「共働き夫婦」といっても、事情が異なるもの。働き方も悩みも違うLEE読者が、山崎さんに診断＆アドバイスをいただきます！

「ちゃんと貯金できる共働き夫婦」になる！

◆【共働き夫婦の家計診断】持ち家有り、子ども2人、妻 育児休業中の夫婦の場合
◆【共働き夫婦の家計診断】賃貸住まい、子ども1人、妻 時短勤務中の夫婦の場合

この記事は2019年6月7日発売LEE7月号の再掲載です。

Cさんの診断＆アドバイスしてくれたのは…
ファイナンシャルプランナー 山崎俊輔さん

共働き世帯の2児の父として、洗濯や掃除などの家事や育児もこなしつつ、「日経電子版」をはじめ多数連載を抱える、共働きに関するお金のプロ。著書『共働き夫婦 お金の教科書』（プレジデント社）など。

収入

【年収】 夫 600万円　妻 200万円
【手取り月収】 夫 30万円　妻 11万〜12万円
【手取りボーナス】 夫 60万円×2回　妻 なし

家計管理の方法

夫　住宅ローン、水道光熱費等の固定費＋食費として6万円負担
妻　それ以外の流動費、学費、6万円を超える食費の補填等

おこづかい

特に決めていません

貯蓄

【現在の貯蓄額】 100万円
【過去１年の貯蓄額】 60万円
【毎月の貯蓄額】 ほぼなし

家事シェア

妻 9：夫 1

大きな出費の予定

• 買い換えるとしたら車だが、交通の便がよいところなので、必要なときはレンタカーという選択も考えている

相談したいこと

• 家計管理をしたい気持ちはあるけれど、長続きしない
• 子どもの学費が負担になってくると思うので、今かけている保険も含めて、大学受験までに1000万円は用意しておきたい

1. 年60万円以上の
貯蓄ペースはキープして

2. 車はレンタカー等にできると
出費大幅減に

3. 妻は正社員化も
視野に入れてみては

外貨建ての保険はあまりおすすめではないのですが、中途解約をすると元本割れの可能性があるので、とりあえずそのまま続けましょう。

いざというときに使える貯金が100万円なのは不安。子どもが中学生頃までが貯めどきなので、現在の年60万円のペースは維持できるように貯めていきましょう。家計簿は必ずつけて。

出費の削りどころとして、レンタカーやカーシェアに変えるのはおすすめ。小学生になると車に乗る頻度も減ると思います。

妻はパート勤務で200万円の収入があるので、フルタイムに近いくらい働いているはず。せっかくなので正社員になることを考えてみると、収入アップを目指せそうです。

それには夫の家事育児参加が必要。妻の体調が悪いときにフォローしてもらうなど、さりげなく少しずつ参加を促して。ただし完璧を求めず、感謝しあえるといいですね（山崎さん）

「ちゃんと貯金できる共働き夫婦」になる！

◆【共働き夫婦の家計診断】持ち家有り、子ども2人、妻 育児休業中の夫婦の場合
◆【共働き夫婦の家計診断】賃貸住まい、子ども1人、妻 時短勤務中の夫婦の場合

撮影／細谷悠美（人物）　イラストレーション／鈴木あり　取材・原文／西山美紀
この記事は2019年6月7日発売LEE7月号『｢ちゃんと貯められる共働き夫婦」になる！』の再掲載です。