「脚」 の骨を刺激すれば血液増で巡り倍増!
「女性は貧血や血流の悪い人が多いですが、いくらマッサージや運動をしても、体が冷えて新しい血液を生み出しにくくなっていると、効果は半減です」と教えてくださったのは、日本における骨気(コルギ)の第一人者、日本骨気協会会長の林 幸千代さん。
「血液をつくり出す場所である骨と骨髄内にまで刺激を与え、新たな血液を生み出すのが骨気です。血液量が十分になれば全身を巡って熱を運び体が温まります」
1日1分行えば、血巡りがアップして冷えも不調もスッキリ解消!
「“痛い”イメージもある骨気ですが、勢いでやるのはNG。骨の位置を感じながら、じっくり行いましょう」
冷え改善には、血液循環をよくすることが大事。さっそくトライ!
骨気3つのルール
1 オイルやクリームなどですべりをよくする
2 「痛きもちいい」と思える程度を、強さの目安に
3 「使う骨」と「当てる骨」を感じながら負荷をかけて
今回紹介する骨気で使うのは、手をグーにしたときの、親指以外の指の第2関節の骨。これでは当たりが強くて痛い場合は、第1関節と第2関節の間の面を使って行ってもOK。
脚から"造血"を促せる 骨気
足の甲
足先は心臓から遠く、血流が滞りやすい場所。まずは足の甲を刺激して、足先に血液をチャージ。足指の骨の位置を確認し、その間にグーの手の骨をあてがうイメージで行いましょう。
1 足指のつけ根あたりにグーの手を当てる
手をグーにして足指のつけ根あたりに置き、手の第2 関節を当てる。足の甲へ向けて、使う骨と当てる骨との負荷を感じながら、手を引くようにして押しすべらせる。
2 5本の足指に沿うようにまんべんなくさすり上げる
足の親指から小指側に向けて、5本の指それぞれの骨に沿うように、足首に当たるところまでさすり上げる。これを2 往復行う。左右両側の足を同様に。
くるぶし~ふくらはぎ
くるぶしからふくらはぎも、冷えでむくみやすい部分。骨に負荷をかけて刺激し、豊富な血液で満たしてポカポカに。手のひらや指を使うのではなく、手と脚の「骨同士」で押し合うイメージでやってみて。
1 くるぶしのすぐ下に手を当て前から後ろへ押し流す
内側・外側両方のくるぶしの下にグーの手の第2 関節を当てる。足先からかかとに向けて、前→後ろの一方方向に強く押し流す。8 回繰り返す。
2 ひざ下まで押し流して血液を心臓に戻す
手の第2 関節をアキレス腱に当て、ふくらはぎに沿って、ひざの真裏まで強く押し流す。奥にある骨に負荷をかけるイメージで、8 回繰り返す。①②を左右の脚同様に。
恥骨まわり
下腹部のいちばん下、少し出っ張った骨が恥骨。恥骨にアプローチすると、子宮や卵巣の血液量がアップし、おなかが内側から温かく。
グーの手を恥骨に当てグルグルと押し回す
両脚をやや開いて立つ。片手をグーにして、第2関節を恥骨に当てる。反対手を上からあてがい、恥骨に押し込むようにしながら、手を当てる位置をずらして半円を描くように往復させる。恥骨が痛む場合は、息を吐きながら行うとやわらぐのでおすすめ。
次回は筋肉が少なく冷えやすい「胸」を温める、「ホットおっぱい体操」をご紹介します。
イラストレーション/moko. 取材・原文/遊佐信子
詳しくは2017年8/7発売LEE9月号に掲載しています。 [最新号] 試し読み・定期購読はこちら
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