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藤本こずみ

神戸で人気のお絵描き造形教室へ。兄妹2人でアートを体験!【世界に1つのお絵描き傘】

  • 藤本こずみ

2021.07.11

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今年度に入り、ずっと行ってみたかったお絵描き造形教室のクラスに、6歳息子&2歳娘と2回参加しました。

今回は、子どもたちにとっては発見やワクワク、親にとっても感動と学びがいっぱい詰まった、その体験の模様をご紹介したいと思います。

お絵描き造形教室・ハピネスキッズアートへ

私たちがうかがったのは、兵庫県神戸市にあるお絵描き造形教室・ハピネスキッズアート。代表を務めるキッズアートクリエイターの、もりもとさゆり先生が、ご自身の育児と向き合いながら2006年に“おうち教室”としてスタートした、こちらの教室。2016年に現在のアトリエをオープンし、今では、近隣や遠方から月に300組以上もの親子が訪れる人気スポットに!

私も、HPやInstagramなどで見られる教室の雰囲気に惹かれて、兄妹で同じクラスに参加できそうな時期を待ち、4月と6月に予約を取って参加してみたのでした。

4月のテーマは「大きな桜の木」

1歳半~6歳対象のリトルクラスは、毎月、絵本や季節に関連したテーマでアートを楽しむプログラム。定期的に通うのではなく、1回ずつ申し込むことができます。

初参加となった4月のテーマは、「大きな桜の木」。

絵の具まみれになって、みんなで大きな桜の木を描く、という内容が魅力的! 息子は、お絵描きの時に絵の具を使いたがり、入学用品の絵の具セットを開けるのも楽しみにしていたんです。でも、家では頻繁に絵の具を出したり片づけたりするのは、ちょっと大変。まして、床一面に大きな紙を敷いて、体中を使って大胆に描く、というようなことはなかなかできない……。この機会に思い切り体験させてあげられたら、と思ったのでした。

アトリエに入ると、桜にまつわる絵本がたくさん用意されていて、「この本知ってる!」「これ読んで!」と早速盛り上がる子どもたち。思い思いに“絵本タイム”を過ごして、アートの時間の始まりです。

まずは、ミニキャンバスに、絵の具と、木や布や紙のパーツを使って、「桜アート」。薄いピンク、濃いピンク、明るいピンク、青みがかったピンク……など、様々なニュアンスのピンクの絵の具を、持ち手付きのスポンジでスタンプを押すようにポンポン。これが、簡単なのに綺麗にできて、2歳娘も大喜び。息子は、何種類ものピンクが混ざって新しい色になっていくのが新鮮だったようで、重ね押しに熱中していました。

同じキャンバスに同じ材料で描いているのに、出来上がった作品は、みんな違ってみんないい。わが家の作品は、帰宅後、息子の卒園証書や家族写真と一緒にディスプレイ。家の中がパッと華やかになりました!

キャンバスを乾かしつつ、今度は「大きな桜の木」に取り掛かります。先生に続いて、子どもたちが一人ずつ大きな筆で幹や枝をプラス。木の形ができたら、ピンクの絵の具を重ねて桜の花を咲かせます。この過程がダイナミックで、刷毛やローラーを使ったり、手や足に絵の具をつけてペタペタしたり。息子は、普段使わない道具に興味津々。ドキドキしていた様子の娘も、いつの間にか足に絵の具を塗って歩いていました(笑)。

最後は、ピンクに塗った紙を小さくちぎったものを、みんなで花吹雪のようにまいて、「大きな桜の木」が完成! とてもドラマチックなアート体験でした。

6月は「世界に1つのお絵描き傘」に挑戦!

「大きな桜の木」を描いた時に、息子が「あれ、作りたい!」と見つけたのが、アトリエに飾ってあった傘。ハピネスキッズアートでは、毎年6月は傘に絵を描くのが定番プログラムなのだそう。15年以上続く「お絵描き傘」ですが、今年からは子どもたちと一緒に環境問題も考えようと、骨部分はプラスチック製で錆びず、ビニール部分は破れても張り替えできる傘を使うことにしたのだとか。そんなサスティナブルな暮らしへの取り組みにも共感して、6月にアトリエを再訪しました。

この日は、雨にまつわる絵本に触れた後、自由にクレヨンで絵を描く“クレヨンタイム”が。雨は青、太陽は赤、と、1つのものを1色のクレヨンで描いていた息子に「いろんな色を混ぜてみるのも面白いよ~!」、ひたすらぐるぐる線や円を描いていた娘に「何かの形に見えそうだね~、お顔を描いたら……ほら、カニさんみたい!」など、声をかけてくれる先生。その言葉ひとつで、子どもたちはびっくりしたり笑顔になったり。ほんのわずかな時間で、どんどん自由になっていく、どんどんお絵描きを楽しんでいく2人の後ろで、静かに感動してしまいました。使っているのは、紙とクレヨンだけ。なのに、家ではできなかった経験です。

そして、ここからがこの日のメインイベント! 先生の説明を聞いたら、いよいよ「お絵描き傘」に挑戦です。

ビニール部分の一面一面に、絵の具を乗せていく子どもたち。大人の場合、つい絵柄やバランスなどいろいろ考えてしまいそうですが、子どもたちは迷いなし(笑)。あっという間に傘がカラフルに! 今しかできない作品が完成しました。

帰り道で会った幼稚園の先生や近所の方に、「これ、作ったの!」と誇らしげに見せていた息子。娘も、マイファースト傘を手にしてご満悦。身近なアイテムに好きなように絵を描き、出来上がったものを実際に使えるのが、とても嬉しかったよう。このところ、平日は晴れや曇りの日が多い関西ですが、玄関では2本の傘が、今か今かと出番を待っています。



子どもの可能性の広げ方を考えるきっかけに

親子で大満足だった、2回の体験。子どもたちがお絵描きに夢中になっている隣で、私自身は、先生のお話から子どもの可能性の広げ方について考えるという、貴重な時間を過ごせた気がします。そこで、教室参加後に改めて取材を依頼。次回は、アートを通して親子の関わり方の大切さを伝える、もりもとさゆり先生のお話をお届けしたいと思います。

 

夢を叶える子どもを育てる ハピネスキッズアート

HP:https://www.happinessbird.com/

Instagram:@happinesskidsart

藤本こずみ Kozumi Fujimoto

ライター

1979年、兵庫県生まれ。雑誌やWEBで、インタビュー、ライフスタイル、占いなどの記事を執筆。趣味は、テレビドラマ鑑賞&リラクゼーションスポット巡り。夫、長男、長女との4人暮らし。兵庫・東京の二拠点生活に挑戦中。

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