オムライス
オムライスは最後にペーパーをかぶせて形を整えればよい
「卵は余熱でどんどん火が入るので、半熟になったらすぐ火を止めます。形を整えるのは器の上で、落ち着いてゆっくりと。卵がおいしく半熟にさえなっていれば、仕上げは後からどうにでもなりますよ。ケチャップはしっかり煮詰めて酸味を飛ばし、うま味を凝縮させるのを忘れずに」(ワタナベマキさん)
材料・2人分
- 鶏もも肉(皮なし)……150g
- 玉ねぎ……1/2個
- 温かいごはん……茶碗2杯弱
- 卵……4個
- トマトケチャップ……大さじ3 1/2
- 白ワイン……大さじ2
- しょうゆ……小さじ1
- A)
- 砂糖……小さじ1/3
- 塩……ひとつまみ
- 粗びき黒こしょう……少々
- バター……8g
- オリーブオイル……小さじ4
作り方
- 鶏肉は2㎝角に切る。玉ねぎは粗みじん切りにする。
- フライパンにオリーブオイル小さじ2を中火で熱し、①を炒める。玉ねぎが透き通って鶏肉に焼き目がついたら、白ワインとケチャップを加える。煮立たせながら汁気がなくなるまで煮詰め、しょうゆを加えて炒める。ごはんを加えて炒め合わせ、塩、粗びき黒こしょうを振る。
- ボウルに卵とAを入れて混ぜる。
- 直径20㎝程度のフライパンにオリーブオイル小さじ1とバター4gを中火で熱する。③の半量を入れて半熟になるまで大きく混ぜ、フライパン全体に広げて火を止める。
- ④の中央に②の半量をのせ、ゴムべらで手前の卵を折りたたみ、奥へ押しながらずらす。
- フライパンからすべらせるようにオムライスを器に移す。キッチンペーパーをかぶせて形を整え、ケチャップ(分量外)をかける。もう1個も同様に作る。
教えてくれたのは
ワタナベマキさん
料理家。旬の素材を使い、基本を大切にしたシンプルな手順で作る料理を得意とする。夫と中学3年生になる息子との3人暮らし。日々の暮らしを綴るインスタグラム(maki_watanabe)も好評。
【特集】「なんとなく」が「最高の味」になる ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ
LEE 2021年7月号
「なんとなく」が「最高の味」になる
ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ
に掲載されています。
詳しい内容は2021年LEE7月号(6/7発売)に掲載中です。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/福山雅美
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。