器にどーんと盛りつけるから、迫力満点！　野菜で食感に変化をつけているので、きれいな見た目で食べ進めるのも楽しいおすしです。

大きなスプーンでざっくり取り分けて
スコップずし

材料・4人前・21×16.5×深さ6㎝のバットを使用

• すし飯（作り方はこちら）……2合分
• 生ハム……60g
• イクラ……大さじ2
• 卵……4個
• Ａ）
  • 牛乳（または水）……大さじ3
  • 砂糖……大さじ1
  • 塩……ひとつまみ
• アボカド……2個
• スナップえんどう……50g
• 刻みノリ……適量

作り方

1. 卵はＡを入れて割りほぐし、なめらかになるようにザルなどでこす。フッ素樹脂加工のフライパンに移し、弱めの中火にかけ、菜箸で細かく混ぜながらいり卵にする。
2. スナップえんどうはすじを取り除いて熱湯でさっとゆで、半分に割る。アボカドは皮をむいて半分に切って種を除き、5㎜厚さに切る。
3. すし飯の半量をバットに敷き、刻みノリとアボカドを並べる。残りのすし飯をのせ、①を敷き詰める。
4. 生ハムは横半分に切り、それを半分に折ったものを3～4枚クルクル巻いて花にして③にのせ、②のスナップえんどうとイクラを散らす。

取り分けると……！

「スコップずし」におすすめの汁物はこちら

「アサリとちぎりバジル、プチトマトのみそ汁」レシピ／重信初江さん

特別な道具は使わず、自由な発想で楽しめます

バットで作るおすしの利点は「見た目は華やかなのに、身近な道具類で気軽に誰でも作れるところ」と重信さん。

「バットのおすしは手持ちの四角いバットを、型や容器として活用して作るもの。ボリュームもあって食べごたえ抜群」（重信初江さん）

おすしの具材といえば魚介類が定番ですが、子どもも好きな肉類やヘルシーで食感に変化がつく野菜類もふんだんに使ってます。

「紹介した具材はあくまで一例。せっかくなので色合わせは気をつけて、あとは好きな具材を自由に使ってアレンジしてください」（重信初江さん）

教えてくれたのは
重信初江さん

料理研究家。昔から受け継がれてきた味を大切にしながら、現代的なセンスで提案する作りやすい料理が人気。新刊『はじめてなのに現地味　おうち韓食』（主婦の友社）が好評発売中。
Instagram：shige82a
Twitter：shigehatsue

2022年3月号【バットで作る「大きなおすし」 ラップで包む「小さなおすし」】より
撮影／清水奈緒　スタイリスト／岩﨑牧子　取材・原文／田中のり子　撮影協力／UTUWA