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次買うなら「エコカー」がいいって本当?

次買うなら「エコカー」がいいって本当?LEEクルマ女子部が、知らないことだらけの「エコカー」の疑問をプロに質問!

2026.01.07 更新日:2026.01.18

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\「LEEクルマ女子部」も気になってます/

経済的、災害時にも役立つ…EV&PHEVがますます進化中

次買うなら「エコカー」がいいって本当?

次買うなら「エコカー」がいいって本当?

ランニングコストを抑えられ、災害時には電源に。実はLEE世代にとってメリットがとても多いエコカーですが、今、乗り替えていいのか不安や疑問も。車のプロとLEEクルマ女子部で大いに考えてみました!

Index
  1. 次買うなら「エコカー」がいいって本当?
  2. 「LEEクルマ女子部」とは…
  3. 飯田哲也さん
  4. AIが台頭したここ数年で、エコカーも飛躍的に進化し、不便さはありません
    1. 車体の構造が違うために、小回りがきくのでEVは運転しやすいです
  5. プロ2人に教わる「エコカー」の素朴な疑問
  6. EVやPHEV、HEVなど種類が多くて、実はよくわかってないんです
    1. 外部充電が可能か、また燃料の違いで4つのタイプに分類
  7. 充電が途中で切れた場合はどうしたらいい?
    1. 1度の充電で700㎞走る車種も。残量の表示も明快
  8. そもそもEVやPHEVってどれだけ環境にいいの?
    1. 日本では3〜4割、CO2の削減につながります
  9. EVは、今後本当に日本でガソリン車よりも主流になるの?
    1. 便利さや快適性から見てもEV車は増えるはず
  10. 充電設備の取り付けにかかる工事費用や時間は?
    1. 工事費含め20万円前後、3〜4時間が目安
  11. 電気代が高くなっている今、結局コストがかかるのでは?
    1. 初期費用はかかるが、電気を自給する方法も
  12. 故障リスクはガソリン車と比べて高い? 低い?
    1. 故障のタイプは異なるけれど、リスクは同じ
  13. なによりも車体の価格が高い…購入時にお得になることは?
    1. 今は優遇される税金が多く、補助金制度も充実
  14. あわせて読みたい

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「LEEクルマ女子部」

「LEEクルマ女子部」とは…

車をこよなく愛する読者代表やLEEモデルが集まり、2023年に結成。ベストファミリーカー大賞を決めるなどの活動を継続中。新部員を加えてさらにパワーアップ!

部長 カーライフジャーナリスト
まるも亜希子さん

車の魅力を広く伝えながら、女性ドライバーの安全運転を応援するプロジェクトにも力を注ぐ。カーオブザイヤー選考委員。

LEE100人隊No.073
しえさん

夫と自分で各1台保有。買い物や娘さんの送迎で、毎日運転。車での待ち時間も好き。

モデル
今井りかさん

エコに関心が高く、テスラのモデルYが愛車。2人の娘さんの送迎や仕事の移動で運転。

LEEキャラクター
齋田 萌さん

幼い子ども3人との移動は荷物も多くなるため、収納力のある7人乗りミニバンを愛用。

LEE100人隊No.010
アイコさん

平日は息子さん2人の習い事の送迎などで運転。次の車検の時期が迫り、EVを検討中。

飯田哲也さん

環境エネルギー学の視点からもエコカーを解説

飯田哲也さん

NPO法人 環境エネルギー学者。環境エネルギー政策研究所 所長

北欧などでの研究活動を続け、自然エネルギー政策の第一人者に。先進的かつ現実的な政策を政府などに提言。

AIが台頭したここ数年で、エコカーも飛躍的に進化し、不便さはありません

環境エネルギー学者 飯田さん

\近所の送迎や買い物にEVは最適なんですね/

近所の送迎や買い物にEVは最適なんですね

まるも(敬称略) ここ1〜2年でようやく本命として推せるEVが増えてきたことを実感しています。

飯田(敬称略) AIの台頭で、EVの性能もぐっと上がったことが影響していると思います。でもまだ、国内の電気自動車の新車販売の割合は、プラグインハイブリッド(PHEV)を含めても3%程度。ノルウェーはすでに95%を超え、北欧全体でも60%以上。アメリカ・カリフォルニア州では約20%、中国では44%と、世界ではすでにEV化が進んでいるんです。

アイコ(敬称略) 日本はシェアが少ないですね。車検が近づいていて、夫婦の話題は次の車のことばかり。EVも視野に入れていますが、浸透していない理由は?

まるも インフラが整っていなかったのも原因のひとつ。でも国内に約2万7000あるガソリンスタンドの数を、すでにEV充電スポットが追い抜いたという情報も。

飯田 およそ100年前、T型フォードと呼ばれる自動車が誕生し、たった10年で馬車から車の時代に変わったんです。そして今、ガソリンやディーゼルの世界から電気自動車の世界へと移行しようとする転換期に。これが気候危機やエネルギー危機の有力な解決策のひとつになるといわれています。

今井(敬称略) 私たち、激動の時代を生きているんですね!

しえ(敬称略) うちはマンションの駐車場に充電スタンドがないんですが、大丈夫ですか?

まるも 商業施設やSAにある急速充電も進化していて、30分で約150㎞分充電できるところも増えています。先日発売した日産のリーフは1回の満充電で700㎞以上も走ります。買い出しや送迎に使う程度なら、充電設備が家になくても恐れることはないかと。

齋田(敬称略) それだけの距離を走れるなら、運転の途中で充電がなくなっちゃった、という心配もなさそうですね。

今井 初めてEVに買い替えたとき、私もそれが不安で。でもスマホで近くの充電スポットを探したり、充電の予約もできるので電欠の心配は今のところないですね。あと、わからないことには担当者の方がLINEで答えてくれて安心。

アイコ 運転に関して、ガソリン車との違いはありますが?

まるも 車体にエンジンルームがない分、タイヤの可動域が広がって取り回しがよく、タイヤ1つずつを電子制御しているので小回りがきき、車庫入れもしやすいです。

しえ 運転があまり上手ではないので、それは耳寄り情報ですね!

飯田 安全性の高さもいえると思います。電気自動車は、重たいバッテリーを床一面に敷き詰めていて、それが歯止めになって側面衝突に比較的強い。あとは、長時間エアコンをつけたままでも排ガスが出ないし音も静かなので、家族のお迎えの待ち時間などに車内で過ごしやすいですよ。外で運動しているお子さんの休憩スポットとしても役立つと思います。

齋田 生活スタイルが変わりそうですね。実際にガソリン代と電気代の違いはどうなんでしょうか。

まるも 1Lのガソリンで15㎞走るガソリン車と、1kWhで6㎞走るEVで比較してみましょう。仮にガソリンが1L165円、電気代が1kWh 31円として1万㎞走行した場合、ガソリン代は約11万円、電気代は5万1667円に。価格の変動があるので、あくまで目安ですが、EVのコストはおよそ半分。PHEVはガソリンが高騰しているときは電気をメインにするなど、いいとこ取りができるので、EVへの転換期を迎えている今の時代に合っていると思います。

飯田 家にV2Hという設備を取り付ければ、EVが蓄電池の代わりになるので、屋外で電化製品が使えますし、停電などの非常時には、必要な電気をまかなえます。

齋田 ますます乗ってみたくなりました。

車体の構造が違うために、小回りがきくのでEVは運転しやすいです

カーライフジャーナリスト まるもさん

\家族で相談して、EVを本気で検討します/

家族で相談して、EVを本気で検討します


まだまだ知らないことだらけ

プロ2人に教わる「エコカー」の素朴な疑問

1

EVやPHEV、HEVなど種類が多くて、実はよくわかってないんです

外部充電が可能か、また燃料の違いで4つのタイプに分類

燃料が電気のみか否か、電気がどのように取り入れられているかによって名称が異なります。同じ種類でもメーカーによって呼び方が異なる場合も。(まるもさん)

2

充電が途中で切れた場合はどうしたらいい?

1度の充電で700㎞走る車種も。残量の表示も明快

最近は1回の充電で700㎞走行が可能な車種が登場するなど、充電を気にせず走れる車種が増加中。また充電スポットも増えていて、位置もスマホですぐに確認できます。残量はディスプレイにわかりやすく表示されるので、電欠は事前に回避しやすい状況。もしもの場合はガソリン車同様に、ロードサービスに連絡を。(まるもさん)

3

そもそもEVやPHEVってどれだけ環境にいいの?

日本では3〜4割、CO2の削減につながります

走行中に排出ガスを出さないので、ガソリン車の走行に比べ、3〜4割のCO2の削減に。ただ、日本は発電の段階で排出ガスを出している点に課題が。自宅に太陽光パネルをつけて自給した電気でEVに充電すれば、さらに環境負荷の軽減になります。(飯田さん)

ガソリン車の走行に比べ、3〜4割のCO2の削減に

4

EVは、今後本当に日本でガソリン車よりも主流になるの?

便利さや快適性から見てもEV車は増えるはず

スマホで多くの操作が可能という利便性や静音性など、多くの面でEVはメリットが増えています。インフラも整備され始めているので、近い将来にEVのシェアが高まる可能性は高いと考えられます。(飯田さん)

EVは、今後本当に日本でガソリン車よりも主流になるの?
便利さや快適性から見てもEV車は増えるはず

5

充電設備の取り付けにかかる工事費用や時間は?

工事費含め20万円前後、3〜4時間が目安

3口コンセント200Vのコンセントを戸建ての壁に設置し、出力3.2kWの充電設備をつけた場合、工事費や充電ケーブル込みで、目安は20万円前後。充電の速度を高めると、費用は大幅にアップします。(まるもさん)

6

電気代が高くなっている今、結局コストがかかるのでは?

初期費用はかかるが、電気を自給する方法も

目安ですが1万㎞を走行したEVの電気代は、ガソリン車のガソリン代の約半分(詳しくは右本文内)。充電設備の設置に費用はかかりますが、EVを家庭用蓄電池として活用でき、家の電力をまかなうことも可能。ガソリン代も不安定な今、どこにコストをかけるのかを検討して。(飯田さん)

7

故障リスクはガソリン車と比べて高い? 低い?

故障のタイプは異なるけれど、リスクは同じ

ガソリン車はエンジン関連の部品にまつわるトラブルがある一方、EVはバッテリーや高電圧ケーブルなど、電子制御まわりのトラブルが。どちらもそれぞれにリスクはあります。(まるもさん)

8

なによりも車体の価格が高い…購入時にお得になることは?

今は優遇される税金が多く、補助金制度も充実

新車登録時と初回車検時に納める自動車重量税は免税、1年目の自動車税は75%減税など、税金はお得な面が多いです。また、国から出る補助金とは別に、都道府県や市町村から補助金が出るところも(※2025年11月現在)。(まるもさん)

今は優遇される税金が多く、補助金制度も充実

Staff Credit

撮影/メグミ ヘア&メイク/杉山えみ イラストレーション/ナカノエミ 取材・文/田中理恵
こちらは2026年LEE1・2月合併号(12/5発売)「次買うなら「エコカー」がいいって本当?」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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