完熟梅でつくる
梅シロップ
「少しハードルの高いガラス瓶じゃなくても大丈夫。気軽な気持ちで始めて欲しいから、今回のレシピは保存容器もリーズナブルなものを使います。案外これが楽ちんなんですよ」(今井真実さん)
材料
- 梅 ……200g
- お好みの砂糖……200g
- 焼酎……30ml
(常温で漬け込み1ヶ月、1年の保存可能)
使う道具
730ml以上の保存容器
下準備
殺菌のため、容器と蓋を、焼酎(分量外)を湿らせたキッチンペーパーで拭きます。
梅の下ごしらえ
1.梅は流水で優しく丁寧に洗います。
2.次にカビの原因となる水気を拭きます。
「時間に余裕のある方は布巾の上に広げて、少し放っていてもいいくらいです」(今井真実さん)
3.なり口のへたを爪楊枝などで、そっと傷つけないように取ります。
「どうしても取れない場合は無理せず、そのままでも大丈夫です」(今井真実さん)
4.なり口の穴も丁寧に水気を取ります。
キッチンペーパーでこより状にすると水気を吸いやすいです。
ここまでがどの梅仕事でも行う「基本の下ごしらえ」です。
「梅シロップ」の作り方
1.下ごしらえした梅を一つずつ、焼酎に浸けて殺菌します。
焼酎の水気はキッチンペーパーで拭き取ります。
「アルコール分は揮発しますが心配な方は米酢などクセのないお酢でもいいですよ。なりくちからカビやすいので、この作業をしておくと安心です」(今井真実さん)
2.梅を容器に全て入れたら、お砂糖を入れます。これで出来上がりです。
このまま常温で漬け込みます。お砂糖が必ず梅にかぶっているようにしましょう。梅がお砂糖やシロップから頭を出していると、カビの原因になります。
3日ほどはあまり変化が見られませんが、揺するとだんだんお砂糖が湿ってきて5日ほど経つとすっかりシロップ状になります。
お砂糖が溶け残っていたら、清潔なスプーンでかき混ぜましょう。
3.梅シロップ完成! 発酵しないために梅を取り除いてから、電子レンジで沸騰直前まで加熱します。
しゅわしゅわと泡が立つ場合は発酵してしまっています。失敗ではないですが、風味が変わります。ぷくっと膨れた梅は取り除き、冷蔵庫に移して早めに飲み切りましょう。
「出来上がってから、スパイスを入れたりレモンを足したり『味変』も楽しいですよ」(今井真実さん)
▽完熟梅の梅仕事レシピはこちらにも
撮撮影/今井裕治 料理・文/今井真実
こちらは2022年6月26日LEEweb記事「今井真美さんちのほっこりうめしごと」に掲載のレシピです。