ハーブやスパイスをきかせた深い味わいの、心と体にやさしいお菓子を提案して大人気の長田佳子さんがLEE初登場! 家族や親しい人たちと集まる年末年始にぴったりな、クラシカルでいて新鮮なクリスマスの手作りお菓子を教わりました。
日ごとの風味の変化も味わいたい
ブランデーフルーツケーキ
ブランデーのおかげで2週間ほど保存がきくので、シュトーレンのように少しずつカットしてホリデーシーズン中に長く楽しむことができます。
材料・8×18×7㎝のパウンド型1台分
〈ドライフルーツのブランデー漬け〉
- ドライいちじく……80g
- ドライプルーン……50g
- ドライカレンツ……50g
- ブランデーまたはウィスキー……220㎖
〈ケーキ生地〉
- A)
- バター(食塩不使用)……90g
- きび砂糖……55g
- 塩……ふたつまみ
- 全卵……2個
- B)
- 薄力粉……60g
- アーモンドパウダー……20g
- ベーキングパウダー……3g
- アニスパウダー……ふたつまみ
- くるみ……50g
下準備
- ドライフルーツは大きいものは2㎝角以下に切り、ブランデーまたはウィスキーに漬けて、1日以上おく。
漬け時間が長いほど、より風味が豊かに。余ったお酒は再度漬け込みに使うか、料理に活用しても。
- バターと卵は室温に戻す。
- オーブンを170℃に予熱する。
- くるみは170℃のオーブンで8分ほどローストし、包丁で細かく砕く。
- 型にオーブンシートを敷く。
作り方
- ボウルにAを入れ、ハンドミキサーの高速で白っぽくクリーム状になるまでしっかり混ぜる。
- ドライフルーツの汁気をきって加え、ハンドミキサーでしっかり混ぜる(ドライフルーツがほとんどペーストになり、生地になじむようにする)。
- 割りほぐした卵を少しずつ加え、その都度ハンドミキサーでよく混ぜ、分離しないよう丁寧に全体を混ぜる。
- Bをふるい入れ、くるみも加え、ゴムべらに持ち替えて大きくしっかり混ぜる。
- 型に④の生地を流し、170℃のオーブンで35~40分を目安に焼く。オーブンから取り出して型から外し、ケーキクーラーで冷ます。
教えてくれたのは
長田佳子さん
フランス料理店などで修業を積み、YAECAのフード部門「PLAIN BAKERY」を経て、2005年にfoodremediesの屋号で独立。お菓子教室を主宰しながら雑誌、書籍などで幅広く活躍。12月初旬に新刊『はじめてのやさしいお菓子』(扶桑社)を発売予定。
Instagram:foodremedies.caco
公式サイト:https://foodremedies.jp/
【特集】foodremedies 長田佳子さん「癒しのクリスマスお菓子」
撮影/馬場晶子 スタイリスト/曲田有子 取材・原文/田中のり子
こちらは2022年LEE12月号(11/7発売)「foodremedies 長田佳子さん「癒しのクリスマスお菓子」」に掲載の記事です。