以前、暮らしのヒントでご紹介した、社会復帰応援プロジェクト『HOP(E) STEP JUMP!! 』の託児つきイベントに参加してきました!(このプロジェクトの詳しい内容はこちらの記事で)
『HOP(E) STEP JUMP!! 』とは、ママの社会復帰を応援するアイスクリームブランド、Ben&Jerry’s(ベン&ジェリーズ)子育てシェアのサービスを提供しているAsMama(アズママ)とのコラボ企画。今回は8月30日に豊洲で行われた『初めの1歩 キャリア講座』をレポートします。
まずはAsMamaママサポーターに子どもを預けて店舗見学へ
今回この講座には11組の親子が参加。育休中のママや、出産を機に仕事を辞めた人、専業主婦、幼稚園経営者などさまざまな視点から「ママの就労支援」に興味のある人たちが集まっていました。
まず、1歳以上の子どもはAsMamaのママサポーターさんに預けて、会場から近いベン&ジェリーズららぽーと豊洲店に移動します。お店がオープンする前にアイスクリームの試食をしたり、実際のお仕事について知ることができます。
「子どもを預けるのはこの日が初めて!」という人もいて、親子ともにドキドキしている様子が伝わってきましたが、ママサポーターさんの笑顔に迎えられ、お母さんたちは安心して預けることができました。AsMamaさんのお揃いTシャツを着ている人の中に、小さなお友達を発見!ママサポーターさんのお子さんたちで、みんなが楽しく過ごせるように一緒に楽しく遊んでくれる頼もしい味方です。
オープン前の店舗で思う存分アイスを試食!
まだお客様がいないオープン前の店舗にお邪魔しました。「さあ、食べたいお味をどんどん試してくださいね!」といわれ、みなさん遠慮がちに悩んでいましたが、めったにない機会だからと最終的にはたくさんの味を試食していました。
試食をしながら、素材へのこだわりも説明してもらいます。人工ホルモンを使用しないで育てた牛のミルク、フェアトレードのカカオやシュガーを使っているそうです。フェアトレードとは、発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な賃金や労働条件を保証した価格で継続的に購入する取組みのことで、ベンアンドジェリーズは日本初*のフェアトレード認証アイスクリームとのことです。( * フェアトレード・ラベル・ジャパン調べ)
チャンク(アイスの中の具材)として使われるブラウニーは、ニューヨークの『グレイストンベーカリー』さんで作られているのですが、学歴や職歴はもとより、服役など過去にとらわれない採用を行っていて、低所得層の方にも仕事と訓練の場を提供するという、製造しているお菓子以上に素晴らしい使命があるベーカリーなのです。それに賛同したベン&ジェリーがアイスに入れるためのブラウニーをグレイストンベイカリーから仕入れることで、いまでは世界中のベン&ジェリーズのアイスに使われ、ベーカリーの従業員数も大幅に増員できたのだとか。
私も参加者のママに交じって試食させてもらったのですが、ゴロゴロチャンクがおいしい!話を聞けば聞くほど、母親としてもベン&ジェリーズのアイスを選びたいなと感じました。
ガソリンスタンドの跡地から始まったアイス屋さんのミッションとは?
「食べるのが大好きで運動が大嫌い」という共通点をもったベンさんとジェリーさんが、これから一緒に何かしようと思ったとき、ちょうどアイスクリーム講座が安く受けられるらしいと聞いて参加し、その後、バーモント州バーリントンのガソリンスタンド跡地にアイスクリームショップを出したのが、ベン&ジェリーズの始まりなのです。なんだかこのエピソードにほっこりしてしまうのは、私だけではないでしょう。
日本ではまだあまり知られていませんが、世界的には「ベン&ジェリーズといえば社会に貢献していう企業」といわれるくらいさまざまな活動を展開しています。すべての人が〝共存共栄〟できる社会をつくることを目的としている企業なんです。その活動の内容に、この講座の参加者の中から感嘆の声が聞こえてきました。
そんな中で、日本独自のソーシャルミッションとして、待機児童の問題や女性の社会復帰が遅れていることに対して今回のプロジェクトが発足したんですね。
「できるだけわがままを言ってください!」
店長の中西さんは10か月の赤ちゃんのパパ。だからこそ、リアルに家庭それぞれの事情が違い、働きたい時間帯やリクエストが違うことも理解できると言います。「どういう形で働くのがベストなのかを教えてください。いまは何でもわがままを言っていいんです。そうでなければ、叶わないから。初めからすべてが叶わなかったとしても、仲間が増えれば叶うこともありますし、子どもの成長とともに働ける時間が増えてくると思うので、すごく短時間だけでも」と中西さんはみなさんのリクエストに応えようとしていました。
以前、夜の10時から11時までのクローズ作業をする人の募集をかけたところ、接客がないので外国人の雇用ができたらと考えていたら、子どもがいる主婦の応募があり、採用に至ったケースが。「夫が帰宅して子どもの寝かしつけをして、それから働く。そしてその日中に帰宅できるのがベスト」ということで思わぬところに需要があって、中西さんは驚いたそうです。
必ずしもアイスクリームのスクーパーを続けるということでなくても、人事の仕事であったり、または他社へ移るということでもいいので、社会復帰へのステップになればというのがプロジェクトの主旨。まさに、スクーパーから新人トレーニング担当になったという先輩ママ、手塚さんの経験談をお聞きしました。手塚さんは、保育園に通う下の子は喘息もちで、上の子が小学生になって〝小1の壁〟にぶち当たり、思うように働けず挫折した経験があるそうです。
「その後に出会ったのがベン&ジェリーズだったんです。働く時間を減らしたり、増やしたりしながらやってきました。見えないプレッシャーで休みにくいこともありますよね。でも新しい働き方を提案できると思います」と手塚さん。
中西店長へのQ&Aのコーナーでは、母親の立場からするとありがた過ぎるくらいの回答が出ました。たとえば……
Q、子どもが熱を出しました。しかも感染症で5日間休まなければならないのですが、どうしたらいいですか?
⇒子どもが大事です!休んでそばについていてあげてください。
Q,お盆やお正月、帰省したいのですが……
⇒ぜひ休んでもらって、大丈夫です。おじいちゃんおばあちゃんに孫の顔を見せてあげてくださいね。
Q、2人目、3人目の出産を考えているのですが……
⇒うちの子、まだ10か月ですけど、2人目が欲しくなる気持ちわかります!子どもは授かりものなので、妊娠したら働き方を一緒に考えましょう。その都度対応します。
というような内容でした。アイスクリームショップはお客様に子どもも多いので、ママのスキルが活かせる場所でもありますね。子どもがいるということにプレッシャーを感じずに働ける環境が実現できそうです!
AsMamaの子育てシェアを活用して働こう!
働くためには子どもの預け先を確保しなくてはいけません。短時間からということであれば、保育園もなかなか入れないと思います。そんなときに活用したいのが、AsMamaさんの子育てシェアサービスです。ママサポーターさんの中には病後児保育を受けられる人もいるので、心強いですね。
ほかにもいろんな資格をもったサポーターさんがいらっしゃいました。保育士や看護師、姿勢調整師の人などみなさん多才!サポーターさんの家の子と一緒に遊んで待っているということもあったりするので、楽しく待っていられそうですね。
次回の『HOP(E) STEP JUMP!! 』子育てフェアは9月20日の予定です。アイスクリームの無料配布もあるそうですよ!そして、今回レポートしたキャリア講座の第2回目は10月13日に行われます。ぜひ参加してみてくださいね。
『子育て応援フェア』
日時:2017年9月20日(水) 11:00〜16:00
場所:二子玉川ライズ ガレリア
『HOP(E) STEP JUMP!! 』キャリア講座
日時:2017年10月13日(金) 10:00-13:00(予定)
場所:豊洲文化センター 第1研修室
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上紙夏花 Natsuka Uegami
ライター/ビューティープランナー
1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳