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津島千佳

30歳過ぎたら“体のサビ”に要注意!活性酸素から身を守るのに大切な働きをする成分って?

  • 津島千佳

2017.09.17

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老化を進行させるほか、糖尿病やガン、動脈硬化、アルツハイマーといった病気、肌荒れ、妊娠力の低下を招くと言われている活性酸素。抗酸化物質を含む食品の不足や運動不足、加齢により抗酸化力が低下しているうえ、紫外線やストレス、激しい運動などにより現代女性は活性酸素が発生しやすく、体がサビつきやすい状態になっているそう。しかも抗酸化力は30歳頃から減少し始めます。

働く女性352人を調査した「第3期まるのうち保健室」によると、「仕事では自分の7割以下の力しか発揮できていない」、「同じスキルを持った同僚と比較して、自分の仕事に自信がもてない」と回答した人には、肌荒れやPMSによる精神的アップダウン、生理痛などとの相関関係が見られたそう。出典:「WCMまるのうち保健室」(C)2017三菱地所(株)・(一社)ラブテリAll Rights Reserved」

美容や病気も気になるけれど、体のサビが生産性の低下まで招くなんて! ただでさえ時間がないなかで生産性を高めないといけない働くお母さんにとって、これは問題。

そこで先日受講した「専門家によるサビ対策セミナー」で教わった、サビつかないために気をつけるポイントを伝授します!

やっぱり食事内容を見直すのが基本

活性酸素から身を守るためには、この5つが大事。

(1)抗酸化食品を積極的に摂る

食材の色素には抗酸化物質が含まれていると言われています。

活性酸素を消去する成分としてはブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、ゴマなどに含まれるセサミン、トマトなどに含まれるリコピンなどが代表的。

また活性酸素の産生を抑制する成分としてブロッコリーのスルファラファン、ブドウのレスベラトロール、ワサビのワサビスルフィニルも有効とのこと。

これらを含む食品を抗酸化力の高い旬の時季にバランスよく食べることが大切。旬を追いかけるのが難しい人は緑や黄色(緑黄色野菜)、赤(トマトなど)、黒(のりや海藻など)、白(豆腐など)の5 色を意識した食事をすればOK。

(2)過度に紫外線を浴びないようにする

週に3日、日焼け止めを使うと、骨の健康維持などに欠かせないビタミンDが不足することがわかっているそう。1日15〜30分ほどの日光浴が大切。

(3)ストレス・寝不足を減らす

(4)適度な運動

(5)エクオールを摂取する

女性ホルモンに化学構造が似た大豆イソフラボン。大豆イソフラボンは3種類に大別でき、そのなかのダイゼインが腸内細菌で代謝されると、エクオールという成分に変化。これが女性ホルモンに似た働きをすると近年の研究で明らかになっています。

エクオールが大豆食品に由来するのであれば、大豆食品を意識的に摂ればいいのかと思いきや、そう簡単な話ではありません。エクオールを産生する腸内細菌を持つ人とそうでない人がいて日本人の約半分はその腸内細菌がありません。しかも働く女性に限定するとエクオール産生率は約4割まで低下します。

ではエクオールを産生するにはどうしたらいいのでしょうか?

エクオールを産生できない人の食生活は炭水化物や砂糖、お菓子などの糖依存傾向にあるよう。

糖質依存傾向に思い当たる節がある人は、エクオールが産生できる体質なのか、まずチェックするのも手。それを検査するキット「ソイチェック」もあります。

「ソイチェック」¥3,800/ヘルスケアシステムズ 問い合わせ=03-6809-2722 https://karadacheck.com/check-kit/soy-check/

 

検査キットが到着したら、オンラインのマイページから必要な情報を入力し、尿を送ると約1週間で結果が届く簡単なもの。

エクオールが産生しにくい体質であれば、積極的に大豆製品を積極的を食べましょう。加えて良好な腸内環境にするために緑黄色野菜やフルーツ、食物繊維が豊富な食材をしっかり食べることも重要。

エクオールが足りていると肩こりや首こりの軽減、糖尿病・動脈硬化のリスク低下、シワが薄くなるなどの効果・効能が報告されています。不調が取り除ければ、生産性も高まるはず!

もっと食生活を見直し、エクオール産生菌を維持しましょう!

津島千佳 Tica Tsushima

ライター

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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