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LIFE

上紙夏花

「もう一度働きたい!」ママの社会復帰応援プロジェクトの内容がスゴイ!

  • 上紙夏花

2017.07.28

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アイスがもらえるだけじゃない!ママが安心して働ける提案が

7月上旬の暑い日、東京・二子玉川ライズを通りかかったら、子連れのママたちを中心にたくさんの人で賑わっているイベントを発見。なんだか楽しそうなので、見に行ってみると……大好きなベン&ジェリーズがアイスクリームを配っているではありませんか!

 

ベン&ジェリーズでは『HOP(E) STEP JUMP!! 』と題して、ママがもう一度働くための支援プロジェクトを展開。このイベントのブースは、安心・安全なおいしいアイスクリームがもらえるだけでなく、働くことに不安を抱えるママの気持ちに寄り添い、具体的な提案が受けられる窓口となっていました。

 

『子育て応援フェア in 東京・二子玉川ライズ』というイベントで、子育てシェアのサービスを提供しているAsMama(アズママ)とママの社会復帰を応援するアイスクリームブランド、Ben&Jerry’s(ベン&ジェリーズ)のコラボ企画だったのです。ほかにも、5社の企業が参加していて、子育てや暮らしに役立つ情報を提供していました。

 

 

楽しいミニライブも開催!ママも子どもたちもリラックスして楽しんでいた様子。

 

 

笑顔が素敵なベン&ジェリーズのスタッフの方々。創業者の「“If it’s not fun,why do it?”(楽しくなければやる意味がないよ)」という言葉通り、みなさんも使命感をもって、楽しみながら参加していました。

 

 

このイベントを通して、ママのコミュニティが広がったり、暮らしに役立つ情報が得られるということはわかったのですが、実際にママが社会復帰するまでの支援がどのように行われるのか知りたいと思いました。この日は、たまたまこのイベントに遭遇しただけで、詳しくお話を聞くことができなかったので、改めて取材に行くことに。ママが社会復帰するための具体的な支援の方法を伺ってきました!

 

 

「アイス屋さんなんですけれども、やりたいことは社会を改善すること」

 

ベン&ジェリーズ マーケティング アシスタント ブランド マネジャーの岡野華子さん。

 

ベン&ジェリーズといえば、ポップなパッケージに大きなチャンクが入ったアイスクリームですよね。実は、日本で初めて〝国際フェアトレード認証〟を受けたアイスクリームブランドなのです。(フェアトレードとは、発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な賃金や労働条件を保証した価格で継続的に購入する取組みのこと)

 

〝ビジネスには、そこで得たものを社会に還元する責任がある〟という考えのもと、単に利益の一部を社会貢献活動に使うということではなく、ビジネス自体が社会に貢献するものになるよう、事業を展開しているブランドです」

 

 

 

見た目も味も可愛らしく人気の『コットンキャンディー』。既存店は旗艦店である表参道ヒルズとららぽーと豊洲の2店舗ですが、ミニカップは関東、関西、中部、東北、四国、沖縄の一部スーパーやオンラインストアなどで販売しています。

 

このポップなアイスクリームからは想像できなかったのですが、社会のために、さらには地球規模でさまざまな取り組みを行っているようです。イベントで紹介されていたママの社会復帰の支援プロジェクトは、日本のベン&ジェリーズで起案されてスタートした事業だとか。きっかけや目的などについて、ベン&ジェリーズの岡野さんにお話いただきました。

 

上紙「岡野さん、二子玉川ライズのイベント、盛り上がっていましたね!」

 

岡野「はい!おかげさまで、460組、約4700名の方にご参加いただきました」

 

上紙「とてもたくさんの方が!すごいですね。ママを支援する『HOP(E) STEP JUMP!! 』というプロジェクトはどんなきっかけで生まれたのですか?」

 

岡野「そもそも、ベン&ジェリーズでは創業以来、『ビジネスには、そこで得たものを社会に還元する責任がある』という考えがあって、利益の一部を社会貢献に使うというのではなくて、ビジネス自体が社会に貢献するものになるように事業を展開しているんです」

 

上紙「(資料を見て)この『愛とアイスで地球を救え』というプロジェクトもその一環ですか?」

 

岡野「はい。気候変動問題に関する取り組みなんです。ほかにもいろいろな主張をしているのですが、必ずしもみんなが賛成してくれる意見でなかったとしても、自分たちの思いをちゃんと発言していこうというブランドなんです。そんな中で、日本特有の社会問題ってなんだろう?と考えてみたわけです」

 

上紙「なるほど!それが子育てママの社会復帰だと」

 

岡野「そうなんです。待機児童の問題、女性の社会進出が遅れていることなど、子育て回りの問題が多いというのは日本特有だと感じています。それに対して、私たちはアイスクリーム屋さんとして何ができるんだろうと考えたときに、お客様といちばん接点のあるスクープショップ(直営店)が活用できるかもしれないと目をつけました。

 

スクーパー(店舗スタッフ)を雇用するかたちで、そのシステムをうまく活用して女性の社会進出や子育てに役立つようなことができそうだと、この『HOP(E) STEP JUMP!! 』のプロジェクトが始まりました」

 

上紙「スクーパーっていうんですね。なんだかカッコイイ!」

 

岡野「そうなんですよ。店頭で働くスタッフ、アイスをスクープする人ということですね。働くにはまずは子どもの預け先の問題です。預け先がないからと働くことを諦めていた人も多い。そこで、AsMamaさんが提供している子育てシェアのサービスを利用することで、安心して短時間からでも働けるという環境を用意できるのではないかと、合同の企画にたどりつきました」

 

上紙「AsMamaさんの子育てシェアのサービスはアプリを使ったサービスなんですね」

 

 

岡野「はい。このアプリに登録すると、電話番号を知っている顔見知りの人とつながることができます。『この日のこの時間、働きたい』と思ったら、近所にいる複数の登録者に一斉にメッセージを送って、1時間500円から700円で子ども送迎預かりを気兼ねなくできるというサービスなんです」

 

上紙「素晴らしいですね!お友達同士でアプリ登録しておけばいいんですかね?」

 

岡野「そうですね。交流会などで新たに顔見知りをつくることもできますし、研修を受けた地域の支援者〝ママサポーター〟に預けることもできます」

 

上紙「働くとき以外にも、たとえば兄弟のどちらかが『発熱していてお迎えに行けない』なんてときにも活用できそうですね」

 

岡野「しかも、登録料や利用料が一切無料。万一の事故のときは賠償責任保険も適用されるので安心ですよね。企業との協働費から運営費が捻出されていて、現在、全国で約5万人近くの登録者がいらっしゃると伺っています」

 

上紙「素晴らしいサービスですね!今回のイベントにもママサポーターさんが参加していましたね」

 

岡野「はい。7月のイベントでもご活躍いただきましたが、豊洲で8月30日に行う『Hop(e) Step Jump!!』の講座も、託児サポートをしてもらったり、先輩ママとして働くためにいますぐできる環境づくりのアドバイスをしてもらいます」

 

上紙「託児つきの講座ってありがたいですね!働くことへの不安や疑問を解決する糸口がつかめそうです」

 

岡野「そうなんです!講座では、ママサポーターからのアドバイスのほかにも実際にららぽーと豊洲のベン&ジェリーズの店舗を見学して仕事内容を見ていただいたり、参加者同士の交流ができるという内容です」

 

上紙「ママたちの第一歩の日ですね!楽しみです。岡野さん、今日はありがとうございました」

 

私もママたちの社会復帰を見届けたいという思いから、8月30日の講座のレポートもさせてもらうことになりました!ちなみにこの講座は、すでに満席となっていますが、キャンセル待ちでのお申込みも受け付けていることや、別日での開催も検討されているそうですので、ご参加されたい方は下記のURLから問い合わせてみてくださいね。

 

 

HOP(E) STEP JUMP!! 説明会・講座

日付:2017年8月30日(水)

場所:豊洲文化センター 第3・5研修室

時間:10:00-13:00

イベントURL:https://kosodate-share.asmama.jp/events/5047

 

HOP(E) STEP JUMP!! のwebページはコチラ

ベン&ジェリーズ公式サイト⇒http://www.benjerry.jp/

AsMama公式サイト⇒http://asmama.jp/

 

 

 

 

上紙夏花 Natsuka Uegami

ライター/ビューティープランナー

1977年、大阪府生まれ。吉本新喜劇の女優を経て、ライターに。現在は化粧品の商品開発やPRを手掛けるほか、ベビーマッサージ講師としても活動している。夫・息子9歳、3歳

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