FOOD

地元の無い男、武蔵小山名物を語る

  • LEE編集部

2016.09.05

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LEE10月号の続き。「LEE100人隊の地元の美味しいもの」という企画に乗っかり、リーメンズは地元の美味しいものを語ることに。ただ、「宮崎県」愛にあふれる男、ぷーすけの前に、ほかの3人は押されっぱなし。そんな中でメンバー唯一の独身、ヒラっちがポツリと漏らした一言、「地元がない」に対して、メンバーの反応は…。

ヒラっち:ほんと私、地元が無いんですよね。
T本先輩:分かるよ、俺もそう。
父さんK:だからその「地元ない」のってさぁ。
ヒラっち:ヴァガボンドですよね~。
T本先輩:そうなんだよねぇ。根無し草っていうか。
父さんK:いや、俺もそうだけどさ。最近、思い直したんだ。それって、たいがいが気取ってるだけなんじゃないかなって。「根無し草気取り」。
ぷーすけ:何か、やらしいですよ。自由な放浪者、その一方で「雨に濡れた子犬」みたいなの。
ヒラっち:で、浜松在住歴が15年くらいなんですけど。
T本先輩:え、じゃあ、そこ地元じゃないの? 立派な地元だよ。何だよ!
ヒラっち:でも、九州男児でもあり、ハマっ子でもあるというか。
ぷーすけ:住んだことあるとこ全部出てきますよ。そういうところ、調子いいですよね。
父さんK:でもさ実際、もう皆、東京での時間が長くなってるでしょ?
ヒラっち:東京のほうが長いといっても横浜と大学時代の埼玉含めてですね。
T本先輩:実家は?
ヒラっち:今、横浜です。
父さんK:と、ハマっ子を気取ってるけど、そこまで中心部でもない。
ヒラっち:鎌倉との間ですね。だから初詣は鶴岡八幡宮。なので、湘南方面にも。
父さんK:ついに湘南ボーイまで気取りだした。
ぷーすけ:拡大解釈にも、ほどがありますね。
ヒラっち:に比べると今の武蔵小山歴は2年なんで。コミュニティにまだ入り込めてない。
T本先輩:入り込めていない中で何か美味しいものネタあるの?
ヒラっち:焼き鳥が有名ですよ。鳥勇。
父さんK:駅前にあったやつだ。名物だったね。再開発で移転してんだよね。
ヒラっち:立ち飲みと焼き鳥が合体したヤツで。ミシュランのビブグルマンにも武蔵小山の焼き鳥屋が4軒選ばれてます。あと、最近行って驚いたのが、「テラハ過ぎる焼肉屋」と私が呼んでいるお店。Beef Factory73
ぷーすけ:テラハ過ぎる? メンバーが?
ヒラっち:スタッフも。何か、店内の鍵の置き場とかがあって、それがテラハっぽい。夜中までやってて、おしゃれというのもあるんですけど、店に居る人が軒並みかわいい。出演者がバイトしてそう。
父さんK:あくまで主観です。
ぷーすけ:テラハ、五反田にあるらしいから、近いですよね。
ヒラっち:まあ、結局普段行くのはそこじゃなく居酒屋で、こだわりは野菜のつまみと、熱燗は左手で飲む、なんですけど。
T本先輩:ハハハ。焼肉の話はどこ行った?
父さんK:え、しかも何で左手?
ヒラっち:お酒は左というのがあるんです。左党とか左利きって言い方しますよね。
ぷーすけ:左党というほど酒飲みではないでしょ?
父さんK:酒好きの意味なんだ。
ヒラっち:そのゆえんもよくて、ひとつは大工さんが槌とノミで作業する、ノミは左手でノミ手というらしく。それで。もうひとつの説が、武士が酒を飲んでるときもすぐ刀を抜けるよう、左手で飲んでた。
父さんK:なるほどね。
ヒラっち:ラストサムライを自負していますから。
T本先輩:うちらはサムライと違うんだ。
父さんK:先輩たちを軽くディスると。
ヒラっち:いや、代々、受け継がれて僕がラストってことです。
ぷーすけ:今度は後輩ディスった。若い世代にサムライなんかいないと。
ヒラっち:たまたまですよ、たまたま。というわけで私は左手で飲むと。
ぷーすけ:デートで披露したらひくエピソードですよね。
父さんK:「オッス、おらラストサムライ!」
ぷーすけ:ここで4割くらい引くのに、畳み掛ける様に「酒は左手で刀を~」。「この人、気持ち悪い、1軒めで帰るか」という流れが見えます。
T本先輩:じゃあ、うちらもそろそろ帰るか。
ヒラっち:ええっ、そうなの~!

武蔵小山の焼き鳥、鳥勇。「タレの2度づけはしないでね」(ヒラっち)

武蔵小山の焼き鳥、鳥勇。「タレの2度づけはしないでね」(ヒラっち)

《登場人物》
バナー左より、父さんK・ぷーすけ・T本先輩・ヒラっち。女性だらけのLEE編集部ライフに、時折、神保町の片隅でくだを巻く日々。

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