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津島千佳

子供をアレルギーから守るため、掃除法の見直しを

  • 津島千佳

2017.07.29

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年々増加しているアレルギー疾患患者

気管支喘息にアトピー性皮膚炎などの、アレルギー疾患患者は年々増加傾向。喘息なら2005年は日本人の約400万人が罹患していると推計されていたのが、2008年は約800万人に倍増しているそう(出典・平成23年リウマチ・アレルギー対策委員会報告書)。

アレルギー疾患の恐ろしいところはアナフィラキシーで亡くなることがあるだけでなく、発症すると一生アレルギーに付き合っていかなければならない可能性があること。乳児湿疹に始まり、成長とともにアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎と次々に発症していく「アレルギーマーチ」と呼ばれる状態になると、本人も親もひたすら辛い。

アレルギー物質は肌を通して入ってくる

アレルギー発症の大きなカギを握るのが肌。荒れてバリア機能が低下している肌を通してアレルゲン物質が侵入する、経皮感作により発症します。防ぐためには、乳児の早い段階からしっかりスキンケアを行い、アレルゲンの経皮感作を抑えることが大事です。

2歳になるうちの子供はアレルギー反応こそありませんが、新生児の頃、乳児湿疹になったことがありました。乳児湿疹はよくあると言われたので気にしていませんでしたが、今後何かしらのアレルギーを発症する可能性がなきにしもあらずということ。

私がアトピーだったので、子供にはあんな思いをさせたくない。

夏はチリダニの繁殖期

写真提供/ダスキン開発研究所

スキンケア以外の対策は、アレル物質の除去。特にアレルギー症状の原因と言われているチリダニのフン(ダニアレルゲン)を減らすことが大切。今は住環境の変化でチリダニが増えやすいうえ、夏はチリダニの繁殖期。大量のフンが排出するため、秋はダニアレルゲンが増加するそう。

そしてチリダニが好むのは寝具や衣類などの暗くて潜り込める場所、フケなどのエサが豊富にある環境。自宅を振り返ると、ファブリックのラグ、ソファ、ぬいぐるみ、寝具……結構ある! しかもホコリに含まれるチリダニのフンは床面から10〜20cmのあたりを浮遊しているそう。ちょうど横になっている時の顔の高さだし、ハイハイ期の赤ちゃんにいたっては常に顔の周囲にチリダニのフンが! 考えただけでも恐ろしい!



ホコリを除去するには掃除法の見直しを

写真提供/ダスキン開発研究所

ホコリに含まれるチリダニのフンは、きちんと掃除すれば除去は可能。毎日掃除をしている人も、いま一度その仕方を見直すことが大事です。

 1 ホコリは舞い上げない

起床時や帰宅時など、人が活動していなかった直後はホコリが舞い上がっていません。だからこの時間帯の掃除がベスト。モップをかけてから掃除機をかけるとホコリとゴミがしっかり取れて効果的。

 2 温度と湿度をコントロールする

室温20〜30℃、湿度60〜80%がチリダニが最も育ちやすい環境。気密性の高い現代の住居では知らないうちに湿度が上がっていることもあるので、チリダニを除去するには加湿よりも除湿が重要。

 3 寝室もしっかり掃除する

ダスキン開発研究所の調べによると喘息児のいる家庭の半数以上が毎日掃除をしているものの、寝室を毎日掃除している家庭は人目に触れないこともあり3割ほどに。寝室はホコリが出やすく、溜まりやすいので、こまめな掃除が必要。

とはいえ、ホコリが見えなければ、どう掃除していいのかわからないもの。そんな時はプロの手を借りるのもアリ。プロによるハウスクリーニングや家事代行サービスなどを提供しているダスキンでは、ホコリを除去するための様々な商品・サービスを展開しています。

掃除機をかける前に、フロアモップ「スタイルフロア ララ」で拭いておけば、目に見えないホコリも舞い上げずに掃除ができます。またふとん丸洗い宅配サービスも行っているので天日干しやドライクリーニングでは洗い落とせないチリダニの死骸やフンもすっきり。

大切な我が子をアレルギーから守るため、ホコリを除去する掃除の方法を見直しませんか?

ダスキンのサイトはこちら

http://www.duskin.co.jp/

津島千佳 Tica Tsushima

ライター

1981年香川県生まれ。主にファッションやライフスタイル、インタビュー分野で活動中。夫婦揃って8月1日生まれ。‘15年生まれの息子は空気を読まず8月2日に誕生。

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