ばしい焼き目をつけるコツですよ」(今井 亮さん)
- 残りのサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。色が変わったら、①のピーマンともやしを加えてさらに1分ほど炒め、塩を振る。
- ④の具材を片側に寄せ、空いたところに③を戻し入れる。Aを麺に向かって加えてからめてから、さらに手早く全体を炒め合わせる。半量ずつ器に盛り、それぞれバターをのせる。
教えてくれたのは
今井 亮さん
タイパ麺をおいしくする、ちょっとしたコツ教えます!
京都の老舗中華料理店での修行を経て、料理家に。「意外に味わいを左右するのは麺の水きり。僕は、ザルに押しつけるようにぎゅうっと絞り切っています。あとは、味わいの濃淡。例えば焼きそばは、麺に味を濃いめにつけ、野菜はあっさり仕上げると、おいしさがランクアップ!」(今井 亮さん)
Instagram:ryo.imai1931
Twitter:ryomaimai1931
公式サイト:https://ryohappliycooking.wixsite.com/minimal-designer-jp
【特集】夏を乗り切る「タイパ麺」31days
撮影/メグミ スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
こちらは2023年LEE8・9月合併号(7/7発売)『夏を乗り切る「タイパ麺」31days』に掲載の記事です。