茶碗蒸し
材料・直径約8×高さ6.5㎝の器4個分
- 卵……3個
- かまぼこの薄切り……8枚
- しいたけ……1枚
- 三つ葉……3本
- 和風だし……450㎖
- しょうゆ……小さじ1
- 塩……小さじ1/4
作り方
- ボウルに卵とだしを入れ、白身を切るように菜箸でよく混ぜる。ザルでこし、しょうゆと塩を加えて混ぜる。
卵液をこしてなめらかに
混ぜ切らない白身が残っていると、表面がなめらかに仕上がらないため、ここできちんとこしておくのが大切
- しいたけは石づきを切り落とし、薄切りにする。三つ葉はざく切りにする。
- 器に②とかまぼこを等分に入れ、①を1/4量ずつ注ぐ。表面の泡をキッチンペーパーで押さえて取り除く。
- 鍋にたっぷりの水を入れ、強火にかける。沸騰したら鍋の上に③を入れたセイロをのせ、強火のまま3分ほど蒸す。弱火にしてさらに12分ほど蒸す。軽く器を揺らし、ゆるい状態であればさらに弱火で2分ほど蒸す。竹串を刺し、透明な液が出てくることを確かめて取り出す。
固まらないときは弱火で調節
強火に3分かけた後、弱火で12分蒸してもやわらかすぎるときは、様子を見ながら弱火にかける時間を長くする
茶碗蒸しは「卵1個に、だし150㎖、しょうゆ小さじ1/3、塩ごく少々」で作る
「卵1個に対するだしの量を覚えれば、ゆるくて固まらないという失敗を防げます。さらに、ポイントは火加減。まずは強火に3分かけ、表面を一気に固まらせます。これ以上強火の時間を長くとると、すが入ってしまうので注意して。あとは弱火で12分が目安ですが、容器によっても前後するので様子を見ながら」(ワタナベマキさん)
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/福山雅美
2021年7月号【「なんとなく」が「最高の味」になる ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ】より
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。