冬になるとがぜん味がよくなるキャベツ。安くておいしくて大好きだけれど、サイズが大きいので余りがち。そこで人気料理家 きじまりゅうたさんに、1/2はペロッと食べてしまう、うますぎる絶品鍋レシピ教えてもらいました!
彩りのいい鍋はミルクと卵のやさしい味
キャベツとサケのミルク卵とじ鍋
「キャベツと玉ねぎの甘味に、サケの塩味がアクセント。直径26〜28cmの浅いフライパンでも作れますよ」(きじまりゅうたさん)
材料・2〜3人分
キャベツ……1/2個(約700g)
塩ザケ……3切れ
玉ねぎ……1個
コンソメスープの素(顆粒)……大さじ1
牛乳……400mL
溶き卵……2個分
バター……20g
粗びき黒こしょう……少々
作り方
- キャベツは1cm幅の細切り、玉ねぎは繊維に沿って1cm幅に切る。塩ザケは骨を除いて、1切れを4〜5等分に切る。
- 鍋に水600mL、コンソメスープの素、(1)を入れ、フタをして火にかける。煮立ったら弱火にして5分ほど煮て、具に火が通ってきたら牛乳を注ぐ。
- 再び煮立ちそうになったら溶き卵を流し入れ、箸先で卵を軽く混ぜ、フタをして半熟状に火を通す。バターをのせて粗びき黒こしょうを振る。
溶き卵を流し入れるタイミングが最大のポイント。煮立つ直前に加えて混ぜると半熟状に仕上がる
冷凍うどんを電子レンジで解凍し、残った鍋に入れてさっと煮て、粉チーズを振る
教えてくれたのは
きじまりゅうたさん
「野菜を大量消費する一番の近道は、ほかの具材を減らすこと(笑)。具の数が少なくて済む大量消費鍋は、実は作る人もラクチンです。ただ、単調な味になりがちなので、きのこ、ベーコン、アサリなどのうま味がある食材と組み合わせたり、ポン酢やピリ辛ダレ、レモンなどで食べ飽きないようにするといいですね。最初は薄味に仕上げるのもポイント。鍋はどうしても煮詰まってくるでしょ? 味が濃くなるとたくさん食べられないからね」(きじまりゅうたさん)
きじまりゅうたさん
祖母、母に続き、3代目の料理家。簡単で身近ながっつり系料理が得意。近著に『おかずがいらないごっついスープ』(家の光協会)。NHK総合で毎週土曜夜放送の『きじまりゅうたの小腹すいてませんか?』も好評
白菜・大根・キャベツ 大量消費 激うま「鍋」
■ 近藤幸子さんの「千切りキャベツともやしのオイスター豚しゃぶ」
『白菜・大根・キャベツ 大量消費 激うま「鍋」』詳しい内容は2020年LEE1月号(12/7売)に掲載中です。
撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子