まだまだ暑い日が続きますが、2学期がスタートですね。新学期の準備はいかがですか?
入学の時や新学期を機に、お子さんにキッズ携帯やGPS端末を持たせるかどうか、検討される方も多いと思います。遠方から通っているお子さんや共働き家庭は、すでに持たせている場合も多いと思いますが、わが家は子どもの足で歩いて12~13分の小学校。兄弟で通っていますし、習い事も基本的には送り迎え。私も在宅で仕事をしているので、今まで必要性を感じず…。兄には懐かしのテレカを持たせ、遅くなるときは学校の公衆電話から私の携帯にかける、ザ・昭和対応で事足りていたのです(苦笑)。しかし、次男は違いました。
近くの学校=GPSが要らない…訳ではなかった
入学当初はすぐに帰ってきた次男でしたが、慣れてくるにつれて少しずつ帰って来る時間も遅くなり、ついに、学校が終わって2時間以上も帰ってこない日が…! 慌てて自転車で 登下校の経路を探し、通学路を探しましたが見つからず。学校について、偶然お迎えに来ていたママ友に尋ねると、「少し前に帰ったと思うけど、まだ戻らない?」とのこと。入れ違いになっている可能性もあるので、急いで自宅に帰ってみると、次男が玄関の前で待っていました。探し物を捜索していたのと、その後、一緒にいたお友達と道草して帰ってきたようです。
兄は遅くなった時は必ず電話をかけてきましたし、道草をして帰ってくることはありませんでした。自由に育てすぎたのか、のんびり屋なのか、次男には兄と同じ法則は当てはまらなかったのです。
虫や生き物が好きで、道草途中にいろいろな発見もありますから、あまり言いたくないですが心配…。なので、今後のことも考えて、GPS端末をもたせてみることに。調べると各社いろいろあるのですが、今年6月にNTTレゾナントからリリースされたばかりの「goo of thingsいまここ」を導入してみました。
リアルタイムな場所の確認ができ、1週間に1度の充電でOK
「goo of thingsいまここ」は小学生1~3年向けに開発されたgooのIOTサービスで、5cmほどのサイズで39gと軽く、生活防水付き。ホームページから端末を購入し、自宅に届いたらアプリをダウンロード、あとは簡単な設定だけでその日から簡単に使えました。初期費用として端末本体&SIM代で8,800円、あとは月額580円(全て税抜き)。だいたい各社比べてみても端末が1万円前後、月額も500円前後という、同じような価格設定ですが、使いやすさなど機能面での違いがあるようです。
この端末の機能的な特徴としては
・リアルタイム(1.5~3分or 3~5分に設定)で行動が把握できる
・登録エリア(学校、習い事、公園、友達の家…など)に出入りした際に通知
・危険エリア(事故が多い、不審者が出やすい場所など)に出入りした際に通知
・中心部のボタン長押しで、子どもから保護者への通知も可能
・端末の充電残量がスマホで確認でき、充電も7~10日ぐらいもつ
・防災情報(避難場所など)が掲載され、いつでも確認できる
登録エリアの出入りを効率よく、通知してくれる
便利なのが自宅や学校や習い事、公園など通知エリアを登録(危険エリアと合わせて10箇所登録可能)できること。アプリを開いて自分で確認しにいくことなく、自動的に「学校から遠ざかりました」「自宅に立ち入りました」と通知が来ます。低学年の子に「学校出たら電話してね」「着いたらボタン押してね」と言ってもなかなか守れませんので、自動で送られてくるので非常に安心。一方で、端末の中心部にあるボタンを長押しすることで、子どもからも通知ができるので、「僕はいまここだよ!」と教えてくれます。
仕事をしながら子どもの安心・安全を、できるだけ効率的に見守りたい。だからと言ってキッズ携帯は低学年には扱いが難しいですし、移動ごとに毎回電話するのも大変…。必要最低限の機能が備わったGPSで、自動的に通知されるのは非常に理にかなっているのです。
働くママたちの声を生かして開発されたサービス
こちらのサービスは、実際にGPSを使っていた働くママたちの声を生かして開発されたそうです。実際に他社の端末では充電が減るとGPSの精度が落ちたり、バグが起きたりする声があったので、リアルタイムの行動履歴を追いながら、 週末だけの充電という設計にされたとか。このスタミナは非常にありがたい…!
ちなみに同時に3台まで同じアプリ内で登録でき、兄弟でそれぞれ端末を持たせると、同じアプリ内で確認することができます。また、見守る人数も増やすことができるので、夫婦で、おじいちゃん、おばあちゃんにも登録可能だそう。非常にシンプルな画面なので、老若男女問わず使いこなせる仕様に。
3年ぐらいで急成長しているGPS業界、これからも加速!
ちなみに、このGPSサービスは2017年ごろから登場し、この3年間で急成長中。ビーサイズの「GPS BoT」やマチコミの「みもり」、ソフトバンクの「どこかなGPS」などが有名です。市場としては現状で数十万台出荷、小学生総人口が600万人の中ではまだまだニッチですが、各社年々伸びて、キッズ携帯ぐらいの需要が見込まれているそう。
ニーズが増えている背景としては共働き世帯が増えたこと。そして、キッズ携帯までもはいらないor上手に扱えない低学年のニーズをカバーしたこと。ランドセルに入れておくだけ通知されるのは、親も子もストレスなく使えます。
今後、「goo of thingsいまここ」ではAI技術を使った危険察知機能(いつもの子どもの歩くスピードに対して突然、速いスピードで移動があった場合など)や、双方向機能が充実してライブチャット機能などが搭載されることも開発中だとか。
1学期に悩んでいた方はぜひ、2学期のスタート同時に。また、来年入学予定の方は、ランドセル選びと同時にGPSも検討してみては?
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飯田りえ Rie Iida
ライター
1978年、兵庫県生まれ。女性誌&MOOK編集者を経て上京後、フリーランスに。雑誌・WEBなどで子育てや教育、食や旅などのテーマを中心に編執筆を手がける。「幼少期はとことん家族で遊ぶ!」を信条に、夫とボーイズ2人とアクティブに過ごす日々。