映画『キングダム 魂の決戦』は7月17日より全国ロードショー
【山﨑賢人さん】映画『キングダム 魂の決戦』「信としても山﨑としても最高のものにしたかった」
2026.07.16
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王騎将軍亡き後、信としても山﨑としても最高のものにしたかった
山﨑賢人さん

スケール的にもアクション的にも、日本もここまでできるのだと見る者を熱狂させ、その後の日本映画の活況を牽引してきた人気シリーズ『キングダム』が第5弾に突入。1作目より主役を務める山﨑賢人さんは、今や名実ともに日本を代表する実力派俳優に。にもかかわらず以前同様、フレッシュで飄々(ひょうひょう)と飾らぬ自然体が、相変わらずチャーミングです。
「これまで『キングダム』シリーズの象徴的存在でもあった、王騎将軍がもういない。当然、現場にも大沢たかおさんがいない。だからこそ今や千人将となった信も、そして自分自身も、成長した姿を見ていただけるよう気合い十分で現場に入りました。とにかく本作が描く『合従軍編』がおもしろいので最高のものにしたくて。以前なら“こんなのできるか!?”と思うようなシーンも、“このチームならできる”という自信や確信があるので撮影が楽しみでした」
名もなき歩兵だった信も、今は甲冑姿で馬に乗り、戦場に向かいます。
「今回は馬上アクションという新たな挑戦がありました。大勢が走り回る戦場で、馬に乗った者同士がギリギリですれ違いながら戦うシーンは、かなり怖かったです。馬なので予定にない動きもしますが、そういうときも手を止めることなく、どうにか対処して。そこから臨場感が生まれますし、それを生身でやったからこその、リアルで迫力ある映像になったと思います」
集合体がうごめく戦況の変化も見どころですが、山﨑さんは印象深い終盤の場面を挙げてくれました。
「秦に対する恨みや憎しみを募らせた敵国・趙の万極(山田裕貴)との闘いは、彼の負の感情すべてを真っ向から受け止めるぞ、という気持ちで臨みました。タイトルの『魂の決戦』が示すように、まさに魂が乗ったような乱闘の生々しい雰囲気が出ていると思います。ワンカットで押さえた長いシーンが一発で成功したときは、みんな“やったぞ~!!”という空気がばーっと広がりました」
信の成長を表す言葉にも、実感を伴った深い含蓄が感じられます。
「これまでは感情的に突撃してきたけれど、今は隊長として周りを見られるように――いうなれば点や単線で見てきたものを、全体図でとらえられるようになったのかな、と。だから万極に対しても、“一歩間違えば自分もそうなっていたかも”と共感できたり。本能型の部分も残しつつ、いろんな戦場を潜り抜けてきたからこその成長を感じました」
第1作から早7年。自身にはどんな変化を感じているのでしょうか。しかも『ゴールデンカムイ』シリーズというエンターテインメント超大作も、同時にこなしてきました。
「2つの超大作でアクションをやってきて、いろんな動きに対する適応スピードが上がった実感はあります。それは自分としてもうれしいし、現場もスムーズにいくし、いいことずくめ。自分の引き出しにちゃんとストックできているなと、この7年の積み重ねを確実に感じますね」
かつて「信の熱さが魅力」と語っていましたが、そこにも変化が?
「一概に“熱さ”と言ってもいろいろある。今は自分自身も視野が広がり、エネルギーを出すべきときがわかるようになり、その出し方も若干、調整できるようになりました。真っ赤に燃えていたものが青い炎に変わった感じ。……青い炎、いいなそれ(笑)」
PROFILE
やまざき・けんと●1994年9月7日生まれ、東京都出身。本シリーズ(’19年~)と並行し、『ゴールデンカムイ』シリーズ(’24年~)でも主役を担う。他の近作に配信ドラマ『今際の国のアリス』シリーズ(’20年~)など。映画『殺人の門』『腹をくくって』が’27年に公開予定。’28年には初の大河ドラマ『ジョン万』での主演も決定。
Instagram:kentooyamazaki
公式サイト:https://kento-yamazaki.com/
『キングダム 魂の決戦』

馬陽の戦いで秦が王騎将軍(大沢たかお)を失って3年。信(山﨑)は千人将に昇格していた。そんな中、趙の宰相・李牧(小栗旬)の策略で、秦以外の6国が手を結び“合従軍”として侵攻を謀る。秦の軍勢20万に対し、合従軍50万という絶体絶命の危機に瀕しながらも、麃公(豊川悦司)ら秦を代表する将軍が集結。函谷関の戦いへと突入していく。7月17日より全国ロードショー。
映画『キングダム 魂の決戦』公式サイト
Staff Credit
撮影/nae ヘア&メイク/永瀬多壱(VANITÉS) スタイリスト/伊藤省吾(sitor) 取材・文/折田千鶴子
こちらは2026年LEE8・9月合併号(7/7発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。
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