「部屋が散らかって見える」「収納に困っている」
居心地が良く、雰囲気のあるインテリアを叶えるにはどうすればいいの?
そのカギは、「素敵なリビング」を見れば分かるかも。
そこで第4回目は、数々のインテリアルポを行ってきた、編集ぷーすけも思わずときめいた4つの部屋をご紹介。
「このリビングは本当に美しかった!」
おしゃれで、しかもすっきりが続く、その秘密を再びチェック!
File 1
メインスペースは"くつろぐ、飾る"場所。隣のスペースを"しまう"場所に
OURHOME主宰、整理収納アドバイザー Emiさん

「リビングには作りつけの収納家具がないこともあり、"くつろぐ、飾る"場所と決めています。書類やお絵かきの道具など細かいものは、リビングとつながった隣の部屋に大きなスチールラックを置いて"情報ステーション"をつくり、そこにすべて収納しています」
普段過ごす空間と収納場所をしっかり分けることで、メインの生活空間はいつもすっきりキープできるという、お手本のような部屋。さすが今、人気No.1の整理収納アドバイザー! また、一般的な"リビング""収納"のイメージにとらわれず、ダイニングセットやテレビボード、収納家具などを置かないことでスペースを広々使えているのも目からウロコです。

書類や子供のものはすべてこの"情報ステーション"に。収納場所に名前をつけることで、子供が、ここに片付ければいい、と覚えやすくなるそうです。
File 2
同じものを複数並べることで整然とした空間に
エンジニア 水上あつしさん

インテリアSNS「RoomClip」で人気の水上さんの住まいは、リビングともう一部屋だけの間取りゆえに、多くのものがリビングにあるそう。なのにこの整然とした雰囲気。それは同じものを複数並べるようにしているから。ランプやボックスなど同じものが並ぶことで、見た目に統一感が生まれるんです。

極力オープン収納にして物を戻しやすくすることで、すっきりをキープできるという、工夫が詰まった部屋。収納をオープンにする分、出しておいても絵になるものを選ぶのが水上さんのこだわり。
File 3
散らかしてもいいけれどリセットすることを心がけて
ライター 一田憲子さん

純和風の空間に洋の家具がすっとなじんだ様子がとても素敵なリビング。さまざまな素敵な暮らしを取材している一田さんのルールは?
「リビングは暮らしの中心なので、いろいろなものが行き来します。散らかさないように、と思うと難しい。散らかってもいいから、リセットはちゃんとしようと心がけています」
毎朝、食卓の上は何もないように片付ける。こんな考え方や習慣が、すっきりリビングをつくっていました。
File 4
床には物を置かない。色数もできるだけ絞って
LEE100人隊No.092 さとさん

無駄なもののない空間に、大きな窓からの借景が美しく映えるさとさん宅。やはり物の量は意識してコントロールしているようで、床には物を置かないように、棚に飾る物も最低限に、それも余白を空けながらにしています。
これで見た目がすっきりするのはもちろん、掃除がしやすいというメリットも。色みも、できるだけ白と明るい木の色に揃えるようにしているそうで、「真っ黒なテレビは処分しました」という潔さ!
撮影/宮濱祐美子 取材・原文/福山雅美 田中のり子 本誌編集部
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