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FOOD

エンジョイ☆クリスマス2018

とっておきの手作りシュトーレン 【本格シュトーレン レシピ編】

  • LEE編集部

2018.11.18

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今から準備して、たっぷり楽しむ! 素敵に贈る
本格シュトーレンの作り方

工程は多いけれど、作業自体はシンプルなので、失敗知らず。のんびり発酵を待つうちに、クリスマス気分が盛り上がります。

材 料:約25㎝×15㎝の楕円形1本分

■生地
牛乳:60ml
ドライイースト:小さじ1(3g)
砂糖:20g
ハチミツ:小さじ2
卵黄:1個分

A:
強力粉:150g
アーモンドプードル:25g
塩:小さじ1/4
バター(食塩不使用):50g

■フィリング
洋酒漬けドライフルーツ:120g
オレンジピール(細かく刻む):30g
アーモンド、カシューナッツなど好みのナッツ2~3種類(ローストしたもの):30g
好みのパウダースパイス2~3 種類(シナモン、カルダモン、ナツメグなど):合わせて小さじ1~2

■マジパン
卵白:10g
粉砂糖:30g
アーモンドプードル:50g
ハチミツ:小さじ1
ラム酒:小さじ1/2

■仕上げ
バター(食塩不使用):30g×3
粉砂糖:適量

下準備

生地用のバターは2㎝角に切り、室温に戻しておく。洋酒漬けドライフルーツは、軽く汁気をきる。ナッツは粗く刻む。
※お酒がきいているので、妊娠中の方やお子さんは次回公開の「子ども用ミニシュトーレン」をお試しください。

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本格シュトーレンの作り方

作り方

1.生地を作る。牛乳を人肌に温め、砂糖、ハチミツ、ドライイーストを加え、混ぜる。

2.大きめのボウルにAを合わせて軽く混ぜ、卵黄と①を加えてひとまとまりになるまでしっかりとこねる(目安:3~5分)。

3.②にバターを加え、握るようにしてもみ込みながら混ぜる。完全に混ざったら、手首のつけ根で生地をボウルに押しつけるようにしながら、さらにしっかりこねる(目安:5~10分)。

4.③の生地をひとつに丸めて、やや小さめの直径18㎝程度のボウル(発酵の進みがわかりやすい)の中央に入れ、ラップをする。オーブンの発酵モード(35~40℃)で1時間~1時間半ほど、生地が1.5倍になるくらいまで温める(一次発酵)。

左:発酵前・右:発酵後

5.マジパンを作る。ボウルに材料をすべて入れて混ぜ、こねる。べたつくようなら粉砂糖(分量外)を少し加え、パサつくようなら卵白(分量外)を加えてひとまとまりになるまでこねる。軽く丸め、乾燥しないようにラップに包んでおく。

6.フィリングの材料をボウルに入れて混ぜておく。

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本格シュトーレンの作り方

7.④の生地を軽く打ち粉(強力粉・分量外)をした台にのせ、上からやさしく手で押さえて空気を抜き、約22×18㎝の長方形に手でのばす。

8.⑦に⑥のフィリングを広げ、まず上下をたたみ、さらに左右も折りたたむ。約22×14㎝程度の長方形に手でのばす。

9.⑤のマジパンを⑧の生地の幅に合わせて棒状にのばし、生地にのせて巻き込む。継ぎ目をしっかり押さえて外れないようにし、厚みが出すぎないよう上から軽く押さえる。レーズンが飛び出すようなら、端の生地をちぎってかぶせる。

10.オーブンシートを敷いた天板に⑨の生地をのせ、オーブンの発酵モード(35~40℃)で30分~1時間ほど、ひとまわり大きくなるまで温め、取り出す(二次発酵)。

左:発酵前・右:発酵後

11.170℃に予熱したオーブンで、30~45分ほど焼く。焼き上がった生地を軽く押し、弾力があるようならOK。まだやわらかい場合は、様子を見ながらさらに焼く。焼き上がる直前に、バター30gを小鍋に入れて溶かし(レンジにかけてもいい)、溶かしバターにしておく。

12.焼き上がった生地に、はけで溶かしバターをまんべんなく塗ってしみ込ませ、冷ます。ラップで二重に包み、直射日光の当たらない涼しい場所に置く。

13.1~3日おいたらラップを外し、オーブンシートを敷いた天板にのせる。170℃に予熱したオーブンで5~10分焼き、⑫と同様に溶かしバターを塗る。このバターを塗る作業をもう1回=計3回行う。
3回目のバターを塗り終わった後、冷めたら粉砂糖をたっぷりと振りかけて手でしっかりと押さえる。ラップを二重に巻き、2週間ほど直射日光の当たらない涼しい場所に置く。冬場は約2カ月保存可。
※バターを塗る作業は1回でもいいけれど、回を重ねたほうがより味わい深く、また日もちもするのでおすすめ(バターを1回塗った場合の日もちはおよそ1カ月)。

14.食べる直前に粉砂糖をたっぷり振り、切り分ける。

※⑭で使う粉砂糖は、溶けにくいもの(「泣かない粉糖」などの商品名で販売)を使うのがおすすめ。製菓材料店のほか、最近では100円ショップでも手に入る。
※オーブンに発酵機能がない場合は、ヒーターの近くなど温かい場所で発酵させる。

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本格シュトーレンの作り方

ラッピングのコツ

1.乾燥をふせぐためラップに包んでから

長期保存には乾燥が大敵。おいしさが半減してしまいます。喜んで食べてもらえるよう、ラップで二重にぴっちり包み、ラッピング直前にも仕上げの粉砂糖を

2.好きな大きさにカットして贈っても

何人かにお裾分けするなら、好みの大きさにカットしても。一度にたくさん食べるお菓子ではないから、1/4ずつくらいでも、十分、楽しんでもらえる

基本のラッピング
家庭の気取らないお菓子だから、ラッピングもラフに。この時期らしい、季節感あるアイテムをプラスして。

  • 大きめの薄紙を用意し、シュトーレンを芯にして、くるくると巻くように包んでいく

Wrapping Variation

クラフト紙でラフに包んで、ラフィアでぐるぐると。この季節らしいグリーンをアクセントに差して

切りっぱなしのリネン(またはハンカチ)で風呂敷のように包み、クリスマスオーナメントを添えて

白い薄紙に、質感の違う細めのリボンを3 本組み合わせて。すがすがしい、ホワイトクリスマスのイメージ

大きい薄紙でくるくる巻くように包み、余った部分を合わせて取っ手に。リボンでつなぎ目を隠して

いかがですか? 発酵を待つ時間は、他の家事をこなすこともOK! まずは基本を作ってみて、来年はこうしよう、あれを加えてみようとアレンジしていくうちに、自分だけのシュトーレンが出来上がりそうですね。ぜひチャレンジしてみてください。
次回は、お酒を使わない、子どもも喜ぶシュトーレンの作り方です、ご期待ください!


撮影/砂原 文 スタイリスト/河野亜紀 取材・原文/福山雅美
この記事は2017年11月7日発売LEE12月号『クリスマス特集PART.2 「とっておきの手作りシュトーレン」』の再掲載です。

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LEE編集部 LEE Editors

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