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LIFE

伊藤まさこさん器と私のものがたり

母娘で語る伊藤まさこさんの「食いしん坊」ルーツとは?横浜のご実家におじゃましました

2018.02.24

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連載3回目は、伊藤まさこさんのご実家におじゃましして、お母さま・靖子さんとともに定番メニューから思い出の器まで、伊藤さんの素敵なルーツを拝見!

母娘で語る伊藤まさこさんの「食いしん坊」ルーツとは?

「『ごちそうといえば肉』という肉好き一家だったため、誕生日やクリスマスのテーブルには必ず肉料理が並びました。

ステーキ皿や肉切りナイフ、焼き肉の鉄板もいくつか専用のものがあって、器や道具を見るだけで、ああ今日はあれかな?なんてメニューを想像する、そんな食いしん坊な子どもでした。チューリップの唐揚げに紙で持ち手をつけたり、くりぬいたすいかを器にしたり。

今でも時々思い出すのは、母がしてくれた食にまつわる楽しい記憶。お金はかけずとも、ちょっとした工夫や知恵を絞ることで毎日の暮らしが豊かになることを、母からたくさん学びました。スタイリストを職業にしたのは、もしかしたら母の影響なのかもしれませんね」(by 伊藤まさこさん)

【横浜のご実家にて】
伊藤家の定番メニューを再現してもらいました!

伊藤家の食卓の愛着レシピ
Favorite recipes of Ito family

家族それぞれに専用の器やナイフを持っているほどわが家にとってステーキは、昔からなじみ深いメニュー。行きつけのお肉屋さんに、グラム数指定で注文していました。

ここ最近の靖子さん&伊藤さんお気に入りは、やわらかくうま味の強いランプ肉。事前に塩と、エスビーの「テーブルコショー」をたっぷり振っておき、ステーキ皿にも牛脂を塗っておくのがポイント。つけ合わせは、粉吹きいもと、にんじんのグラッセ。「肉を食べた後に残った肉汁に、もやしやごはんをからめて食べるのが、ものすごくおいしい」と伊藤さん。

レタスのサラダも大皿にたっぷりと準備。ドレッシングは専用の器に。オリーブオイルに塩、こしょう、酢、隠し味にほんのちょっと砂糖を加えるのがコツ。

もやしは面倒でも、ひげ根を丁寧に取ることで見た目もおいしさもアップ。



伊藤家といえば肉!
特製ステーキの焼き方を拝見しました

にんにくは油に入れるより、肉に切り込みを入れ薄切りを差しこんだほうが、風味が均一にならず食べ進める楽しさが生まれるそう。

まるでバターの海!フライパンに牛脂とバターをたっぷり入れて強火で肉を焼く。

温めておいたステーキ皿の上にのせて肉汁を注ぐ。

母娘でひもとく伊藤家思い出の器

「人が集まる日のごはんには、大抵この大皿が登場していたよね」byまさこ

「パパが会社のお得意さんに配るために知人の陶芸家に作ってもらったお皿なの」by靖子

伊藤さんの「大皿好き」のルーツがうかがえる、直径30cmほどの大皿。「大きいお皿にふわっと盛ると、ごちそう感が出る」そう。サラダはもちろん、唐揚げやお刺し身、手巻き寿司用の酢飯など、あらゆる料理を受け止めてきた心強い存在。

「このお皿がガスオーブンの中に入って調理されていると、何だかうれしかったな」byまさこ

「木製の台付きだから、冷めにくく食べている間じゅうアツアツなのよね」by靖子

家族各自ひとつずつあったグラタン皿は、今から40年ほど前に靖子さんがデパートで購入したもの。ほどよい小ぶりなサイズで、内側は料理が映えるクリーム色。伊藤さんはこれで作ったグラタンは好きだったとか。

「朝食にコーンスープをよそったりロールキャベツを盛ったりしていた器」byまさこ

「お誕生日会なんかにもよく使っていた。この器も、気づいたらもう40年選手」by靖子

ヨーロッパの農村風景が描かれた、小さめのスープ皿。伊藤さんが現在好きな絵皿たちにも通じる、あたたかみのある質感とシックな色合わせが魅力。大切に使われてきたせいか、今でもキズひとつなくピカピカ。

「ある日父が、自分の分だけ買ってきて「パパだけずるい!」って(笑)」byまさこ

「その後、家族分を買い足したから1枚だけお皿のデザインが違うのよ」by靖子

「わが家では普通に使っていたから、どこのお家にもあるものだと思っていた」というステーキ皿。お父さまが買った1枚目は縁に模様があるタイプでやや大きめ、ほかの4枚はシンプルな形。「肉好き」伊藤家を、象徴する器。

「食いしん坊ヨーロッパ旅行の戦利品ね。サラダサーバーは、人が集まる日に大活躍」byまさこ

「「お肉がよく切れる」とすすめられて。ナイフはいずれ、あなたにあげる」by靖子

靖子さんが20年ほど前に訪れたフランスで手に入れたライヨールナイフ。背の部分には蜂のレリーフがあり、やわらかな曲線も美しく、もちろん切れ味も抜群。使ったら乾いた布でふき、木箱に入れて保存するまでが一連の儀式だそう。

「細い銅のワイヤーで編まれたかご。いずれ譲り受けたいと狙っている一品」byまさこ

「これも何十年前からある、いただきもの。かご好きは、今も昔も変わらないのね」by靖子

キッチンの窓辺が定位置だったというワイヤーかごは、みかんやバナナなど果物を盛ったり、おやつ入れになったり。「銅製なので、たまに緑青が出たりするから、布でふいたりしてお手入れしながら使い続けました」と靖子さん。

「けっこう、まめにテーブルクロスを使っていて食卓を楽しんでいる感じがいいなと思う」byまさこ

「ナプキンは椅子のカバーにも。お揃いにするとかわいいでしょう?」by靖子

「最近私はテーブルクロスをあまり使わなくなってきたけど、母は今もこまめに取り入れて、偉いなと思います」。こちらは十数年前に靖子さんがシャンパーニュ地方のオーベルジュで購入したもので、のびやかな草花模様が愛らしい。

「私の鍋好きは、この黄色い陶器のお鍋が始まりだったかもしれないな」byまさこ

「片方の持ち手が割れてしまったけどなぜか捨てられずに使い続けているの」by靖子

スープや煮込みなどはもちろん、お正月用のきんとんや、シュークリーム用のカスタードクリーム作りなど、「甘い記憶」とも結びついているお鍋。「クリームをこっそりすくって、つまみ食いをしたのも、いい思い出です(笑)」


LEEweb『母娘で語る伊藤まさこさんの「食いしん坊」ルーツとは?横浜のご実家におじゃましました』、いかがでしたか?
次回は、『フォトジェニック! 娘目線の「ママの食卓」と伊藤家の「おやつの時間」』をお届けします。
詳しい内容はLEE3月号に掲載中です。ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!

撮影/広瀬貴子 取材・文/田中のり子

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