ボリュームが出にくく、調理が面倒……という理由から、苦手意識を持ってしまう人が多い魚料理ですが手軽な切り身を活用して、味つけにひと工夫を加えれば、一品でも大満足なおかずが完成しちゃいます!
魚料理初心者は、まずは蒸し煮から。フライパンを使って短時間で加熱するだけなので、ほとんど失敗知らずです。
生でも食べられるから、加熱は短時間でOK!
刺し身用サーモンのレモンバターしょうゆ煮
材料・2人分
刺し身用サーモン……1さく(約250g)
アボカド……1/2個
アスパラガス……2本
オリーブオイル……小さじ2
A)
バター……10g
しょうゆ……大さじ1
白ワイン……大さじ1
レモン汁……小さじ2
タルタルソース(下記参照)……適量
作り方
- サーモンは表面に塩少々(分量外)を振り、5分ほどおき、出てきた水気をキッチンペーパーでふく。アボカドは皮をむいて種を取り、1㎝幅に切る。アスパラガスは1本を斜め半分に切る。
- フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、サーモン、アスパラガスを入れる。焼き色がついたらバットに取り出す。
- ②のフライパンにAを入れて中火にかけ、バターが溶けたら②を戻し入れ、フタをして弱火で4分加熱する。
- 器にアボカド、③を盛り、レモン汁を回しかけ、タルタルソースを添える。
「刺し身用の魚も煮たっていいんです。柔軟な発想で楽しんで」。塩を振り、余分な水分とくさみを抜いてから煮ると、うま味も凝縮。
タルタルソース
材料・作りやすい分量
ゆで卵……2個
玉ねぎ……1/2個
塩……ひとつまみ
A)
マヨネーズ……大さじ4
粉末パセリ……適量
作り方
- 玉ねぎはみじん切りにして塩をもみ込んでから水にさらし、水気をよく絞る。
- ボウルにゆで卵を入れ、フォークなどで細かくつぶし、①、Aを入れてよく混ぜる。
教えてくれたのは
角田真秀さん
料理研究家として雑誌や企業へのレシピ提案など幅広く活躍。著書に『うまくいく台所』(文化出版局)など。お気に入りの食材を販売するオンラインショップも好評。
【特集】さばかない、おろさない「切り身」で魚上手な食卓に!
詳しい内容は2021年LEE5月号(4/7発売)に掲載中です。
撮影/松村隆史 スタイリスト/来住昌美 取材・原文/田中のり子
角田真秀
料理研究家
夫とともにフードユニット『すみや』として、ケータリングや書籍などを中心に活躍中。どの家庭にもある基本の調味料だけで作れる、新鮮かつほっとする味わいのレシピに定評がある。著書に『うまくいく台所 成功レシピと料理のコツ』(文化出版局)ほか。