今回は、最近、急増しているとされる「子どもの近視」について。心配なことも多いけれど、正しく対応するには、まずは〝近視最前線〞を知ることから。最新の子どもメガネもチェックを!
裸眼視力1.0未満の子どもが過去最多に
「近視パンデミック」を知ってますか?

スマホやタブレットの長時間使用や外遊びが減り日光を浴びなくなったことが原因
低年齢での近視の発症は将来的に強度近視や目の疾患につながりやすいという見解も
「30-30-30ルール」など子どもの目を休めるルールを家庭で決めることが大事


教えてくれたのは…
西之原美樹先生
アイリスター麻布クリニック院長
通常の眼科診療のほか、視力回復のための角膜矯正治療「オルソケラトロジー」の専門医としても経験豊富。日本全国から、幼児やアスリート等、幅広く患者が訪れる。
2050年には世界の約半数が近視に悩まされるように
「近視パンデミック」とは、近視人口の爆発的な増加現象のこと。オーストラリアの研究所が発表したデータによると、ここ30年間で近視人口が激増し、2050年には世界の人口の約半分が近視になると予想されています。
その原因と考えられるのが、2020年からのコロナ禍。外出禁止期間を境にデジタルデバイスの使用が飛躍的に増え、近くを見る作業が多くなり、特に子どもの近視が急激に増加したことが指摘されています。屋外活動が減り、太陽光を浴びる時間が減ったのも、要因のひとつといわれています。
近視は7~10歳が最も進行が早いとされ、低年齢で発症すると眼精疲労が蓄積し、失明リスクのある強度近視になる可能性も。そこで習慣づけたいのが、「目を休める」こと。例えば、タブレットなどを見る場合は、30分に一度は手元から目を離し、遠くを30秒眺めて目のピント調節の筋肉をリラックスさせてあげるといいでしょう。全面的に断ち切るのは難しいと思うので、まずは上手な付き合い方を教えてあげることが肝心です。
子どもと過ごす毎日の中で、100人隊が気になっていることとは? 近視についての最新情報と、近視にさせないために今、親として知っておきたいことを教えていただきました!
近視が進まないように毎日の生活で気をつけるべきポイントはありますか?(LEE100人隊TB ミノリさん)
絶対NGなのは「暗い部屋で明るい画面を見ること」

「眼精疲労」は、近視進行の大きな要因。暗い場所でデジタル端末を見ようとすると、瞳孔が大きく開き、そこにまぶしい光が入って、目の疲れがひどくなってしまいます。スマホやゲーム類は、明るい場所で、画面の輝度を下げて使用することを心がけて。また、1日2時間、体に日光を浴びると、近視の発症リスクや進行の抑制になることがわかっているため、外遊びもおすすめ。
親の近視は子どもに遺伝しますか?(LEE100人隊No.059 サンさん)
親が強度近視の場合、子どもの近視リスクも高い傾向に

近視と遺伝の関係はわかっていないことが多く、はっきりとは断言できませんが、親子で骨格や体質が似ることが多いことから、親が強度近視の場合は、同様になりやすい傾向が。特に両親が強度近視の場合は、子どもが近視になるリスクは10倍以上といわれています。
近視改善の薬があると聞きましたが効果はありますか?(LEE100人隊No.048 さゆのさん)
眼軸長が伸びるのを抑える点眼液が近視抑制に有効とされています

目まわりの筋肉をゆるませ、眼球の奥行き(眼軸長)が伸びるのを抑制する点眼液が有効です。以前は主にシンガポールから輸入していましたが、昨年日本製の「リジュセア ミニ点眼液」が発売。近視がすでに始まっていれば、4歳から20歳頃までに使うとよいとされています。1日1回就寝前の使用で、1カ月分5000円ほどで購入可能です。
動画を子どもに見せるとき、スマホとテレビの大画面どちらで見せるべき?(LEE100人隊No.078 あずずさん)
なるべく遠くの大画面で、正面から見るようにしましょう

近くを見るより遠くを見るほうが目の負担が少ないため、離れて見られるテレビなどを利用すると◎。小さい画面を近くで見続けると、眼球が引っ張られ寄り目になってしまうことも。画面を正面から見るよう心がけて。
学校で見えないときだけメガネをかけているのですが、その使い方でよいのでしょうか?(LEE100人隊No.005 てこぽこさん)
目を疲れさせないよう、常に着用を。正しく見えることは脳の発達にも大事です

メガネは、基本的には常にかけているものとして度数調整されているはず。かけたり外したりすることで目に負荷をかけないよう、常時使用が望ましいです。また、半年に一度は、度数のチェックを。
●お問い合わせ=眼鏡市場
☎0120・818・828
https://www.meganeichiba.jp
Staff Credit
撮影/イラストレーション/水谷慶太 取材・文/栗田瑞穂
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