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【連載】

吉田恵里香【私が代わりに言っておくね】vol.5「棺桶に入れてほしいもの」

  • 吉田恵里香

2026.10.27

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吉田恵里香

私が代わりに言っておくね

Vol.5

「棺桶に入れてほしいもの」

「棺桶に入れてほしいもの」イラスト

このエッセイが読まれる頃には秋めいて過ごしやすくなっているのかしら? 執筆している今、私が暮らす地域では暑い日が続いています。皆さんの日々は少しでも快適でありますように。

ちょっとだけ仕事の話から始めさせてもらいますね。10月4日から放送中のテレビドラマ『もうパパ!』の脚本を執筆しました。動画配信を10年続けている父娘のお話です。主人公の紀子役を原菜乃華さん、紀子のパパ役を堤真一さんが最高に素敵に演じてくださっています。親離れ・子離れ、親子の境界線や自立、優しさのすれ違い、そして紀子の初恋とテンコ盛りな内容となっております。全8話なので観やすい作りになっているかと。

そのほかに10月23日から『劇場版 前橋ウィッチーズ 魔女見習いのエモエモリーズ』というアニメ映画が、11月27日には北村匠海さん、出口夏希さん主演の映画『君の話』が、年明け1月15日は劇場版「虎に翼」が公開になります。もしご興味があるものがあればぜひよろしくお願いします。以上怒涛の告知タイムでした。ここからが今回の本題でございます。

この夏は海辺のホテルに泊まりに行きました。

海には子どもと何度か行ったことがあったけれど、水着になって泳いだのは初めてでした。正直な話、海水浴に目を背けていたところがあるんですよね。海に向かう準備の面倒さ、帰り道に身体がベタベタジャリジャリするイヤァな感じを含めて、私的にはけっこうハードルが高かったんです。でも私が学生の頃とは違い、どの海水浴場もさまざまな設備が整っているんですね。

海に行くことを伝えると子どもは大喜びでした。早く海に行きたくてホテルに向かう道のりも常に早歩きで、日が暮れるまで海とプールを楽しそうに行き来していました。日焼け止めとラッシュガードで対策したつもりでしたが、気がつけば肌はこんがり小麦色。でも日に焼けたことが、どこかうれしそうで……苦手意識から特に調べもせずに勝手に海へのハードルを上げていた自分を反省したのでした。

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吉田恵里香 Erika Yoshida

脚本家、小説家

1987年、神奈川県生まれ。脚本家、小説家として数多くの作品を執筆。代表作に、ドラマ「虎に翼」『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』など。『恋せぬふたり』では第40回向田邦子賞を受賞。2027年、劇場版「虎に翼」が公開予定。5歳の息子さんの母でもある。

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