ゆで卵の作り方
ゆで卵は、固ゆで派? それとも半熟派? それぞれ好みはあれど、とろ〜りとろける半熟卵は、支持するファンも多いはず。あの「黄身トロ」に成功できたら、幸せ度マックス! 冷蔵庫から出したての卵で、理想の黄身トロを実現する方法をお教えします。
1
卵は、丸みがゆるやかなほうに穴をあける。こうすることで殻が割れづらく、また殻がむきやすくなる。100円ショップなどで売っている専用の器具があれば便利だけれど、画びょうやまち針などを使ってもよい
2
鍋に、卵がしっかり隠れるくらいたっぷりの水を入れて火にかけ、十分に沸騰したら卵をお玉などにのせて静かに湯の中に沈めて時間を計り始める
3
黄身を真ん中に寄せたいときは、最初の1分間ほど箸でぐるぐると円を描くようにかき回すとよい。ゆで時間は、MSサイズで6分、Lサイズだと6分30秒程度が目安
4
すぐに氷水につけて、余熱が入らないように急冷する
5
④の卵の殻全体をスプーンで軽く叩いて細かいひびを作る。こうするとやわらかい卵が割れにくく、殻もむきやすい。強く叩いたり台に落としたりすると、白身が殻と一緒に取れてしまうことがあるので注意。殻をむいたら卵の水分と細かい殻をペーパーでふく
2018年7月号【「食パン・卵」で幸せ朝ごはん】より
サルボ恭子
料理家
パリで料理と製菓を学び、名門ホテルを経て帰国。その後、料理研究家のアシスタントを経て、独立。現在は料理教室を中心に、書籍や雑誌で活躍中。『フランス共働き家庭の2品献立』(立東舎)、『かんたんシンプル ごほうびデザート』(家の光協会)ほか著書多数。