少し残った晩のおかず。そのまま詰めてもいいけれど……。時には手軽にひと工夫。
スープジャーのあつあつ効果で、昨日とはまったく別もののうれしいお弁当に変身です。
だしをきかせたほっとする味。そのままお弁当にしてもいいけれど、少し地味!?
材料・2~3人分
鶏もも肉……250g
にんじん……1本
たけのこ(水煮)……200g
和風だし……1カップ
しょうゆ……大さじ2
酒、みりん……各大さじ1
塩……少々
ごま油……小さじ2
作り方
- 鶏肉は好みで皮を取り除き、3㎝角に切る。にんじん、たけのこは乱切りにする。
- 鍋にごま油を中火で熱し、①の鶏肉を入れて軽く焼き目がつくまで炒める。にんじん、たけのこを加えてさっと炒め、だし、酒を加えてひと煮立ちさせ、アクを取り除く。
- しょうゆ、みりんを加えて落としブタをし、弱めの中火で時々混ぜながら汁気が少なくなるまで10分ほど煮る。塩を加えてひと混ぜし、火を止める。
彩り野菜をプラスして卵とじに
筑前煮の親子丼弁当
筑前煮の甘辛味&鶏肉を生かして、野菜たっぷり親子丼風に。「スナップえんどうの緑と卵の黄色でかわいらしく仕上げます」
材料・1人分
- 筑前煮……1カップ強
- スナップえんどう……2本
- 溶き卵……1個分
A)
- 水……2/3カップ
- しょうゆ……小さじ1
- 塩……少々
B)
- 片栗粉、水……各小さじ1
作り方
- スナップえんどうはすじを取り除き、長さを半分に切る。筑前煮とともに鍋に入れ、Aを加えて中火にかける。
- ひと煮立ちしたら溶き卵を回し入れて火を通し、混ぜ合わせたBを回し入れ、再び煮立たせてとろみをつける。熱いうちにスープジャーに入れる。
お弁当にするなら、卵はしっかり火を通して。具全体をとじるように満遍なく回し入れる
教えてくれたのは
ワタナベマキさん
季節感を大切にした、大人も子どもも喜ぶレシピに定評。息子さんはこの春中学3年生、日々のお弁当作りはまだまだ続行。昨年、保護猫のハットリくんとハナちゃんが家族の仲間入り。
撮影/砂原 文 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/福山雅美
2021年LEE4月号【作るのも片付けるのもラク! モチベが上がる! ずっと続けられるお弁当】より
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。