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LEE DAYS club clara

〜五感を研ぎ澄まし心地よく暮らすvol.89〜

今年最後の女子会「ゴッホ展」と「スペシャル栗スイーツ@東京會舘」を堪能しました♡【LEE DAYS club clara】

  • LEE DAYS リーデイズ

2025.12.15

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師走を間近に控え、朝晩とぐっと冷え込むようになりましたね。それでも日中は穏やかな好天に恵まれる日もあり、あたたかな陽射しのぬくもりにホッと気持ちが和みます。

「ゴッホ展~家族がつないだ画家の夢」へ

先日、母と妹と一緒に上野にある東京都美術館で開催中の「ゴッホ展~家族がつないだ画家の夢」を観に行ってきました。

ゴッホ展家族がつないだ物語
東京都美術館での開催は12/21まで!

平日用の前売りチケットを予め購入していたのですがが、会期が進むにつれ平日でもかなり混雑するとの前情報もあり、早めに待合せをして上野公園内をちょっと散策しながら向かいました。

上野公園のイチョウの木
ちょうど公園内のあちこちで銀杏の紅葉が見ごろを迎え、すっきりと晴れ渡る冬空に鮮やかな黄金色の木々が映え、思わず見入ってしまうほど。本当にキレイでした。
上野公園
パンダベンチもパチリ(大昔ここで大失恋した、私にとってはほろ苦い思い出の場所です……涙)。

美術館賞は音声ガイド付きで楽しむ

美術館ではなるべく音声ガイドを付けるようにしています。自分では見落としがちな作品の細かなディテールや解釈など、展示だけでは知り得ない情報を得ることで、作品への視野がぐっと広がり、楽しむことができます。

今回も予めダウンロードタイプの音声ガイドを購入しておきました(ナビゲーターは松下洸平さんと中島亜梨沙さん)。ナレーションや音響の演出によって、より深く作品の世界観に入り込み、鑑賞できることができました。

展示を見終わった後も配信期間中は繰り返して聴くことが出来るのも嬉しいポイントです。

家族がいなければゴッホは歴史に埋もれていた可能性

今や世界中にファンをもつゴッホの作品ですが、生前に売れた絵はたった一枚だったというエピソードはあまりにも有名ですよね。画家としての知名度を上げ、不動の人気を築くまでの道のりは家族の存在なくしては成しえなかったことを、今回の展示を通して改めて知ることが出来ました。

ゴッホ展家族がつないだ物語

原田マハさんの作品『たゆたえども沈まず』でもゴッホと弟テオとの強い絆が印象的に描かれていますが、繊細な心の持ち主であるゴッホを支え続けたのが弟のテオでした。兄を支えるために画商として生活面も絵の画材も負担しながら、絶えず励まし続けたその深い愛情に改めて感銘を受けました。

たゆたえども沈まず
美術鑑賞後に改めて読み返していますが、テオの気持ちがぐっと胸に迫ってきます。

兄の画家としての成功を誰よりも信じ、応援してきたテオですが、ゴッホの死後間もなくして病死してしまったこともあり、その遺志を継いだのがゴッホの義妹となるヨーと後にゴッホ美術館への道を開いたその息子のフィンセントでした。

義妹ヨーはゴッホの絵のほぼ全てを引継ぎながら、絵の価値を信じ守り続け、膨大な量の作品を体系的に整理し、展覧会を積極的に企画、作品の美術的評価が高まってから少しずつ世に送り出したのです。やり手の凄腕プロデューサーであるヨーのおかげで今こうしてわたしたちはゴッホの作品を見ることができるのですね。



幅14m超のモニター!圧巻のイマーシブ空間

今回の目玉でもある巨大なイマーシブ空間も素晴らしかったです!ゴッホが描く作品は、原色の黄色・緑・青・オレンジといった強いカラーを短い線の連なりを繰り返し描くことで、全体的に調和するという技法を視覚的に体感することができました。色彩のもつダイナミックなエネルギーは鮮烈で力強く、生き生きとした情感にあふれていて、圧巻でした!

また3Dスキャンを行ってCGにした「ひまわり」も映像では、絵具を厚塗りする筆跡もしっかりと捉えることができ、新たな視点で絵を見ながら立体的に作品を感じることが出来ました。こちらは撮影可能でしたので、ぜひ動画で撮影されることをお勧めします!

美術展でお土産に購入したもの

お土産コーナーはかなり充実していて、ここも見事な混雑ぶりでした!

ポストカード数枚と、イマーシブ映像で印象的だった「アーモンドの木」が描かれた鮮やかな手拭いを購入(あずま袋に仕立てる予定です)。

ゴッホ展家族がつないだ物語
左上はオランダ「ファン・ゴッホ美術館」の限定コレクションの日本限定グッズ(ややこしい)。ゴッホの素描スケッチを基にした「SKETCH!」コレクションは愛らしい動物たちが描かれ、デザイン性の高いグッヅが揃っていました。わたしはマスキングテープを購入。

「島おでんMIKE 丸の内店」でほっこり、おでんランチ

美術展の後は丸の内に移動して、ランチを楽しみました。

ランチセレクトはたいていわたしに任されるのですが、今回は季節的にぴったりであろう、おでん専門店を予約しておきました。こちらは淡路島のおでん専門店の東京支店です。鱧(はも)出汁で炊いたおでんの美味しかったこと!(撮影許可いただいております)

島おでんMIKE
選べる3種のおでんの具は「淡路島牛すじ、島野菜の巾着、鶏と蓮根のつくね」をセレクトしました。普段自宅でも牛すじをおでんに入れますが、こんなに柔らかく煮えるなんて!と感激。

ランチは平日限定の「おばんざいとおでん」のコースにしました。

島おでんMIKE
選べるおでんの具の種類がとにかく豊富で迷いました!淡路産をはじめ瀬戸内の豊かな食材がふんだんに使われていました。

・本日のおばんざい (おからが美味しすぎました!きっとおからそのものからこだわっているのでしょうね)

・北坂たまごの茶わん蒸し

・鱧出汁おでん3種(好きなものを3つ選ぶスタイル)

・旬の炊き込みご飯、香物、汁物(お漬物までいちいち美味しい。ごぼうの食感を残しつつ、風味豊かに漬けられいて、これ販売してほしいです)。

・一口甘味(白ごま豆乳プリン)、ほうじ茶 クリーミーで優しい風味のプリン、これもボウルでいただきたいほど美味しかったです!

この季節限定『笠間産新栗のマロンシャンテリー』@東京會舘本館「ロッシ二テラス」

数日後にお誕生日を控えていた妹がモンブラン好きなので、お祝いを兼ね最後は東京會舘でスペシャルスイーツをいただくことに。いつものマロンシャンテリーも特別ですが、更にプレミアムな笠間産新栗を使ったマロンシャンテリー♡(ランチより高価でしたー)

あらかじめ予約段階でお誕生日祝いであることをお伝えしていたところ、お祝いメッセージを添えていただき、記念撮影もしてくださいました♡(撮影許可いただいております)

東京會舘の麻ロンシャンテリー
こちらは11月いっぱいの季節限定商品でした。シンプルながら、栗の甘みと生クリームの軽やかさが合わさった、上品でやさしい味わい。見た目が雪のように真っ白で、形も美しく、「ケーキ」というより“芸術”のようです♡

ポットサーヴされるたっぷりの紅茶を楽しみながら、おしゃべりに花を咲かせました。

東京會舘のマロンシャンテリー

丸の内イルミネーションも☆

お店を出るとちょうどイルミネーションが始まった時間でした。まだ人混みもそれほど賑わっていなかったので、光り輝くイルミネーションをゆっくり眺めながら帰路につきました。

丸の内イルミテーション

東京會舘ペストリーショップ「スイーツ&ギフト」のお土産

ベーカリーで人気のミニバゲットと、ガーリックトースト(これなかなか出会えないけどすごく美味しいんです)。

東京會舘のお土産

次の日もお休みだったので、午前中のテニスレッスンの後、少し遅めのランチに早速いただきました。パンは蒸篭で蒸し直して、ポタージュスープにガーリックトーストを添えて。

美味しいパンのあるランチ

白菜のポタージュ ガーリックトースト添え / ミニバゲット&カンパーニュ 無塩バター&手作り栗ジャム添え / キャロットラペ、サラダ、ソーセージ、果物

来年も親孝行できますように!

今年は母+妹との女子会であちこちお出かけを楽しみました。元気に日々忙しく過ごす両親の存在はありがたくもあり、これから歳を重ねる上での目標でもあります。好奇心旺盛な母は今度初めての第九合唱に参加するそうで、難しい歌詞をやっと丸暗記できたと今回嬉しそうに話していました。

次のお出かけも美術展。年明けから始まるモネ展のチケットを準備しました。両親が元気なうちに一緒に過ごす時間を大切にしたいと改めて感じています。

LEE DAYS club clala

clara

48歳 / 埼玉県 事務員

夫と2人の子ども、猫(♂)との暮らし。自分に必要なものをその時々で取捨選択し、日々心穏やかに過ごせるよう心がけています。ひと手間かかっても五感を満たしてくれるもの、丁寧に作られたものを好みます。

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LEEとともに歩んできて、子育てが一段落。自分に目を向ける余裕の出てきたLEEの姉世代の方に、日々の“ほんとうに好きなものと心ときめく時間”をお届けします。

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